こんにちはnicoです。
2018年の第90回記念選抜高等学校野球大会、いわゆる「センバツ・春の選抜甲子園」が3月23日(金)〜4月4日(水)までの13日間の予定で開催されます。
今年はちょうど第90回の記念大会という事で、一般選考32校、21世紀枠3校、神宮大会枠1校の合計36校が出場して優勝を目指します。
これからほぼ毎日の様に、熱い試合が繰り広げられて行くと思われます。
楽しみですね。
そして、今回甲子園大会に出場する各校はどこの宿に宿泊するのでしょうか。
今回は2018年第90回選抜甲子園大会出場校の宿舎についてチェックしたいと思います。
この記事の目次
宿舎はほぼ毎年同じ
毎年この時期、全国の各県から甲子園大会出場を決めた代表校は、大会期間中の自校が勝ち進んでいる間、甲子園近辺の宿泊先に連泊して滞在します。
各高校は、1校あたり、ベンチ入り選手18名・監督1名・部長1名の合計20名が、滞在期間中、高野連からの宿泊費補助(1日あたり1人4000円)を交通費と共に受けて、滞在費用の足しにしています。
しかし各高校は、甲子園出場が決まってから独自に宿探しをしていては、場所柄や季節柄、到底人数分の宿を押さえることは難しいと思われます。
そこで、高野連側で毎年その期間の宿を複数押さえておき「出場の決まった学校にそれぞれの宿を割り当てる」と言う形をとっている様です。
その割り当て先の宿を見てみると、各県の割当先の宿舎は、ほぼ毎年同じの様です。
と言うことで、それぞれの出場校に割り当てられた宿泊先を見てみましょう。
第90回選抜甲子園大会出場校の宿舎
先ずは出場全36校の宿泊先を一覧表で見てみましょう。
都道府県 | 学校名 | 宿舎名 |
---|---|---|
北海道 | 駒大苫小牧 | グリーンリッチホテル大阪空港前 |
岩手 | 花巻東 | チサンホテル神戸 |
秋田 | 由利工業 | ホテルアゴーラ大阪守口 |
山形 | 日大山形 | 大阪キャッスルホテル |
福島 | 聖光学院 | HOTEL NCB |
茨城 | 明秀学園日立 | ホテルルートイン大阪本町 |
栃木 | 国学院栃木 | シティホテル青雲荘 |
千葉 | 中央学院 | 大阪キャッスルホテル |
東京 | 日大三 | 甲子園ホテル夕立荘 |
神奈川 | 慶應義塾 | ジーアールホテル江坂 |
神奈川 | 東海大相模 | 大阪ガーデンパレス |
富山 | 富山商業 | アパホテル大阪天満 |
石川 | 日本航空石川 | アパヴィラホテル淀屋橋 |
石川 | 星稜 | アパホテル大阪肥後橋駅前 |
静岡 | 静岡 | ハートンホテル北梅田 |
愛知 | 東邦 | ホテルクライトン新大阪 |
三重 | 三重 | 伊丹シティホテル |
滋賀 | 近江 | 伏尾温泉不死王閣 |
滋賀 | 彦根東 | アパヴィラホテル大阪谷町四丁目駅前 |
滋賀 | 膳所 | ホテル新大阪 |
京都 | 乙訓 | 伏尾温泉不死王閣 |
奈良 | 智弁学園 | ニューオーサカホテル |
和歌山 | 智弁和歌山 | 湯本花乃井スーパーホテル大阪天然温泉 |
大阪 | 大阪桐蔭 | ハートンホテル南船場 |
岡山 | おかやま山陽 | ニューオーサカホテル |
広島 | 瀬戸内 | マスミ荘 |
山口 | 下関国際 | ホテル中寿美花壇 |
香川 | 英明 | チサンホテル神戸 |
愛媛 | 松山聖陵 | ホテルサーブ神戸アスタ |
高知 | 高知 | 新大阪ホテル |
高知 | 明徳義塾 | サニーストンホテル |
福岡 | 東筑 | 寿楼 |
佐賀 | 伊万里 | 寿楼 |
長崎 | 創成館 | ホテルアゴーラリージェンシー堺 |
宮崎 | 延岡学園 | HOTEL NCB |
宮崎 | 富島 | やっこ旅館 |
各出場校の宿泊先一覧を見てみると、昨年までも見慣れたホテルと出場校の県の組み合わせが多く見られます。
ただ春の選抜高校野球は、夏の甲子園大会の様に全ての県から出場校が選ばれるのではなく、出場校の無い県もあれば、複数校が出場する県もあります。
ですので、夏の甲子園大会での宿舎の割り振りとは違う所も幾つか有る様です。
各出場校と宿泊先ホテルの詳細を見てみましょう。
北海道・東北地区の各校の宿舎詳細
《北海道》駒澤大学付属苫小牧高等学校
グリーンリッチホテル大阪空港前
池田市空港1-9-6
大浴場付きなので、練習や試合の疲れが取れやすそうですね。
《岩手》花巻東高等学校
チサンホテル神戸
神戸市中央区中町通2-3-1
香川の英明高等学校と同じ宿舎となっています。
《秋田》由利工業高等学校
ホテル・アゴーラ大阪守口
守口市河原町10-5
《山形》日本大学山形高等学校
大阪キャッスルホテル
大阪市中央区天満橋京町1-1
目の前に淀川の支流である大川を望む立地のホテルです。
千葉の中央学院高等学校と一緒の宿になります。
《福島》聖光学院高等学校
HOTEL NCB
大阪市北区中之島6-2-27
宮崎県の延岡学園高等学校と同じ宿舎の様です。
関東・東京地区の各校の宿舎詳細
《茨城》明秀学園日立高等学校
ホテルルートイン大阪本町
大阪市西区西本町2-6-6
こちらのホテルも大浴場が有る様です。疲れを取るには大きい湯舟に浸かるのが良いですよね。
《栃木》国学院栃木高等学校
シティホテル青雲荘
堺市堺区出島海岸通2-4-14
《千葉》中央学院高等学校
大阪キャッスルホテル
大阪市中央区天満橋京町1-1
山形の日本大学山形高等学校と同じ宿舎となります。
《東京》日本大学第三高等学校
甲子園ホテル夕立荘
西宮市甲子園七番町19-3
甲子園球場が直ぐ近くに見えていますね。これだけ近いと、歩いて移動も可能で便利だし、常に甲子園の歓声が聞こえて試合へのモチベーションも保ち易いですね。
規模的には小浴場という感じですが、綺麗に設備されています。ユニットバスよりは遥かにリラックス出来そうですね。
《神奈川》東海大学付属相模高等学校
大阪ガーデンパレス
大阪市淀川区西宮原1-3-35
《神奈川》慶應義塾高等学校
ジーアールホテル江坂
吹田市江坂町2-1-63
こちらのホテルは、昨年夏の甲子園大会では岐阜県の高校が宿舎として利用していましたが、今大会は岐阜県からの出場が無く、2校出場している神奈川県に割り当てられた様です。
こちらのホテルも立派な大浴場が設備されていますね。富士山溶岩による「バナジウムの湯」として遠赤外線効果があると謳われています。
北信越地区の各校の宿舎詳細
《石川》星稜高等学校
アパホテル<大阪肥後橋駅前>
大阪市西区土佐堀1-2-1
立派な大浴場ですね。リラックス度は高そうです。
《石川》日本航空高等学校石川
アパヴィラホテル<淀屋橋>
大阪市中央区伏見町3-1-9
こちらも同じくアパホテル系なので、大浴場はサウナまで付いて充実していて、リラックス度が高そうですね。
《富山》高岡商業高等学校
アパホテル<大阪天満>
大阪市北区同心2-16-15
こちらもアパホテル系なので、大浴場は充実していますね。
東海地区の各校の宿舎詳細
《静岡》藤枝明誠高等学校
ハートンホテル北梅田
大阪市北区豊崎3-12-10
《愛知》東邦高等学校
ホテルクライトン新大阪
大阪市淀川区西中島2-13-32
こちらのホテルも大浴場プラス露天風呂が設備されていますね。
《三重》三重高等学校
伊丹シティホテル
伊丹市中央6-2-33
近畿地区の各校の宿舎詳細
《大阪》大阪桐蔭高等学校
ハートンホテル南船場
大阪市中央区南船場2-12-22
《和歌山》智辯学園和歌山高等学校
湯元「花乃井」スーパーホテル大阪天然温泉
大阪市西区江戸堀3-6-35
地下1000メートルから湧き出る本格天然温泉が設備されている様です。
ここもリラックス度は高いですね。
《滋賀》近江高等学校
伏尾温泉不死王閣
池田市伏尾町128-1
京都府の乙訓高等学校と同じ宿舎になります。
甲子園球場からは約30キロ程離れた場所にある、川沿いの温泉宿の様です。
こちらのお風呂は本格的ですね。大浴場に露天風呂まであって、朝に晩に温泉三昧で、何かのんびりとしてしまいそうですね。
《滋賀》彦根東高等学校
アパヴィラホテル<大阪谷町四丁目駅前>
大阪市中央区農人橋1-1-27
今回は20世紀枠を含めて滋賀県から3校が出場しています。
こちらのホテルは、昨年の夏は長野県の代表校の宿舎となっていました。
アパホテル系は、大浴場が充実していますね。個人的な感想としては、アパホテル系に割り当てられたらラッキーですね。
《滋賀》膳所高等学校
ホテル新大阪
大阪市東淀川区東中島1-20-33
20世紀枠で出場となった滋賀県からの3校目となる膳所高等学校。
こちらのホテルは昨年夏は宮城県の代表校の宿舎となっていました。
《京都》乙訓高等学校
伏尾温泉不死王閣
池田市伏尾町128-1
滋賀県の近江高等学校と同じ宿舎になります。
近江高等学校のところに動画を掲載しましたが、本格的な温泉施設は日々のお風呂タイムが楽しみになるレベルですね。
《奈良》智辯学園高等学校
ニューオーサカホテル
大阪市淀川区西中島5-14-1
岡山県のおかやま山陽高等学校と同じ宿泊先になります。
中国地区の各校の宿舎詳細
《岡山》おかやま山陽高等学校
ニューオーサカホテル
大阪市淀川区西中島5-14-10
奈良県の智辯学園高等学校と同じ宿泊先になります。
おかやま山陽高等学校は、昨年夏の甲子園大会にも出場して同じ宿舎に滞在していました。
《山口》下関国際高等学校
ホテル中寿美花壇
西宮市新甲陽町5-2
ちょっと小ぶりのペンション風の宿でしょうか。選手達で貸切状態になりそうですね。
下関国際高等学校も、昨年夏の甲子園大会にも出場して同じ宿舎に滞在していましたので、慣れ親しんだ宿になっていそうですね。
《広島》瀬戸内高等学校
マスミ荘
池田市満寿美町2-28
四国地区の各校の宿舎詳細
《高知》明徳義塾高等学校
サニーストンホテル
吹田市広芝町10-3
明徳義塾高等学校も昨年夏の甲子園大会に続いての出場となり同じ宿舎になるので、ホテルの人達とも顔見知りになっていそうですね。
《高知》高知高等学校
新大阪ホテル
大阪市淀川区西中島2-11-21
高知県から2校目の出場校となる高知高等学校。
こちらのホテルは昨年夏の甲子園大会では、今回出場校の無い福井県の代表校の宿舎となっていました。
《香川》英明高等学校
チサンホテル神戸
神戸市中央区中町通2-3-1
岩手の花巻東高等学校と同じ宿舎の様ですね。
《愛媛》松山聖陵高等学校
ホテルサーブ神戸アスタ
神戸市長田区若松町5-1-1
九州地区の各校の宿舎詳細
《長崎》創成館高等学校
ホテル・アゴーラリージェンシー堺
堺市堺区戎島町4-45-1
《宮崎》延岡学園高等学校
HOTEL NCB
大阪市北区中之島6-2-27
福島県の聖光学院高等学校と同じ宿泊先になっています。
福島県と宮崎県は、いつもこちらが定宿になっています。
《宮崎》富島高等学校
やっこ旅館
西宮市甲子園七番町5-19
宮崎県から2校目の出場校となる富島高等学校の宿舎となるこちらは、昨年夏の甲子園大会では鹿児島県の代表校が宿泊していました。
こちらも甲子園球場から徒歩3分との事で、地理的に便利な場所ですね。
外観の規模から想像すると、多分代表校の選手達で貸切状態になるのではないでしょうか。
宿の方達とも親密度が上がり、くつろぎ感が高いかもしれませんね。
《福岡》東筑高等学校
寿楼
神戸市須磨区須磨寺町3-5-18
東筑高等学校も昨年夏の甲子園大会に引き続いての出場となり、宿舎も昨年と同じ宿になります。
こちらの寿楼は本館と別館の二棟がある様ですが、本館は他県の宿舎と比べて、若干クラシカルな感は否めません。
ただ、温泉施設は整っているので、滞在中のリラックス度は高いのかもしれませんね。
佐賀の伊万里高等学校と同じ宿舎となります。
《佐賀》伊万里高等学校
寿楼
神戸市須磨区須磨寺町3-5-18
21世紀枠での出場となる伊万里高等学校は、福岡の東筑高等学校と同じ宿舎となります。
宿の差は戦績に影響する?
こうして各県に割り当てられた宿を見てみると、利便性の高い街中の大規模なシティホテルから、のんびりと寛げそうな温泉宿、その学校だけで貸切になりそうなこじんまりとした宿など、様々なタイプの宿がありますね。
選手達によっては、食事の他にも布団やベッドの違い、枕の硬さ、ユニットバスと大浴場完備などの違い等が選手自身の好みと上手く合致すれば、試合へのモチベーションも高く維持できるでしょう。
ただ残念ながら、それらが好みと合わなかった場合は、大袈裟に言えば戦績にも多少なりとも影響がでる可能性も無いとは言えないかも知れません。
宿泊費やキャンセル料は?
ご覧の様に、高野連が押さえている宿の種類は様々ですね。
ただ、すべての宿に対して、高野連から期間中の宿泊費を1人辺り1泊2食付きで1万円、昼食代1000円以内に抑える様に協力を依頼されている様です。
1泊2食付きで1万円となれば、各宿とも、この時期の宿泊費の相場から比べると、ほぼ半額程度の低価格での提供となっている様です。
また、出場校によっては、野球部OBや、在阪の卒業生などから、宿泊先へ差入れの申し出もある様です。
しかし、高野連では「食中毒防止」「商材食材の宣伝利用防止」「華美な食材は好ましくない」「予算内でやり繰りしてくれている宿側に失礼」などの理由から、差入れを禁止している様です。
また、何処の学校が最後まで勝ち進んでいくかわからない為、すべての宿は大会期間終了まで約20日間、人数分の部屋を押さえてはいますが、もし早期に敗退してチェックアウトの時期が早まったとしても、残りの日数分に関してはキャンセル料を請求しない取り決めになっている様です。
昨今では、外国人観光客の増加などに伴い、宿の需要が高まっている様ですが、そんな中、採算度外視の協力体制を取ってくれている宿側には頭がさがる思いですね。
こう言った宿泊面の協力体制も、甲子園大会が成り立っている大きな要因の一つとなっているんですね。
琉球指笛(横)【竹笛】
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まとめ
甲子園大会に出場する高校の宿は、高野連が押さえている宿の中から、各県に割り当てられる様になっている。
宿の種類は、街中のシティホテルから、都会の喧騒から離れた温泉宿まで様々なタイプが用意されている。
県別に割り当てられる宿は、夏の甲子園大会では毎年ほぼ固定されているが、春の選抜大会では一つの県で複数校が出場する場合もあり、その場合は夏では他県の出場校を受け入れている宿が割り当てられ、選手の好みによってはモチベーションの高さにも影響しそうである。
やはり、滞在期間中を如何に快適に過ごせるかによって、疲労回復やリラックスの度合いも変わり、持てる力を如何なく発揮出来るかの要因にもなると思います。
宿側によっては、毎年宿泊する県が同じ事から、その県に対して特別な思い入れを持って応援してくれるところも有るでしょう。
ただ、たまには気分を変える意味でも、ローテーションで宿舎の割り当てを変更してみても良いのかも?と思いますが如何でしょうか。
何はともあれ、出場する選手の皆さんには、試合に向けて万全の体調で、悔いの無い試合をして貰いたいものです。
選手の皆さん、頑張ってくださいね。
という事で、今回は、甲子園大会に出場する各高校の宿泊先についてチェックしてみました。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。