こんにちはnicoです。
プロ野球も完全にシーズンオフとなり、現在は来季に向けて各選手の契約更改の話題がマスコミを賑わせていますね。
今回はトリプルスリーを獲得した二人のうちの一人「山田哲人」選手の契約更改についてチェックしてみたいと思います。
柳田悠岐と比較される悲劇
以前に投稿した「心配」が現実になりそうな感じになってきました。
山田哲人選手の契約更改はまだ済んでいませんが、下交渉は行われているようですね。
注目の集まる選手ですから、球団も選手本人も、一発更改という形でお互い良好なイメージを世間に与えたいでしょうね。
ただ、下交渉後の山田選手が親しい関係者に「ショックです」と発言したと言われていますので、自分の頭の中の金額と、球団の示した金額では結構な開きが有ったのかもしれないですね。
山田選手自身は現在の年俸8000万円の3倍の2億4000万円辺りを想定していたとみられます。
しかし球団は2億円行くかどうか辺りの提示ではないか?と言われています。
「億」の金額の話になると感覚が少し麻痺するのか、4000万円前後の差がそこまで大きく感じられなくなりそうですけど、そんなことは無いですよね。
8000万円から2億円でも、相当な上がり幅が有りますから、それでも十分だと思うんですけどね。
ただ、山田哲人選手にとって不幸なのは「同時期」に「同程度の年俸」の柳田悠岐選手も「トリプルスリー」を取ってしまったことなんですよね。
柳田悠岐選手は「トリプルスリー」の他に「首位打者」のタイトルを取りました。
一方の山田哲人選手は「トリプルスリー」の他に「本塁打王」と「盗塁王」の二つのタイトルを取っていてます。
リーグは違いますが、タイトルの数から言ったら山田哲人選手の方が成績では上回っているんですよね。
更に「トリプルスリー」という言葉は、2015年の流行語大賞まで獲得するというオマケまでついて、二人とも完全に全国区の選手になって、球団の知名度向上にも貢献しています。
柳田悠岐選手の契約更改もまだ済んでいませんが、現在年俸9000万円の3倍の2億7000万円以上まで飛躍してしまうと、下手をすると今年1000万円の差だった年俸が「億」円近くまで開いてしまいます。
これでは折角大盤振る舞いしたヤクルト球団のイメージも逆に下がってしまいますし、大幅アップを獲得した山田哲人選手も、柳田悠岐選手と比べて敗北感を感じてしまい、どちらにとってもデメリットばかりですよね。
出来れば、柳田悠岐選手の契約更改を先に終えてもらって、それを参考に上手い着地点を探りたいのが本音ではないでしょうかね?
上がり過ぎはその先がキツイ?
ただ、今回の大幅な年俸上昇は、その先の契約更改に難しさをもたらしてしまいそうな気もしますね。
この先は、球団の資金力の影響が大きくなってきます。
ヤクルト・スワローズの現在の最高年俸は、は「ウラディミール・バレンティン」選手の3億円となっています。
そして過去の歴代最高となると、現在メジャーリーガーの「青木宣親」選手が、2011年にヤクルト在籍時の3億3000万円となっています。
今回、山田哲人選手が仮に2億円になったとすると、将来的にまたトリプルスリーを達成できるかは不透明ですが、極端な成績ダウンがない限り、球団として支払える限度額に数年で到達してしまいそうです。
ついつい比べてしまう「柳田悠岐」選手の所属球団であるソフトバンク・ホークスの過去の最高年俸は、「城島健司」選手と「松中信彦」選手に対しての5億円となっていています。
やはり所属球団の資金力の差と言うのが今後大きくモノを言いそうですね。
その先はトレードかメジャー移籍?
山田哲人選手の現在の1軍登録日数は「3年68日」となっていて、国内FA獲得まで「4年77日」となっており、早くても2020年のシーズン中となりそうです。
また、海外FAに至ってはプラス1年となって、2021年と成りそうです。
ポスティングシステムの利用は国内FAの前年の場合が多いですから、通常なら2019年オフ、山田選手が27歳の頃になりますね。
そうなると、2017年以降の3年間の年俸推移がどうなるかですね。
ポスティングを前倒しして、もっと早くメジャー移籍するか、国内で資金力ある球団にトレードで移籍するか。
活躍することで球団に居られなくなる可能性が大きくなってしまうのは皮肉なことです。
メジャー移籍にしても、先日のプレミア12に来日したメジャーのスカウト達からは、山田選手の成績の前提条件として、ヤクルト・スワローズのホームグラウンドである神宮球場の狭さが挙げられていました。
ホームラン数も含めて、グラウンドの狭さが山田選手の成績の価値を下げているような発言が有りましたし、相対的に同じトリプルスリーの柳田選手よりも評価が低く、ポスティングを利用してメジャー移籍するにしても、好条件が提示されるかは今後の成績次第に成りそうです。
何れにしても、来季以降の活躍によっては、ヤクルト・スワローズでは抱えきれない大きな選手になってしまいそうです。
まとめ
山田哲人選手の来季の年俸は、2億円前後になりそう。
場合によっては、同じトリプルスリーの柳田悠岐選手との年俸格差が大きくなりそう。
近い将来、球団として支払える限度額に到達するのは時間の問題?
その先は、他球団へのトレードかメジャーへ移籍?
好条件でのメジャー移籍には、更に評価をあげる必要性有り?
何はともあれ、12月8日に予定されている「山田哲人」選手の契約更改の結果が楽しみですね。
以上、近く契約更改に臨む、ヤクルト・スワローズの「山田哲人」選手についてチェックしてみました。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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