4月29日、文章と表のデータを追記しました。
こんにちはnicoです。
NPB日本プロ野球開幕から早2週間あまり。
セ・リーグ、パ・リーグとも、日本全国各地で熱い戦いが繰り広げられています。
全ての試合ではありませんが、試合前に始球式が行われるのも恒例ですね。
そして、始球式で昨年あたりから人気を博しているのが「神スイング」「神ピッチング」で有名になった、タレントの「稲村亜美」さん。
そんな稲村亜美さんが、4月16日に「東北楽天ゴールデンイーグルス」の本拠地「Koboパーク宮城」に於いて、公式戦通算9球団目となる始球式を行いました。
今回は、稲村亜美さんにとって9球団目となった楽天の始球式と、それまでの他球団での始球式などについてチェックしてみたいと思います。
この記事の目次
12球団制覇へ着々と
プロ野球の試合前に行われる始球式で投げる人は、プロ野球OBであったり、著名人であったり、芸能人であったりと様々な人達が居ます。
そんな中、稲村亜美さんも芸能人枠で始球式を行なっていますが、彼女の投球は、他の女性芸能人達とはちょっと違います。
実は稲村亜美さんは、小学生の頃から本格的に野球をしており、中学生の時には硬式のシニアチームで男子に混ざって野球をしていました。
その頃の彼女のポジションは、ピッチャーとファーストだった事から、現在のピッチングも男性顔負けの投球を見せていると言う訳です。
彼女が公言している始球式の目標は、プロ野球公式戦の始球式で12球団を制覇する事。
そして最近はそれに加えて、球速110kmを記録する事も付け足されました。
楽天で9球団の始球式を制覇
4月16日の東北楽天ゴールデンイーグルスの始球式は、稲村亜美さんにとって9球団目の日本プロ野球公式戦の始球式となりました。
対戦相手は「北海道日本ハムファイターズ」の1番バッター「西川遥輝」選手。
稲村亜美さんは目標の110kmを目指して全力投球しましたが、アウトコース高めに外れたボールは、残念ながら100km台に届かず97kmでした。
12球団の始球式制覇に向けては着々と進んでいますが、球速に至っては若干伸び悩みの感じでしたね。
最初はヤクルトから
そんな稲村亜美さんが、日本プロ野球「公式戦」の始球式を初めて務めたのが「東京ヤクルトスワローズ」でした。
2015年9月15日の時のことです。
それまでに、既に社会人野球の始球式を務めていて、その見事なピッチングが話題となっていましたが、まだ現在の様に、投げればニュースになる程、注目される存在ではありませんでした。
そしてこの時、稲村亜美さんが着用していたヤクルトのユニフォームには、背番号「1」が記されていました。
この時は、それまでヤクルトで「1」を付けていた、現在MLBメジャーリーグの「ヒューストン・アストロズ」に所属している「青木宣親」選手のファンだとか言う理由で付けていたのかな?と思っていました。
ところが、稲村亜美さんはこの時から既に、公式戦始球式の12球団制覇を狙っていた様で、この「1」は公式戦始球式の1球団目を意味する「1」だった様です。
壮大な計画の始まりだったんですね。
そしてこの時の始球式のピッチングの球速は96kmでした。
2球団目は西武
ヤクルトの次に、稲村亜美さんを始球式に招いたのが「埼玉西武ライオンズ」でした。
日時は2016年4月5日、対「北海道日本ハムファイターズ」との1回戦。
これは、西武ライオンズの野球中継を行なっているラジオ「文化放送」の番組「関根勤のスポパラ」で、稲村亜美さんがアシスタントを務めている縁からの始球式の依頼でした。
この時に着用したライオンズのユニフォームは、公式戦の始球式2球団目という意味で背番号「2」が付けられていました。
そして、始球式のバッターボックスに立ったのが、対戦チームである日ハムの「陽岱鋼」選手でしたが、なんとその陽岱鋼選手、稲村亜美さんの投げたボールをなんと打ち返してしまいました。
まあ、軽く当てただけでしたので、弱いピッチャーゴロとなり、稲村亜美さんの後ろで控えていた、その日の西武の先発を務めた岸孝之投手が掴んで稲村亜美さんに手渡しました。
その日の解説をしていた兄やんこと松沼博久氏が「思わず打ちたくなる様なナイスボールだった」と語っていたのが印象的でした。
因みに、この時の球速は、ヤクルトの時より2kmアップして98kmでした。
3球団目はロッテ
次に稲村亜美さんが始球式を務めたのが、「千葉ロッテマリーンズ」
2016年4月24日の対「オリックス・バファローズ」戦での事でした。
この時に稲村亜美さんが着用していたマリーンズのユニフォームには、公式戦の始球式3球団目という意味で背番号「3」が付けられていました。
バッターボックスに立った、オリックスの「駿太」選手に向けて投げた一球は、なんと100kmを越えて103km!
インコース高めの良いボールでした。
4球団目は日本ハム
稲村亜美さん、公式戦の始球式4球団目は、「北海道日本ハム・ファイターズ」
2016年6月28日の、対「埼玉西武ライオンズ」戦の事でした。
この時に稲村亜美さんが着用していたファイターズのユニフォームには、公式戦の始球式4球団目という意味で背番号「4」が付けられていました。
この日の始球式は少し様子が変わっていて、ファイターズのマスコット「B・B」がバッターボックスに立ち、空振りをせずに真剣勝負をするとの事でした。
そして、いざ勝負が始まるかとなった時に、B・Bにまさかの代打。
登場したのは、かつてのファイターズの助っ人で、2004年パ・リーグのホームラン王「フェルナンド・セギノール」氏でした。
セギノール氏は2010年まで日本プロ野球でプレーをし、2011年にアメリカ独立リーグでのプレーを最後に現役を引退していましたが、それでも元ホームラン王。
稲村亜美さんは102kmのストレートを投げ、それをセギノール氏はセンター前に打ち返し、セギノール氏の勝ちとなりました。
こんな始球式も面白いですね。
5球団目はソフトバンク
稲村亜美さん、公式戦の始球式5球団目は「福岡ソフトバンク・ホークス」
2016年7月3日の、対「北海道日本ハムファイターズ」戦でした。
この時のバッターボックスには、なんと大谷翔平選手が立ちました。
そう、この日は大谷翔平選手の打順が1番になっていて、あの投手として史上初の先頭打者初球ホームランを放った日だったのです。
この時に稲村亜美さんが着用していたユニフォームですが、実はソフトバンクのユニフォームではありませんでした。
この日の試合は、稲村亜美さんがイメージキャラクターを務める、湖池屋の乳酸菌「LS-1」の提供試合となる「LS-1マッチアップデー」となっていた為、LS-1の特製ユニフォームを着用して、背番号はLS-1と言う製品名から「1」を付けていました。
しかしホークスからは、そのユニフォームとは別に、公式戦の始球式5球団目を意味する背番号「5」の付いたホークスのユニフォームも用意されて、プレゼントされた様です。
そしてこの日の球速ですが97kmでした。
本人曰く「大谷翔平選手が相手という事で、頭が真っ白になってしまい、力んでしまった」との事でした。
6球団目は中日
稲村亜美さん、公式戦の始球式6球団目は「中日ドラゴンズ」
2016年7月24日の、対「東京ヤクルトスワローズ」戦でした。
この日、稲村亜美さんが着用していたドラゴンズのユニフォームには、公式戦の始球式6球団目という意味で背番号「6」が付けられていました。
そしてこの日、ヤクルトの「大引啓次」選手に投げた一球は98kmでした。
ここまでのところ、6球団で投げて、100km超えは2回となっています。
7球団目はDeNA
稲村亜美さん、公式戦の始球式7球団目は「横浜DeNAベイスターズ」
2016年9月18日の、対「広島東洋カープ」戦でした。
この時も稲村亜美さんが着用していたユニフォームは、DeNAのユニフォームではありませんでした。
この日の試合は、焼肉チェーン店「牛角」の提供試合となる「牛角デー」となっていた為、牛角特製ユニフォームを着用して、背番号は牛角の焼肉と言うイメージから「29(肉)」を付けていました。
もちろん、球団からはそのユニフォームとは別に、公式戦の始球式7球団目を意味する背番号「7」の付いたDeNAのユニフォームも用意されてプレゼントされた模様です。
そしてこの日、広島の「田中広輔」選手に投げた球速は102kmでした。
6月以来の久しぶりの100km超えとなりました。
8球団目は阪神
稲村亜美さん、公式戦の始球式8球団目は「阪神タイガース」
今年2017年4月8日、対「読売ジャイアンツ」戦でした。
実は、この日の始球式は、2016年10月のMBSテレビの番組『ちちんぷいぷい』に稲村亜美さんがVTR出演した際「12球団の本拠地の全てで始球式をしたい」と発言た事に始まりました。
それをたまたまテレビで見ていた阪神タイガース・坂井信也オーナーの秘書から番組放送中にMBSへ連絡があり、この度の聖地・甲子園での始球式が実現したとの事です。
まさか、阪神のオーナー自らテレビを見て連絡を貰えるとは。
いつどこで誰が見ているか、分からないものですね。
そしてこの日、稲村亜美さんが着用していたタイガースのユニフォームには、もちろん公式戦の始球式8球団目という意味の背番号「8」が付けられていました。
当日のジャイアンツの先頭打者、「中井大介」選手に投げた一球は103kmを記録し、DeNAの時から2試合連続で100km超えを記録することができました。
しかし、目標とする110kmまであと7kmですが、この7kmが中々縮まらません。
球速って、そう簡単には上がらないものなんですね。
残りの球団は?
今回、9球団目の始球式として「東北楽天ゴールデンイーグルス」でピッチングを披露した稲村亜美さん。
12球団中9球団を制覇したと言うことは、残りの3球団はあと何処になるのかと言うと、「読売ジャイアンツ」「広島東洋カープ」「オリックス・バファローズ」になると思われます。
追記:稲村亜美さんは、4月28日に「オリックス・バファローズ」主催の試合で10球団目の始球式を行いました。
これで始球式を行なっていない残りの球団は「読売ジャイアンツ」「広島東洋カープ」の2球団となりました。
これだけ話題になっていれば、この3球団でも稲村亜美さんの始球式の話が上がっているのではないでしょうか。
もしそうでは無かったとしても、逆に稲村亜美さん側から始球式の話を持ち込んでいる可能性もありますよね。
話題性を引き延ばすために、残りの球団の始球式をシーズン後半に持って行くとか、最後の1球団は来シーズンに持ち越すとか、色々と考えられますね。
残りの球団側としても、ここまで来たら最後の1球団に残る事によって、チーム共々話題性を盛り上げたい思惑も生まれたりするのではないでしょうか。
もし、来シーズンまで持ち越す様なら、稲村亜美さんもオフシーズンに更にトレーニングを重ねて、12球団制覇の内に110km超えも狙いたいところですね。
この辺り、今後どうなって行くのでしょうかね。
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まとめ
稲村亜美さんが、4月16日に「東北楽天ゴールデンイーグルス」の本拠地「Koboパーク宮城」で、9球団となるプロ野球公式戦の始球式を行った。
球速は若干伸びを欠き97kmと、目標の110kmには遠く及ばなかった。
これまでの始球式球団と球速は以下の通りである。
球団名 | 日時 | 球速 |
---|---|---|
ヤクルト | 15年9月15日 | 96km |
西武 | 16年4月5日 | 98km |
ロッテ | 16年4月24日 | 103km |
日本ハム | 16年6月28日 | 102km |
ソフトバンク | 16年7月3日 | 97km |
中日 | 16年7月24日 | 98km |
DeNA | 16年9月18日 | 102km |
阪神 | 17年4月9日 | 103km |
楽天 | 17年4月16日 | 97km |
オリックス | 17年4月28日 | 92km |
12球団制覇まであと3球団。
あと2球団
是非達成して貰いたいですね。
と言う事で、今回は日本プロ野球12球団中、9球団の公式戦で始球式を果たしている「稲村亜美」さんについてチェックしました。
本日も最後まで読んで頂き有難うございました。