藤浪晋太郎の制球難はイップスが原因?イップスって何?イチローもイップスだった?

9月10日追記:表中のデータを更新しました。

こんにちはnicoです。

阪神タイガースの藤浪晋太郎投手。

奪三振数も多く、阪神タイガースのエースになる日も近いと言われながらも、ここ数年は制球難に悩まされる面が、多く取りざたされています。

いったい藤浪晋太郎はどうしてしまったのでしょうか。

今回はこの辺りをチェックしてみたいと思います。

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制球難の原因はイップス?

阪神タイガースの藤浪晋太郎投手。

大阪桐蔭高校3年生の時に、エースとして史上7校目の春夏連覇を達成した栄光を携えて、2012年秋のドラフトで4球団競合の末に阪神タイガースに入団しました。

入団1年目の2013年から1軍のローテーション入りを果たし、近い将来の阪神タイガースのエース候補として期待を掛けられて来ました。

また、阪神タイガースという枠を超えて見ると、同学年で「北海道日本ハムファイターズ」に入団した大谷翔平投手と共に、多くの野球ファンに日本を代表する投手になるであろうと大きな期待を掛けられていました。

ところが、ここ数年は制球難に苦しむ状況が多く見受けられ、要所要所で打者にデッドボールを与えて、揉める場面をよく目にするようになりました。

一体どうしてしまったのでしょうか。

参考までにデビューした2013年からの与四球数与死球数を見てみたいと思います。

《》で囲まれた順位はその年のセ・リーグ ワースト順位

 対戦打者数与四球数与死球数
2013年56344
(打者12.8人に1個)
2
(打者281.5人に1個)
2014年70464《3位》
(打者11人に1個)
11《2位》
(打者64人に1個)
2015年84082《1位》
(打者10.2人に1個)
11《1位》
(打者76.3人に1個)
2016年73470《1位》
(打者10.4人に1個)
8《2位》
(打者91.7人に1個)
2017年27145《8位》
(打者6人に1個)
8《3位》
(打者33.8人に1個)

2017年は9月10日時点の記録

プロ1年目となる2013年は与四球も与死球もワースト10位外でソコソコでしたが、2年目となる2014年以降は、どちらもワースト上位を記録しています。

四球の多さもさる事ながら、デッドボールが増えてしまっているのが宜しくないですね。

因みに、今年2017年のデータを見ると、与四球・与死球共にワースト順位は下がっているように見えますが、1軍での投球イニング数や対戦打者数が他の投手に比べて少ないので、与四球率・与死球率と言う数字で見ると何れも上位となってしまっています。

2014年以降それぞれのシーズンで、藤浪晋太郎投手の与えたデッドボールは、話題性も含めて大きく取り上げられています。

2014年、大阪桐蔭高校の先輩、中日ドラゴンズの平田良介選手へのデッドボールでブチ切れ寸前。

2015年、広島カープの黒田博樹投手へ2球続けてあわやデッドボールで一触即発。

2017年、ヤクルトスワローズの畠山和洋選手へのデッドボールで乱闘騒ぎ。

勿論、藤浪晋太郎投手はワザとでは無いと思います。

となると、ここまで制球が荒れるようになってしまった要因は、何なのでしょうか。

その要因として俄かに取り沙汰されているのが「藤浪投手はイップスなのではないか?」という事です。

イップスって何?

では、その「イップス」とは何なのでしょうか。

イップス(Yips)は、精神的な原因などによりスポーツの動作に支障をきたし、自分の思い通りのプレーができなくなる運動障害のことである。 本来はゴルフの分野で用いられ始めた言葉だが、現在ではスポーツ全般で使われるようになっている。

出典:Wikipedia

上記のように、元々はゴルフの分野で用いられていた言葉です。

ゴルフの典型的なイップスの動画があります。

この動画の中のプレーヤーは、かつてNBLアメリカ・プロバスケットボールのスーパースター「マイケル・ジョーダン」と同時期に活躍した「チャールズ・バークレー」氏。

彼は元プロバスケットボール選手ですから、優れた運動神経の持ち主だと思われます。

素振りでは軽やかなスイングをしているのに、実際にボールを打つ時になると、身体が固まり、とてもギクシャクしたスイングになってしまっています。

頭では分かっていても、身体が言う事を聞かなくなってしまう、ここがイップスの根の深く怖い所です。

その後、他のスポーツでも、精神的な原因で本来の動きが出来なくなってしまう場合、イップスと言われるようになった様です。

そして藤浪晋太郎投手。

自分で意識しているのか、無意識なのかは分かりませんが、四球やデッドボールを与える度に、そしてデッドボールで場内が騒然となる度に、精神的なストレスが大きくのし掛かり、トラウマからイップスとなってコントロールが定まり難くなって来てしまったのではないかと言われています。

イチローもイップスだった

そんなイップスは、ヒョンなキッカケから、誰でも成ってしまう危険性がある様です。

現在もMLBアメリカ・メジャーリーグで活躍している言わずと知れたレジェンド「イチロー」選手も、かつてイップスだったと、2016年3月15日放送の「報道ステーション」で語っています。

イチロー:ピッチャーやるのもピッチャーだったら一番目立つ。でもプロ入ったらこっちのもん。みんな同じところからスタートなんで。ドラフトが1位だろうが10位だろうが関係ない。僕にとって。だからピッチャーを続けたかったというのはあったんですけど、途中、僕イップスになっちゃったんで。

稲葉:へぇー。いつ?

イチロー:高2の春です。

稲葉:あ、そう。そんなことあるんだ?誰も知らないんじゃないの?

イチロー:テレビでは言ったことないかな。イップスになっちゃって投げられなくなったんですよ。

稲葉:今多いのよ。

イチロー:えっ?今なんで多いんですか?それこそ上下関係が緩くなってきてて、そういうプレッシャーってないじゃないですか。僕らの時代はまだ1年生、僕らがゴミで、2年生が人間。3年生が神様っていう位置付けなので。ゴミが神様に投げるわけですから、それは大変なもん。それでイップスに。

稲葉:それ、どうやって克服したの?

イチロー:センスです。これは努力ではどうしようもない。センスです。

稲葉:センスね。

イチロー:一番の僕の野球人生のスランプでしたね。だって投げられない。一番自信があったものですからね。投げることって、その当時。それでもプロ入って治ったのは97年くらい。日本一になった時、僕まだイップスでしたから。

出典:news.livedoor.com

克服するには?

そんなイップスを克服するにはどうしたらいいのでしょうか。

イチロー選手はセンスで克服したと言っていましたが、中々簡単に出来る事ではなさそうです。

頭では分かっていても、原因は「潜在意識」と言われる無意識の部分に有ると言われているため、克服にはメンタルトレーナーなど専門家の助けが有効とされています。

中には、イップスで不調に陥ったポジションを諦め、コンバートによって克服した選手もいる様です。

今シーズンFAによって移籍し、現在は藤浪晋太郎投手とチームメイトとなっている「糸井嘉男」選手は、かつて投手としてドラフト指名され日本ハム・ファイターズに入団しました。

しかし、入団後にイップスに掛かってストライクが入らなくなって四球を連発する様になり、投手を諦めて外野手に転向した事で選手としての寿命を延ばす事に成功しました。

もし、藤浪晋太郎投手が囁かれている通りイップスに掛かってしまっているとしたら、どの様な形で克服して行く事になるのでしょうか。

まとめ

阪神タイガースの藤浪晋太郎投手の制球がここ数年乱れ、与四球や与死球が多く、一部でイップスに掛かっているのではと囁かれている。

かつてはイチロー選手もイップスに掛かっていたとの事。

イップスを克服するには、メンタルトレーナーなど専門家の助けが有効との事。

選手によってはポジション転向する事によって克服した例もある。

大谷翔平投手と並んで抜群な素質を持ち、阪神タイガースと言う人気球団に所属していることから人一倍注目され、精神的な重圧は並大抵ではないと思われます。

噂はただの噂で、イップスでは無い事を願いますが、もし現在の制球難がその兆候なのだとしたら、どう言った形にせよ克服してもらいたいものです。

藤浪晋太郎投手の復活に期待します。

と言う事で今回は、ここの所の制球難からイップスが囁かれている藤浪晋太郎投手についてチェックしてみました。

本日も最後まで読んでいただき有難うございました。

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コメント

  1. 阪神たろう より:

    入団当時は良かったのに当時の中西Pコーチが将来肩を壊す投げ方というので色々ホームを代えさせたのが原因と中西の責任と言われてコロコロホームを変えさせられれば藤波もやりにくかったと思います。見る事にピッチングホームが変わっていて違和感を感じていました。藤波をダメにしたのは中西前コーチですと言っても過言ではない、現に成績が落ちだしたからです。

    • nico より:

      阪神たろう様

      コメント有難うございます。

      巡り会うコーチとの相性と言うのも、選手生命にとって大きな比率を占めるものかもしれませんね。

      現ソフトバンクの佐藤義則ピッチングコーチなどは名コーチとして名高いですよね。

      教えすぎないのも良いコーチの条件なのかも知れませんね。

  2. 天川貴之 より:

    この前、半分、クラッシック、半分ポップ音楽にして心の調律って言ったけれど、クラッシックの中に、ハイドンを入れてみると、気分が少し変わるかもしれない。より光を強くしてゆく。ギター曲は自分の感性とメッセージにあったもの。潜在意識は自分で気が付かないところで、勝利するビジョンや成功するビジョンをもたらす。夢に見たことは、すべて、夢ノートの記録していってください。潜在意識のメッセージが多いからです。表面意識の明確なビジョンと願望は具体的に書いてゆくことです。実現してゆくものがほとんどです。あと、自力だけではなくて、西宮神社とか甲子園や鳴尾浜や明治神宮とか、はご神体です。聖地です。故郷です。

  3. 天川貴之 より:

    メンタルアドバイザーに、精神分析してもらったら、自分でもきずかなかった自己分析ができて、野球にも生かせるだろう。医学的ケアにもなるだろう。ユングとアメリカの成功哲学的自己分析ができる人を探したらどう。私もそのひとりだね。

  4. 天川貴之 より:

    藤浪晋太郎は阪神タイガースが似合う。スポーツ新聞が多くあって、ファンが多くいることは、プロ野球選手にとって、ありがたいことだ。それが年収となっているのである。それから、タレントアスリートの武井壮が述べていたけれど、まず、ありありとした明確な仰有りたいというイメージを描いて、それを体に表すそうである。技術の練習はその次である。プロアスリートの中には、技術職人のようになっている人も多いという。まず、イメージの力を実現してゆくことである、思いは実現するのである。この部分は一生どんな分野にも使える。ナポレオンヒルが述べていることである。全世界一億万部以上出ているらしい。私は、ハーバード大学で、英語の大きな本を買ってきて読んでいる。

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