メモリアル・デー(戦没者追悼記念日)
次にやってくるスペシャルユニフォームの日が、5月最終月曜日に制定されている「メモリアルデー(戦没者追悼記念日)」になります。
メモリアル・デー(戦没者追悼記念日)とは、兵役中に亡くなったアメリカ合衆国の男女を追悼する日で、アメリカ合衆国の祝日となっており、今年は5月28日になります。
MLBでは、このスペシャルユニフォームに関しては「メモリアル・デー・ウィークエンド」と称して、5月26日〜5月28日の土・日・月曜日の3日間を、着用する日としています。
メモリアルデーのユニフォームと言えば、兵役をイメージさせる「カモフラージュ柄」を取り入れたデザインが知られていますが、昨シーズンからはカモフラージュ柄の面積が減って、帽子のバイザー部分にカモフラージュ柄が取り入れられているだけとなり、デザインのメインとしては「ミリタリーグリーン(深緑色)」をテーマカラーとしてデザインされた物になって来ました。
帽子はクラウンの部分がダークカラーのカモフラージュ柄となり、バイザー部分とチームロゴがミリタリーグリーンとなっています。
また帽子の横部分には、アメリカ軍の5つのブランチ「陸軍」「海軍」「空軍」「海兵隊」「沿岸警備隊」を意味する5つの星が刺繍されています。
この部分に関しては、カナダを本拠地としている「トロント・ブルージェイズ」のみは、カナダ軍の4つのブランチ「陸軍」「海軍」「空軍」「統合作戦軍」を意味する4つのメイプルリーフが刺繍されています。
ジャージに関しても昨シーズンと似た感じで、カモフラージュ柄は取り入れられずに、ミリタリーグリーンをテーマカラーとした物となっています。
ただ昨年と違って今年は自由度が高く、ここでも大谷翔平投手の所属する「ロサンゼルス・エンゼルス」は独自の赤色ベースのジャージにミリタリーグリーンのチーム名を配する、他とは違った配色となっており、その他「アリゾナ・ダイヤモンドバックス」と「カンザスシティ・ロイヤルズ」もチームカラーのブラックやブルーをベースとした配色としています。
この辺りも面白いですね。
ソックスはこちらも昨シーズンと似たカラーデザインとなっていますが、よく見ると更に細かい幾何学的なデザインが配されています。
兎に角派手ですね。
そしてこの週末のスペシャルユニフォームやグッズなどの売り上げ金は、アメリカ軍の退役軍人やその家族のサポートプログムへ寄付されています。
ファザーズ・デー(父の日)
次のスペシャルユニフォームデーは、6月第3日曜日に制定されている「ファザーズデー(父の日)」となります。
今年は6月17日になります。
父の日のスペシャルユニフォームは、母の日のテーマカラーがピンクだったのに対して、「パウダーブルー」と呼ばれる水色がテーマカラーとなっています。
基本的なデザインは、母の日のユニフォームに準じており、帽子のクラウン部分が霜降り柄の水色となっていて、バイザー部分がダークカラーとなっています。
そしてチームロゴも青系の配色となっています。
ただ、こちらも大谷翔平投手の所属する「ロサンゼルス・エンゼルス」だけは、赤色のバイザーとチームロゴとなっていて、異彩を放っています。
ジャージに関しても、母の日と同じく今シーズンはチームオリジナルのデザインのまま、左胸に父の日を意味する「ブルーリボン」のロゴマークが配されるだけとなっています。
ソックスも母の日と同じデザインで水色バージョンになっています。
この日のユニフォームやグッズなどの売上金は、母の日に寄付される先が女性特有の病気「乳がん基金」であるのに対して、男性特有の病気である「前立腺ガン基金」に寄付をされます。
インディペンデンス・デー(独立記念日)
そして次に来るスペシャルユニフォームデーが、7月4日の「アメリカ独立記念日(4th of July)」となります。
この日のスペシャルユニフォームは、7月2日〜7月4日の3日間に渡り、着用される予定となっています。
この日のユニフォームのテーマカラーは、アメリカ国旗である星条旗の色である「青・白・赤」の3色にプラスして星のデザインとなっています。
そして今シーズンの独立記念日の帽子は、青・白・赤に加えて金色が配色されており、とてもゴージャスな仕上がりとなっています。
帽子のベース色は「赤」と「黒」の2種類となっていて、そこに青・白・赤・金の4色でアメリカ国旗をデザインしたチームロゴが配されています。
また横部分には、それぞれ「アメリカン・リーグ」「ナショナル・リーグ」のロゴマークが配されています。
この日のスペシャルユニフォームに関しても、唯一のカナダチームである「トロント・ブルージェイズ」に関してはデザインの趣向が違っており、チームロゴ部分に金色のメイプルリーフが配されていて、カナダを強調しています。
またバイザーの裏には、アメリカ憲法の前文に書かれている「We The People(我ら人民)」という言葉が、アメリカ国旗柄と共に描かれています。
そしてここでもカナダを本拠地とする「トロント・ブルージェイズ」のみデザインが違っていて、バイザーの裏にはカナダ国旗の柄と共に「Canada(カナダ)」の文字が描かれています。
ジャージに関しては、昨シーズンと同じ様に、チーム名の部分に細かい星の柄が散りばめられていて、右肩にはアメリカ国旗が配されています。
ここでも唯一のカナダチームである「トロント・ブルージェイズ」に関してはデザインが変わり、チーム名部分に星の柄は使用されず、右肩のアメリカ国旗と共に、左肩にはカナダ国旗が配される仕様となっています。
ソックスはこれも昨シーズンと同じ様に、左右の色柄が違う仕様となっています。
相変わらずド派手なデザインですね。
そしてこの期間の限定ユニフォームやグッズなどの売り上げ金も、メモリアルデーの時と同じで、アメリカ軍の退役軍人やその家族のサポートプログムへ寄付される事になっています。
コメント
[…] 大谷翔平も着る!MLBメジャーリーグが2018年ホリデースペシャルユニフォーム発表! […]
どんなヴァージョンであっても、黄緑色のユニフォームを使う球団って無いですよね。何故なんだろう。日本では東京ヤクルトスワローズ(野球以外では湘南ベルマーレとか)が使っているのに、アメリカではMLBどころか、NBAでもNHLでも使わない。
NFLのシアトル・シーホークスが一番黄緑に近い色でしょうか?或いは「聖パトリックの日」仕様のユニフォーム??
NHLの各球団が白いリンクの上で白いユニフォームを着るから、「芝の上で目立たなくなるから」黄緑色は使わない……という理由では無いみたいだし。
色々な場所で書いているのですが、明確な答えを貰った事がありません。
常識的過ぎるので態々書くまでも無いような理由なんでしょうかね?全く見当がつかないのですが……