こんにちはnicoです。
浅田真央さんの競技復帰が話題になっている、今シーズンのフィギュアスケート界。
現在、グランプリシリーズが開幕し、それぞれの選手が、12月11日からバルセロナで開催されるグランプリファイナル出場をかけて、6週に渡って開かれるグランプリシリーズの各6大会で、華麗な演技を披露しながら熱い戦いを繰り広げていますね。
日本人選手としては、浅田真央選手を始め、ファイナル3連覇の期待がかかる羽生結弦選手、宇野昌磨選手、本郷理華選手ほか計14名の選手が、6大会の内で、一人につき最大2大会に出場してポイントを獲得し、ファイナル出場を目指します。
そんな中、浅田真央さんはグランプリシリーズ復帰初戦となる中国大会で見事優勝を飾りました!おめでとうございます!
これでファイナル出場に大きく近づきましたね!
※ファイナル出場の条件については、こちらに詳しく書かれていますのでご参照ください。
フィギュアスケートと言えば、スピンやステップなど様々なスケーティング技術が問われる競技ですが、その中でも最も華やかなのは、やはり回転ジャンプですよね。
よく「アクセル」とか「ルッツ」とかジャンプの名前を耳にしますが、一体どれだけのジャンプの種類があって、どう違うのでしょうか?
今回はジャンプも含めてフィギュアスケートの豆知識についてチェックして見たいと思います。
この記事の目次
フィギュアスケートのフィギュアってどういう意味?
そもそもフィギュアスケートの「フィギュア」ってどんな意味なんでしょうか?
よく「フィギュア」と聞いて想像するのが「人形」とか「人物の模型」とかを想像しますよね。
お人形さんの様にキレイな男性や女性がスケートするからフィギュアスケートって言うのかな?なんて想像したりもしましたが、それは間違いみたいです。
実は「フィギュア」=「図形」と言う意味から来ているそうです。
スケート靴を履いて氷上を滑ると、スケート靴のエッジで削られて、滑った跡が氷上に残るのです。
その跡が様々な図形に見える事から、「スケーティングで氷上にキレイな図形を描く」と言う意味で、
図形を描くスケート = フィギュアスケートと成ったみたいです。
ジャンプは全部で6種類
フィギュアスケートの華と言えば「ジャンプ」、正確には「回転ジャンプ」ですが、一体どんな種類があって、何が違うのでしょうか?
現在ジャンプは6種類あり、それぞれジャンプする際の体制や足の使い方などで分かれています。
6種類のジャンプは、難易度の違いから、与えられる得点も違っています。
難易度の低い順から6種類の名前をあげてみると
トウループ
サルコウ
ループ
フリップ
ルッツ
アクセル
の6種類となります。
因みに、6種類のジャンプの中で「サルコウ」「ルッツ」「アクセル」の3種類は、それぞれのジャンプを最初に跳んだ「ウルリッヒ・サルコウ選手」「アロイス・ルッツ選手」「アクセル・パウルゼン選手」の名前から命名されているとの事です。
そして、実際の競技中のジャンプの名称には、そこに回転数が加わります。
1回転 = シングル
2回転 = ダブル
3回転 = トリプル
4回転 = 4回転
これらの名称が加わって
2回転のループジャンプだったら「ダブルループ」
3回転のアクセルジャンプだったら「トリプルアクセル」
なんて感じで呼ばれる事になる訳ですね。
ただ何故か4回転だけはそのまま日本語で付け加えられているんですよね(笑)
4回転は「クアッド」とかで良いんじゃないか?と思うんですけど、もう習慣化しているみたいなので、このままずっと行きそうですね。
それぞれのジャンプの違い
ジャンプの違いの前に、先ずスケート靴の構造をチェックしてみましょう。
アイススケート用の靴には靴底に金属製のブレードが付いていて、そのブレードの左右(イン側とアウト側)の歯(エッジ)で氷を蹴って滑ります。
更に、フィギュアスケート用の靴の先端にはギザギザの部分(トゥ)が備え付けられています。
ジャンプの種類は、ジャンプをする時に
左右どちらの足で滑ってきて、どちらの足で踏み切ってジャンプするか
スケート靴のトゥとエッジのどちらを使って踏み切るか
エッジを使う場合、スケート靴のエッジのインとアウトどちらを使って踏み切るか
ジャンプする時の向きは前か後ろか
の4つの要素の組み合わせで分けられているのです。
表にまとめてみると以下の通りとなります。
名称 | 向き | 滑ってくる足 | 踏み切る足 |
---|---|---|---|
ループ | 後 | 右 | 右(エッジ) |
サルコウ | 後 | 左 | 左(エッジ) |
トウループ | 後 | 右 | 左(トゥ) |
フリップ | 後 | 左(イン側エッジ) | 右(トゥ) |
ルッツ | 後 | 左(アウト側エッジ) | 右(トゥ) |
アクセル | 前 | 左 | 左(エッジ) |
では、それぞれのジャンプを動画で詳しく見てみましょう。
(※利き足が右、回転方向が反時計回りでの解説になります。)
トウループ
右足で滑ってきて、左足のトゥで踏み切る
サルコウ
左足で滑ってきてそのまま左足のエッジで踏み切る
ループ
右足で滑ってきてそのまま右足のエッジで踏み切る
フリップ
左足のイン側エッジ(親指側)で滑ってきて右足のトゥで踏み切る
ルッツ
左足のアウト側エッジ(小指側)で滑ってきて右足のトゥで踏み切る
アクセル
左足で前向きに滑ってきてそのまま左足のエッジで踏み切る
それぞれスローモーションと足元のアップを見ると分かりやすいですね。
ただ、実際の演技の中でジャンプの種類を瞬時に見分けるのは、慣れて行かないとなかなか難しいですね。
アクセルジャンプは唯一前向きからジャンプに入るので一番わかりやすいですね。
残りの5種類はすべて後ろ向きからジャンプに入ります。
その中で分けるとしたら、左足で滑ってきてジャンプに入るのが「サルコウ」「フリップ」「ルッツ」、右足で滑ってきてジャンプに入るのが「ループ」「トウループ」の二つのループ。
と言う事で、先ずは
「 左 サルフル 右 ループ 」
って感じから覚えてみてはどうでしょうか?(笑)
左 サル(サルコウ)フ(フリップ)ル(ルッツ)右 ループ(ループとトウループの二つ)
ダジャレですみません m(_ _)m
まとめ
フィギュアスケートの「フィギュア」とは図形の意味である。
ジャンプの種類は6種類ある。
サルコウ・ルッツ・アクセルの3種類は、最初に跳んだ選手の名前から付けられている。
ジャンプの種類は4つの要素の違いから分けられている。
如何でしたでしょうか?
今回の豆知識が、今後のフィギュアスケート観戦のお役に立てたら光栄です。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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