こんにちはnicoです。
日本のロックバンド「サカナクション」の新曲、「新宝島」のミュージックビデオが、1980年代に高視聴率を記録していた、ドリフターズが出演する懐かしのお笑い番組「ドリフの大爆笑」や「8時だよ全員集合」を彷彿とさせる内容になっていて話題になっています。
今回は、そんなサカナクションの新宝島ミュージックビデオとドリフターズの番組との関連性についてチェックして見ました。
コンセプトはレトロ?
先ずはサカナクションのプロフィールを
バンド名:サカナクション(「サカナ」と「アクション」を組み合わせた造語)
デビュー:2005年
メンバー:山口一郎(ボーカル・ギター)、若寺基晴(ギター)、草刈愛美(ベース)、岡崎英美(キーボード)、江島啓一(ドラム)
出身地:北海道(草刈愛美のみ東京都)
「新宝島」はサカナクションにとって11枚目のシングルとなり、2015年9月30日にリリースされました。
さらに、この曲は映画「バクマン」の主題歌として起用されました。
そんな曲「新宝島」は、コンセプトが「レトロ」の様な気がします。
オープニングのキーボード?ギター?の音が、昔の「カセットテープ」が伸びてしまって、音程が不安定になっている感じを表現している感じがします。
そして、その「レトロ」繋がりで採用されたと思われる今回のミュージックビデオの設定が、80年代に人気絶頂番組だった、ザ・ドリフターズの「ドリフの大爆笑」のオープニング場面にソックリと話題をさらっています。
(GIfアニメが動かない時は画像をクリックしてみてください)
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この今回のミュージックビデオですが、よくよく観てみると、ドリフターズのもう一つの看板番組であった「8時だョ全員集合!」のオープニング場面の振り付けも一部に取り込まれていることがわかります。
(GIfアニメが動かない時は画像をクリックしてみてください)
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そこに更に、懐かしい髪型をしたスクールメイツの女子たちが、「ポンポン」を手に一心不乱にダンスを踊っているのも、懐かし心を刺激しますね(笑)
音楽はとにかく、映像はもう、すっかり80年代で、30〜40歳以上の人たちには懐かしい映像が繰り広げられ、思わず注目してしまう「上手い」作りとなっていますね。
ドリフターズとの関連性は?
では、今回のこの曲のコンセプトが「レトロ」だとして、ただそれだけで何故、ザ・ドリフターズをオマージュ(パクリ?)したのか?
「サカナクション」と「ザ・ドリフターズ」、この二つの共通点を探してみると・・・
それは「音楽バンドである」と言うことです。
ザ・ドリフターズは、今となっては、それこそ「ドリフの大爆笑」や「8時だよ全員集合」などの伝説の番組を作り上げた「コント」を得意とした「お笑いグループ」のイメージが強いですが、元々は全員がそれぞれ楽器を操って演奏する「音楽バンド」だったのです。
ザ・ドリフターズはその昔の当初、所属事務所であった渡辺プロダクションの先輩格であった「クレイジーキャッツ」の後を継ぐ形で、音楽バンドとして人気になって行きました。
1966年に伝説のバンド「ビートルズ」が来日し公演を行った際には、前座を務めた実績もあるほどです。
サカナクションは、そんなドリフターズを「お笑いグループ」としてだけで無く、「音楽バンド」としてリスペクトしての今回のオマージュ(パクリ?)だったのではないかと考えます。
でも、もう少し本音で言えば、「新宝島」の音楽としての評価に、更なるプラスアルファの話題性として、ドリフ調のパクリ映像で注目を集めようとしたんじゃないか?と言うイヤラシイ疑いは否めないですね。
だとしても、音楽的にもサカナクション独特のシンプルなリズムの中に在る、癖になるメロディと言う特徴は今回も生きていて、なかなか良い曲だと思います。
そんな前振りで解説したサカナクションの「新宝島」はこちらです
まとめ
新宝島のミュージックビデオは、ザ・ドリフターズの往年の番組をオマージュした懐かしの演出。
ザ・ドリフターズは実はビートルズの前座を務めたこともある、本格的な音楽バンドだった。
新宝島は結構良い曲である。
以上、僕nicoの偏見によって書いた「新宝島」評でした(笑)
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。