こんにちはnicoです。
先日まで熱い戦いが繰り広げられて盛り上がった「ラグビーワールドカップ2015」
日本代表の選手たちは、優勝候補だった南アフリカを破るなどして、世界を驚かせました。
その効果で今、日本国内でラグビー人気が急上昇し、それと共にラグビー日本代表の選手達もテレビインタビューなどで個性豊かな人が多い事がわかり、各選手の人気が高まっています。
今回はその中でも、小柄ながら実は凄い経歴を持っている、ラグビー日本代表のスクラムハーフ「田中史朗」選手をチェックしてみたいと思います。
日本人初のスーパーラグビー参戦選手!
先ずは田中史朗選手のプロフィールを
田中 史朗(たなか ふみあき)
生年月日:1985年1月3日(30歳)
出身地:京都府
身長・体重:166 cm・75 kg
愛称:ジャック、フーミン、フミ
大学:京都産業大学
ポジション:スクラムハーフ
クラブ / チーム:
伏見工業高校
京都産業大学
パナソニック(2007 – )
スーパーラグビー:
ハイランダーズ(2013 – )
今、巷でラグビー選手と言えば、あのキックの前の独特のルーティーンとクールなイケメンの、五郎丸歩選手が一番人気です。
五郎丸選手は今回、世界最高峰のラグビーリーグである「スーパーラグビー」の加盟チーム「レッズ」(オーストラリア)に入団する事が決まり、大変な話題になっていますよね。
ところが、そんな五郎丸選手よりも以前から、実力を世界に認められていたのが「田中史朗」選手なんです。
田中選手は、京都産業大学を卒業後に加入した「三洋電機ワイルドナイツ」(現パナソニック・ワイルドナイツ)でいきなりレギュラーとなってから、毎年目覚ましい活躍をしてきました。
2008年から日本代表にも選ばれていましたね。
そしてなんと、今回五郎丸選手の「レッズ」入団発表で話題の「ラグビー・スーパーリーグ」ですが
その加盟チームの一つである「ハイランダーズ」に、日本人として初めてのスーパーリーグ参戦選手として入団していたのです。
田中選手は、現在もハイランダーズに所属しています。
南半球のスーパーリーグと、北半球の日本国内トップリーグは開催時期が異なるため、両チームに所属しながらそれぞれの試合を重ねています。
そしてなんと今年2015年、スーパーリーグでも、所属するハイランダースが優勝し、日本人として初めてスーパーラグビーの栄冠も得てしまったのです!
五郎丸選手がこれから目指すラグビーの頂(いただき)を、もうすでに登ってしまっているのです!
小学生に間違えられた逸話
田中選手は、凄い実力なのに、小柄な体(でも筋肉の塊!)と、いつもニコニコな笑顔で、とても親しみやすい雰囲気が良いですよね。
田中選手には、そんな親しみやすさから生まれた逸話(エピソード)があります。
田中選手が23歳の頃、小学生と思われる男の子にいきなり
「自分、どこ小?」(おまえ、どこの小学校?)
とタメ口で話しかけられたそうです。
23歳の頃といえば、大学を卒業して社会人になった頃だと思われますが、身長も現在とほぼ一緒だったでしょうから、相手の男の子には、同学年のちょっと背のデカイ奴ぐらいに見えたんでしょうかね(笑)
奥様は元バドミントン選手
そんな小学生に間違えられた逸話もある田中選手ですが、私生活ではしっかりと生涯の伴侶を見つけられて、更に女のお子さんも儲けられています。
ご結婚された相手は智美さん(旧姓:作山智美さん)
奥様の智美さんは、田中選手と同じパナソニック所属のバドミントン選手でした。しかも同期入社!
とは言っても、バドミントン部の本拠地は大阪で、ラグビーの本拠地は群馬と、全く接点がなかったそうです。
その頃のパナソニック・バドミントン部には、当時大人気のペアのオグシオ(小椋久美子さんと潮田玲子さん)がいて、バドミントン部のオーナーがラグビー部にハッパをかける意味で「オグシオと合コンしたかったら優勝しな!」と話をしたら優勝してしまい、バドミントン部とラグビー部との合コンが実現し、そこから知り合い結婚に至ったとの事です。
人生の巡り会いって本当に「事実は小説よりも奇なり」ですよね!
奥様の智美さんは、それまでラグビーに興味すら無かったとの事ですので、まさかご自身がラグビー選手の奥様になるとも想像すらしていなかったでしょうね。
でも、田中選手にとっても、奥様が同じアスリート出身というメリットは、生活の色々な面でもとても大きなものになったでしょうね。
栄養学的な理解も深いでしょうし、そういった面でもとても心強いパートナーとなっていると思いますね。
試合前はいつも恐怖心を感じている
田中選手は、テレビ出演時に、他のラグビー日本代表選手と同じく「試合前は恐怖心を感じる」と答えていました。
(唯一、キャプテンのリーチ・マイケル選手は恐怖心を感じないと答えていました。この人は別格です!(笑) )
考えてみれば、ラグビーの試合って、サッカーや野球と比べて、体同士のコンタクトが激しいスポーツですし、対戦する相手は下手をすると2メートル超えの筋肉の塊の様な選手も居たりして、そんな人たちが思いきりタックルとかで突進してくる訳ですから、その恐怖心たるや言い方は悪いですけど「ゴリラの集団の檻の中に身を投じる」様なものですもんね。
そんな試合前の恐怖心から症状が出て来るのか、田中選手は毎試合前に吐き気が酷くなるそうです。
日本代表チームメイトの畠山健介選手によると、毎回試合前に「オエッ!オエッ!」っとやっていて耳障りだとボヤいていました。
五郎丸選手は「もう慣れたので気にならない」と話していました(笑)
田中選手にその事を聞いてみると「まあ、五郎丸選手のキックの時のルーティーンと同じ様なもんで、気持ちが落ち着くんです」と話していました。
五郎丸選手のルーティーンのポーズが今流行っていますけど、さすがに「オエッ!オエッ!」は流行らないでしょうかね(笑)
ラグビーへの熱い思いが半端ない!
「小さな巨人」とも言える田中選手は、ラグビーに対する思いが半端じゃ無いくらいに熱いです!
今回の「ラグビーワールドカップ2015」に出場する際には、奥様の智美さんに「今回、命がけで戦うから、もし死んだら次のいい人見つけてな」と話したそうです。
そんな思いを持って、日本の為、仲間の為、家族の為、自分の為に戦ってくれていたんですね。
まとめ
田中史朗選手は日本人初となるラグビースーパーリーグのプレーヤーです。
2015年はスーパーリーグで優勝して栄冠を得ました。
小柄で可愛い笑顔から、小学生に間違えられた事がある。
奥様は元バドミントン選手で、女のお子さんがいる。
試合前にはいつも、吐き気が止まらないくらい恐怖心を感じている。
ラグビーに対する熱い思いは半端じゃない!
以上、今回はラグビー日本代表の「小さな巨人」田中史朗選手についてチェックしてみました。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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