こんにちはnicoです。
2017年シーズン終了後にシカゴ・カブスからFA(フリーエージェント)となり、新しい移籍先を探していた上原浩治投手。
メジャーリーグの歴史的なFA市場の停滞によって、多くのFA選手が未だに新しい移籍先が決ままらず、上原浩治投手もその中の1人としてメジャーチームからの声が掛かっていない状況のようです。
そんな上原浩治投手は、今シーズンのメジャーリーグでのプレーを諦めて、日本プロ野球に復帰する事を決断した様です。
上原投手が日本プロ野球界に復帰するとなった場合、どこの球団に行くのか、アメリカに住んでいる家族はどうするのか、メジャー生活で将来的に貰える年金は幾ら位になるのか、チェックしたいと思います。
読売ジャイアンツ(巨人軍)が有力?
上原浩治投手が10年目となるメジャーリーグでの選手生活を諦めて、日本プロ野球界に復帰する事を表明した様です。
22歳で読売ジャイアンツに入団して10年間プレーし、FAの権利を獲得した上でアメリカ・メジャーリーグの「ボルチモア・オリオールズ」に移籍しました。
その後、テキサス・レンジャーズ、ボストン・レッドソックス、シカゴ・カブスとチームを渡り歩いて、9年間のメジャーリーガー生活を送ってきました。
レッドソックス時代、クローザーとしての登場シーンがメチャカッコ良かったです!
上原浩治投手は昨年末から「もう1年メジャーでプレーをして、日本で10年、メジャーで10年で区切りよく引退したい」と明言していました。
そしてシーズンオフの期間中、日本でトレーニングを重ねて代理人からの契約話を待っていました。
しかし、今オフのメジャーリーグのFA市場が歴史的な停滞を見せ、今回のFAの目玉とされていたダルビッシュ有投手ですら、キャンプ直前の2月10日にようやく新しい契約が結ばれる状況で、42歳と年齢的に不利な上原浩治投手には好条件の契約話は来ていかった様です。
上原浩治投手には以前から日本のプロ野球チームからオファーを受けていた様で、ここに来て「自分を必要と言ってるれるチームでプレーしたい」と、メジャーでプレーする事のこだわりを捨てて、日本プロ野球界復帰を決めた模様です。
そうなると、果たしてどこの球団に行くのか気になるところですが、42歳と同い年の高橋由伸監督や、投手コーチ時代から信頼していた鹿取義隆ゼネラルマネージャーが居る、古巣の巨人軍こと読売ジャイアンツが、やはり濃厚だと思われます。
読売ジャイアンツの石井一夫球団社長も、上原浩治投手にラブコールを送っている様ですし、間違いないでしょう。
家族はどこに住む?
上原浩治投手が日本プロ野球界に復帰となると、アメリカに住んでいる家族はどうするのでしょうか。
上原浩治投手は、1歳年上の奥様の美穂さんと、今年12歳になる一人息子の一真(かずま)君の3人家族で、現在はアメリカのメリーランド州ボルチモアの郊外に在る一軒家に住んでいます。
この家は、2009年に上原浩治投手がメジャーリーグに挑戦した時に、最初に所属したチーム「ボルチモア・オリオールズ」の本拠地の近くの物件を探して購入したもので、それからは上原浩治投手がチームを移っても変わらずに住み続けている様です。
ボルチモア・オリオールズから移籍したテキサス・レンジャーズ以降、所属したチームはそれぞれ家からかなり遠くになってしまいましたが、上原浩治投手は単身赴任という形を取って、家族はボルチモアの家に住み続けました。
これはやはり奥様と息子さんの、ご近所付き合いを優先したものだと思われます。
3歳でアメリカに渡った息子の一真君は、ボルチモアの学校に通っているでしょうから、周りに多くの友達がいると思われます。
上原浩治投手は、チーム移籍に伴う親の事情で、そう言った友達と別れさせる事は忍びないと考えて単身赴任を選んだと思われ、この方針は少なくとも一真君が大学に入学する頃位までは続けるのではないでしょうか。
そうだとすると、今シーズン上原浩治投手が日本プロ野球界に復帰したとしても、家族はボルチモアの家に留まり、上原浩治投手1人だけ単身赴任の形で日本に住む事になるのではないかと思われます。
ちょうど今シーズンから中日ドラゴンズに移籍した松坂大輔投手や、2016年で引退した広島カープの黒田博樹氏と同じ生活パターンになるのではないでしょうかね。
現在42歳の上原浩治投手は、ジャイアンツに復帰するとしても、多分1年契約、長くても2年契約だと思われ、その契約期間の満了時点で現役を引退するでしょう。
その間のシーズン中は、家族の側が学校の休みなどを利用して日本の上原浩治投手に会いに来るパターンになるのではないでしょうか。
引退後はどうする?
上原浩治投手が今シーズン読売ジャイアンツに復帰して、1年又は2年の現役生活を終えて引退となった場合、その後はどうするのでしょうか。
コーチなどの役でジャイアンツに残り、高橋由伸監督をサポートして行くのか、解説者としてテレビなどの仕事をして行くのか、それともアメリカに帰ってのんびり過ごす生活を送るのか。
どの道を選ぶにしても、これまでの収入の蓄えと、9年間のメジャー生活で将来保障される年金によって悠々自適の生活を送れる事は確かでしょう。
メジャーの年金はいくら貰える?
アメリカ・メジャーリーグは引退後の生活保障という意味合いから、年金システムがとてもしっかりしています。
選手自身が年金の掛け金を負担する事なく、将来メジャーの在籍期間に応じて年金が支給されます。
年金支給の対象者となるためには、メジャーのアクティブ・ロースター(ベンチ入り)に、通算で43日以上登録されている事が条件で、登録日数172日=1年の在籍と計算して10年の在籍期間で満額の年金が生涯支給されます。
年金支給額は、アクティブ・ロースター登録期間が10年以上の選手は、満額で年間21万ドル(1ドル106円で約2226万円)が62歳から生涯支給される事になっています。
メジャー在籍期間がちょうど9年となっている上原浩治投手は、21万ドルの90%となる年間18万9000ドル(1ドル106円で約2000万円)を、62歳から生涯受け取る事ができる様です。
年金は給付開始時期を早める事もできますが、その場合は下記の表の通り、年間の支給額がかなり減額されてしまう様です。
また、引退時の通算のアクティブ・ロースター登録期間が43日に満たない、1日〜42日の選手には、年金は支給されませんが、メジャーリーグの健康保険制度は生涯適用されるとの事です。
アメリカは成功者がとことん優遇される社会なんですね。
|
まとめ
今回は、上原浩治投手の電撃的な日本プロ野球界復帰の情報を耳にして、だらだらと思いつくことを書いてしまいました。
これまでの上原浩治投手の収入や、この先保障される年金額から考えて、今回の日本プロ野球界復帰は、お金の為と言うよりも、まだまだ一線級の選手として活躍出来る状態なのに引退する気持ちになれないと言うのが本音でしょう。
まさに「雑草魂」の本領発揮と言ったところでしょうか。
何はともあれ、10年ぶりの上原投手の日本球界復帰は、メジャーでのプレーが見られなくなる残念な面もありますが、また日本で見られることになったと言うとても楽しみな面も大きくなりましたね。
という事で、今回は日本プロ野球界に復帰を決めたと言われる上原浩治投手についてチェックしました。
本日も最後まで読んで頂き有難うございました。