11月15日追記しました。
こんにちはnicoです。
今年も男子プロテニスツアーの締め括り「バークレイズ ATP ワールド ツアー ファイナルズ」の季節となりました。
今年2016年は、現地時間の11月13日から11月20日までの期間、昨年までと同じ、イギリス・ロンドンの「The O2(ザ・オーツー)」で開催されます。
ATPワールドツアーファイナルズは、1年の締めくくりとして、各選手が1シーズンに出場した試合の内、獲得ポイントの多い18大会分の合計ポイントで出されたランキングから、上位8名のみが出場出来る、まさに「選ばれし者たち」の大会となっています。
そんな大会に、日本の期待を一身に背負う「錦織圭」選手は、今シーズンのランキングを5位として、2014年、2015年に続き、3年連続で出場を果たした事は、とても素晴らしいことですね。
今回は、2016年の「バークレイズATPワールドツアーファイナルズ」大会についてチェックしてみたいと思います。
今年も相変わらず豪華な大会
男子プロテニスツアーの、1年のシーズンを締めくくる「ATPワールドツアーファイナルズ」。
男子プロテニスツアー選手の誰もが出場を目指すこの大会に、今年も錦織圭選手が3年連続で出場を果たしました。
選ばれし8選手だけの大会は、優勝賞金額こそグランドスラムこと、全豪オープン・全仏オープン・ウィンブルドン・全米オープンの4大大会に少し譲りますが、出場8選手への豪華なVIP待遇で有名です。
滞在先はロンドンのテムズ川のほとりに在る五ッ星ホテルの「マリオット・ロンドン・カウンティホール」。
鏡や髭剃り、タオルなど、滞在中の身の回りの備品は全て選手の名入り。
滞在ホテルから試合会場の「The O2」までは、テムズ川を専用の船で送迎。
試合会場の「The O2」には選手一人一人に専用ロッカーを提供。
期間中の移動用に、選手1人につき、それぞれ1台づつの運転手付き専用車(メルセデスベンツ)を提供。
大会期間中のセレモニー用として、オーダーメイド・スーツを仕立てて提供。
などなど。
グランドスラムの4大大会は、優勝賞金こそ今大会を上回りますが、128名もの選手が優勝を目指して参戦するのに対し、ATPワールドツアーファイナルズは、選ばれし僅か8名の選手の為だけの大会だからこそ、この様なVIP待遇が可能となっている訳ですね。
錦織圭が2014年に初出場を果たした際の感想として「まるで自分が大統領にでも成ったかの様な待遇」とまで言わしめたのも、わかる気がします。
錦織圭!今年のスーツは「ゼニア」
そんなVIP待遇の中の一つとして、大会セレモニー用に提供される「オーダーメイド仕立てのスーツ」についてチェックしてみたいと思います。
錦織圭選手は一昨年の2014年と昨年の2015年に出場した際、それぞれ「ジョルジオ・アルマーニ」でスーツを仕立ててもらいました。
2014年
Getting ready for the group shot at the Masters in London. Special thanks to @armani for the sharp suit! pic.twitter.com/VITehpBWcL
— Kei Nishikori (@keinishikori) 2014年11月7日
2015年
Hellllloooo London! Great @ATPWorldTour party tonight. And thank you @armani for helping me look good tonight:) pic.twitter.com/zZvEKSXPG7
— Kei Nishikori (@keinishikori) 2015年11月13日
しかし、3年連続出場となる今年、選んだスーツは通称ゼニアこと「エルメネジルド・ゼニア」でした。
出典:facebook.com
錦織圭選手、良いところ選びますね〜。
という事で今回、錦織圭選手がスーツを仕立てた「ゼニア」について少し調べてみましょう。
「ゼニア」は、昨年まで錦織圭選手がスーツを仕立てた「アルマーニ」などと並んで、イタリアを代表する世界的に有名なファッションブランドです。
国家元首をはじめ、世界中の実業家、芸術家、俳優、スポーツ選手がゼニアのスーツを愛用。現在、エルメネジルド・ゼニアは80を超える国と地域で555店舗を構えており、ゼニアブランドが世界を席巻しているのがわかります。
また一方、高品質の生地を製造する老舗のメーカーとしても知られています。
生地メーカーとしての「ゼニア」も品質に優れた生地を作る製造元として、世界中にその名を轟かせています。生地の供給先はアルマーニに始まり、トムフォード、キトン、エルメス、ヒューゴボス、ラルフローレン、ブリオーニなど世界に名だたるトップブランドばかり。高級紳士服のおよそ30%はゼニアの生地で作られていると言われ、ゼニア社が世界の繊維業界を牽引していると言っても過言ではありません。
出典:ゼニアとは|オーダースーツ ゼニアパートナー【オーダースーツのスプレーモ】
そんなゼニアのスーツ、やっぱり気になるのはお値段ですよね。
ゼニアのスーツと言っても、前述した様に「ゼニア直営店での仕立て」と「ゼニアの生地を使用して街の仕立て屋さんで仕立て」では、値段に雲泥の差がある様です。
「街の仕立て屋さんで仕立て」の場合は、うん万円からスーツを仕立てることができる様ですが、「ゼニア直営店での仕立て」となると、50万円以上はする様です。
なんでそんなに値段の差に開きがあるのか?と言えば、やはりそこには直営店ならではのファッションブランドとしての細部にわたるデザインのこだわから来るスタイリッシュさや、仕立ての内容の違いから来る着心地の良さの違いが有るんでしょうね。
いや〜しかし凄いですね。
私も1人の男としてそんなスーツを一着は所有してみたいものです。
因みに、錦織圭選手以外の他の7名の選手は今回どこでスーツを仕立てたんでしょうかね。
と言うのも、初めはてっきり全員がその年同じブランドでスーツを仕立てるものと思っていたのですが、昨年の大会に出場した「スタン・ワウリンカ」選手は、アルマーニのスーツをオーダーした錦織圭選手に対して、「バーバリー」のスーツをオーダーしていた様です。
Thanks @burberry , I’m ready for the draw ceremony ! 👔📸 pic.twitter.com/zF8QzozIVJ
— Stanislas Wawrinka (@stanwawrinka) 2015年11月12日
なるほど、言われてみればベスト付きの三つ組スーツを着ていて、イギリスのファッションブランドであるバーバリーらしい英国調なスタイルですね。
と言う事は、選手それぞれの好みで、好きなファッションブランドを選んでスーツをオーダー出来ると言う事なのでしょうかね。
この辺り、詳しく検証できる資料が見つかったら、またご報告したいと思います。
そんなゼニアのスーツを着た錦織圭選手をはじめ、全8選手がスーツ姿で大会のプロモーションビデオに出演しています。
今、海外で流行の「マネキン・チャレンジ」のビデオですね。
ビデオの中で、始めは登場人物がマネキンのように固まっていて、最後に全員が動き出して集まり、みんなでセルフィを笑顔で撮影しています。
仲が良さそうですね〜
選ばれし8名の選手同志という事で、連体感が生まれるんでしょうかね。
大会賞金額は昨年から更にアップ
さて「選ばれし8名の選手」の為の大会である「バークレイATPワールドツアーファイナルズ」ですが、賞金額は毎年アップしており、今年も昨年から比べて賞金額が更にアップしました。
今年の賞金額は以下の通りとなります。
ステージ | 賞金 | ポイント |
---|---|---|
全勝優勝 (①+(②×3)+③+④) | $2,391,000 (約2億5,350万円) | 1,500 |
④優勝 | $1,130,000 (約1億2,000万円) | 500 |
③準優勝 | $545,000 (約5,780万円) | 400 |
②ラウンドロビン 1勝につき | $179,000 (約1,900万円) | 200 |
①試合出場 | $179,000 (約1,900万円) | ー |
補欠選手 | $100,000 (約1,060万円) | ー |
※日本円は11月13日現在のレート「1ドル=約106円」で計算
大会の試合形式としては、8名の選手が4名づつA・B二つの予選グループに分かれ、ラウンドロビンと呼ばれる予選を、それぞれ総当たりで一人当たり3試合行います。
それぞれのグループの上位2名が決勝ラウンドに進み、Aの1位とBの2位、Bの1位とAの2位が準決勝を戦い、それぞれの勝者で決勝を戦います。
因みにA・B二つの予選グループには、毎年往年の名選手の名前が付けられており、今年は「ジョン・マッケンロー」グループと「イワン・レンドル」グループと名が付けられていて、錦織圭選手はアンディ・マレー選手、マリン・チリッチ選手、スタン・ワウリンカ選手と共に「ジョン・マッケンロー」グループとなっています。
錦織圭選手は、同じグループのこの3名と予選を戦う事になる訳です。
11月15日追記:日本時間の11月14日23:00から、錦織圭選手はスタン・ワウリンカ選手と初戦を戦い、見事ストレートで勝利しました。もう1勝すれば準決勝勝ち上がりが見えてきそうです。頑張って欲しいですね。
錦織圭選手はをはじめとして、各選手に想定される獲得賞金を確認してみましょう。
予選ラウンド0勝3敗の場合。
出場手当のみの約1900万円。
予選ラウンド1勝2敗の場合。
1勝分の約1900万円が加わって約3800万円。
予選ラウンド2勝1敗の場合。
2勝分の約3800万円が加わって約5700万円。
予選ラウンド3勝0敗の場合。
3勝分の約5700万円が加わって約7600万円。
決勝ラウンド進出も準決勝敗退の場合。
予選ラウンドで獲得した賞金額のままでプラス無し。
決勝進出の場合。
予選ラウンドの償金額にプラス約5780万円。
優勝の場合。
予選ラウンドの賞金額+決勝進出の約5780万円に、更にプラス約1億2000万円。
優勝した選手の償金総額は、予選ラウンドの勝敗数によって変わり、仮に予選も3勝0敗で決勝まで全勝優勝の場合、約2億5350万円となる様です。
に、におくごせんまん!
一週間の大会期間中に5勝すれば、この金額が手に出来るなんて、凄すぎます!
優勝賞金も凄いですが、勝ち負けにかかわらず、一週間の大会期間中に予選の3試合を戦うだけで最低1900万円からの賞金が貰えるなんて、ちょっと感覚が違いすぎますね〜。
|
まとめ
世界男子プロテニスツアーの一年の締め括りの大会となる「バークレイATPワールドツアーファイナルズ」に、日本の錦織圭選手が3年連続で今年も出場する。
僅か8名の「選ばれし者達」の大会に出場する選手達は、様々な面でVIP待遇を受けるとても豪華な大会である。
VIPな待遇の一つとして、各選手にセレモニー用のオーダースーツが提供されるが、今年の錦織圭選手は、過去2回のアルマーニから変えて「エルメネジルド・ゼニア」のスーツを選んだ。
スーツは各選手の好みによって好きなブランドを選べるらしい。
償金額は昨年から更にアップし、予選全敗でも最低1900万円、全勝優勝では最高2億5350万円となる。
この大会、3年連続出場となる錦織圭選手のおかげで、テレビ中継もされる様で、GAORAやNHK-BS1で視聴可能の様です。
注目の錦織圭選手は、日本時間の11月14日23:00から初戦が行われる様です。
先ずは1勝からですが、是非予選ラウンドを勝ち上がって決勝ラウンドに進出してもらいたいものですね。
錦織圭選手の活躍、期待したいですね。
と言う事で、今回は今年2016年の男子プロテニスツアーの締め括り「バークレイATPワールドツアーファイナルズ」についてチェックしてみました。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。