こんにちはnicoです。
マイアミ・マーリンズ2年目のシーズンを迎えるレジェンド「イチロー」選手。
イチロー選手の俊敏なプレーを足元から支えていたスパイクと言えば「アシックス」
毎年グラム単位の軽量化が話題となっていましたね。
しかし、マーリンズ移籍と同時に、そのイチロー選手の足元が一変しました。
大きく「B」をデザインに取り入れたスパイクが目につき出しました。
その名は「ビモロスパイク」
一体「ビモロスパイク」って何者でしょう?
今回は、イチロー選手が長年親しんだアシックスからワザワザ変更するほど惚れたとされる「ビモロスパイク」についてチェックしてみたいとおもいます。
https://naruheso-news.com/2022/04/24/post-5780/
イチローが全幅の信頼を寄せるトレーナー
ビモロスパイクを開発・販売するのは、鳥取県にあるスポーツジム「ワールドウイング」という会社です。
ワールドウイングとは、鳥取県にある、地方の単なるスポーツジムです。
しかし、唯のスポーツジムと言うだけではありません。
このジムこそ、これまたイチロー選手を通じて有名になった「初期負荷トレーニング」及び「初期負荷トレーニングマシーン」の開発で有名になり、一部では「神」と崇められているスポーツトレーナー「小山裕史」氏がプロデュースするジムなのであります。
そして、その小山氏が独自理論によって開発した靴商品シリーズが「ビモロシューズ」であり、その中の野球に特化した靴が「ビモロスパイク」という事になる訳です。
ビモロってどういう意味?
ビモロスパイクの「ビモロ」って、何げに発音し難い名前なんですけど、一体どう言う意味なんでしょう?
ビモロとは、小山裕史氏が提唱する「初期負荷理論」(”Begining Movement Lord” Theory)の頭文字を取って「BeMoLo」となっている様です。
このシューズの特徴は、世界各国で特許を出願している、靴底の三本のラインから構成される「ビモロバー」にある様です。
小山氏の理論によると、歩行やランニングによる足圧の移動は「踵から外側縁(小指・薬指側)に移動し、そして最後に拇指球から第一指(親指)へと移動して、地面から離れるのが理想」とされています。
ビモロシューズは、フラットなシューズ底に設けられた3本のフラットなバー「ビモロバー」により、それぞれが、足指、足の各関節の動きに反応する様に設計されています。
3本のバーは、踵から第4指(薬指)に向けて伸びる1本の長いバーと、その左右両端に配された2本の短いバーによって構成されています。
それらが、第4指(薬指)、第5指(小指)、第1指(親指)の動きに対応することで理想的な足圧の移動を誘導し、合理的な歩き方をガイドすると言われています。
スパイクの歯の数も特徴的
野球のスパイクと言えば、靴底に金属の歯が埋め込まれているのが特徴ですね。
そのスパイクの歯の数や配列も、メーカーや時代によって色々変わっている様です。
1995年からアシックスのサポートを受けていたイチロー選手は、毎年微妙に仕様を変えており、靴底の歯の数や配置もその年その年で変わって行きました。
そしてその変化は、その時代のスパイクの新しい定説を作り出していました。
試行錯誤の結果、アシックスとの契約最終年となる、2014年仕様のイチロー選手のスパイクは、靴底の歯は8本となっていました。
そして2015年から使用し始めた「ビモロスパイク」
その靴底の歯の数は何と「13本!」
歯の数も、ただ多けりゃ良いってもんじゃなくて「引っかかり易くなったりしないの?」って疑問も生まれます。
しかし、歯の配列を見るとこれも特徴的で、ワールドウイングの初期負荷理論による足圧の移動に沿った配列になっています。
これがイチロー選手の「衰えないフィールディング」の助けになっているのだとしたら・・・
まあこれ以上の推察は、理屈よりも、実際に履いてみてイチロー選手曰く「次元が違う」と言われる「違い」を「実感」してみたいところですね。
取扱店の少ない「ビモロシューズ」は、ネットショップを運営していて、こちらで購入可能の様です。
出来れば、イチロー選手が履いている様なカラフルなタイプも販売してもらいたいものです。