こんにちはnicoです。
アメリカMLBメジャーリーグ「マイアミ・マーリンズ」のイチロー選手。
現在メジャー3000本安打まで残り「10本」と、いよいよカウントダウン状態となり、日本人や地元マイアミのみならず、全米や海外でも話題となっていますね。
今回は、そんな今シーズンのイチロー選手と、所属する球団「マイアミ・マーリンズ」についてチェックしてみます。
この記事の目次
ここ数年で一番良い状態
イチロー選手の昨シーズンまでの数年間は、レギュラー待遇ではない上に、バッティングの調子も低迷し、昨シーズンまでで2935安打、3000本安打まであと65本と言う状況からの今シーズン開幕当初は「果たして今シーズン中に記録達成で出来るのか?」と言う声まで上がっていましたね。
ところが皆さんご存知の通り、今シーズンのイチロー選手は、42歳にしてバッティングの調子がV字回復し、昨シーズンまでと同じくパートタイム出場にもかかわらず、打率3割4分の成績を残しており、まだオールスター前の前半戦にも関わらず現在55安打を放ち、3000本安打まであと10本まで迫ってきました。
マーリンズの試合は、7月12日のオールスター戦までにあと4試合ありますが、現在のイチロー選手の起用方法から考えたら、3000本安打達成は、オールスター戦後の後半戦になりそうですね。
イチロー選手の事ですから、節目となる3000本目は「狙って」ホームランとか打ちそうですし、期待したいですね。
3000本安打到達者は何人いる?
イチロー選手がもう直ぐ到達しようとしている、MLB通算3000本安打。
アメリカでは3000本安打以上記録した選手達の総称を「3000 Hit Club」と呼んでいるそうです。
過去には何人が到達しているのでしょうか?
順位 | 選手名 | 安打数 |
---|---|---|
1 | ピート・ローズ | 4256 |
2 | タイ・カップ | 4191 |
3 | ハンク・アーロン | 3771 |
4 | スタン・ミュージアル | 3630 |
5 | トリス・スピーカー | 3614 |
6 | デレク・ジーター | 3465 |
7 | カール・ヤストレムスキー | 3419 |
8 | キャップ・アンソン | 3418 |
9 | ホーナス・ワグナー | 3415 |
10 | ポール・モリター | 3319 |
11 | エディ・コリンズ | 3315 |
12 | ウィリー・メイズ | 3283 |
13 | エディ・マレー | 3255 |
14 | ナップ・ラジョイ | 3242 |
15 | カル・リプケン | 3184 |
16 | ジョージ・ブレッド | 3154 |
17 | ポール・ウェイナー | 3152 |
18 | ロビン・ヨーント | 3142 |
19 | トニー・グウィン | 3141 |
20 | デーブ・ウィンフィールド | 3110 |
21 | アレックス・ロドリゲス | 3070 |
22 | グレイグ・ビジオ | 3060 |
23 | リッキー・ヘンダーソン | 3055 |
24 | ロッド・カルー | 3053 |
25 | ルー・ブロック | 3023 |
26 | ラファエル・パルメイロ | 3020 |
27 | ウェイド・ボッグス | 3010 |
28 | アル・ケーライン | 3007 |
29 | ロベルト・クレメンテ | 3000 |
現在の所、上記の表のようにMLBでは29人が3000本安打に到達しており、イチロー選手が3000本安打を達成した際には丁度「30人目」の3000本安打到達者となるようです。
因みにNPB、日本のプロ野球での3000本安打到達者は、「張さん」こと「張本勲」さんの「3085本」ただ1人となっています。
試合数の違いもありますが、到達人数の違いにMLBの歴史を感じますね。
イチロー選手いつまで現役続ける?
そんなイチロー選手、この先気になるのが「いつまで現役を続けて、引退後はどうする?」と言うことでしょうかね。
一部では「50歳」や背番号と同じ「51歳」まで現役生活を続けるらしいと本人が話した、とかどうとか言われていますね。
現在、いくら42歳にして年齢不相応の活躍を続けるイチロー選手といえども「体の衰え」や「目の衰え」などの影響は免れず、いずれ「引退」を決断する時が来るでしょう。
増して「COOL(クール)」を美徳とするイチロー選手ですから「醜態」を晒してまで現役に拘り、晩節を汚すような事はしないでしょうし、私も「いちファン」としてクールなままのイチロー選手で現役生活を終えてほしいと思っています。
そう思うと、残りの現役生活も「数年」と思われます。
果たして今後のイチロー選手は、どの様な環境で選手生活を続けるのでしょう。
マーリンズはここで引退してもらいたい?
イチロー選手の所属する「マイアミ・マーリンズ」と言う球団は、MLBの球団拡張政策により1993年に、当初「フロリダ・マーリンズ」と言う名で誕生した、まだ創設24年目の若い球団です。
とは言え、1997年と2003年の2回も「ワールドシリーズ」を制した事があるんですよね。
しかし、世界一を獲得した直後に主力選手を大量に売りさばく「ファイヤーセール」を行うなど、金儲け優先で地元ファンや球団所属選手からも批判を浴びるなど、地元密着の安定した人気球団としてまでは定着していないようです。
そんな「ドライ」な一面を持つ球団が、ニューヨーク・ヤンキースからFAとなったイチロー選手を何故獲得したのでしょうか。
若い選手の多いマーリンズにとって、選手たちの手本となってもらう為に獲得したとか、日本と言うマーケットを計算して獲得したとか、いろいろと推測されていましたね。
そんな中で、理由の一つとして私が興味を持ったのが「球団初の永久欠番選手」候補としてイチロー選手を獲得したのでは?と言う理由です。
MLBの各球団には、過去に所属し活躍した名選手に敬意を払って、使用していた「背番号」を「永久欠番」としている番号がそれぞれあります。
その中で「永久欠番」の数が一番多いのが、歴史も古く、かつての多くの名選手達が所属した「ニューヨーク・ヤンキース」で、現在「20種類」の番号が「永久欠番」となっています。
更に、昨年引退した「デレク・ジーター」選手の背番号「2」も、近々「21種類目」の「永久欠番」になると言われています。
そうなると、ヤンキースの一桁の背番号「1〜9」は、全て「永久欠番」になってしまいます。
ヤンキースの選手は、背番号選びも大変ですね。
それに比べて「マイアミ・マーリンズ」は、現在活動しているMLB全30球団の中で「全球団共通の永久欠番」である「ジャッキー・ロビンソン」選手の背番号「42」を除くと、唯一「球団独自の永久欠番が無い」球団となっているんですね。
そんな球団に対して、ドライな一面を持つ経営陣が「シーズン最多安打記録」や「史上初の新人王とMVP同時獲得」や「10年連続200安打」や「オールスターで史上初のランニングホームラン」や「日米通算最多安打」や「MLB史上初30人目の3000本安打到達」など、これまで、又はこれからの偉業を数えればキリが無く、引退後の野球殿堂入りも間違いないイチロー選手を自軍の選手として迎え入れ、あわよくばマーリンズの選手として引退してもらう事で、イチロー選手の背番号「51」を「球団初の永久欠番」とし、球団に箔をつける為の大きな材料としたかったのではないか?と言う意地悪な見方もされているようです。
現に球団からは昨シーズン後の再契約時に「居たいだけ居てほしい」と「終身雇用」を保障する様な言葉を掛けられていたと言われており、「レジェンド・イチロー = マーリンズ」の印象を世間に植え付けたいのではないかと考えます。
複数球団で同時に永久欠番?
イチロー選手と言えば、やはり数々の記録を残した所属球団「シアトル・マリナーズ」が第一に挙げられますよね。
マリナーズの永久欠番と言えば、2016年に殿堂入りした「ケン・グリフィー・ジュニア」の背番号「24」が、全球団共通の「42」以外の番号として唯一制定されています。
イチロー選手の引退時には、イチロー選手の背番号「51」も、イチロー選手のデビュー前にマリナーズで使用していた「ランディ・ジョンソン」氏との連名で永久欠番になると言われています。
イチロー選手の引退時には「シアトル・マリナーズ」と「マイアミ・マーリンズ」の2球団から同時に「51」を永久欠番に制定されるのではないかと思われます。
MLB史上初!日本人の殿堂入りと永久欠番
野球界のスーパースターであり、もはやレジェンドとなっているイチロー選手。
色々と意地悪な見方も書いてしまいましたが、アメリカ・メジャーリーグで、日本人として史上初の野球殿堂入りと永久欠番となる選手である事は間違いなさそうです。
そんな「生ける伝説」イチロー選手の活躍を現在進行形で見ることが出来る私達は、ある意味とても幸運なのかも知れませんね。
まとめ
今年、絶好調のイチロー選手は、オールスター後にも、間も無くMLB通算3000本安打を達成しそう。
MLBにはこれまで29人の3000本安打到達者が居て、イチロー選手が達成した際には30人目の選手となる模様。
今後、数年してイチロー選手が現役生活を引退する際には、日本人として史上初の野球殿堂入りと、やはり日本人として史上初の永久欠番となりそうである。
42歳とは思えない、まだまだ軽やかな動きのイチロー選手。
そう長くない残りの現役生活を、素晴らしい形と記録で、私達に衝撃を与え続けてほしいですね。
と言う事で、今回は現在絶好調のイチロー選手と、所属球団のマイアミ・マーリンズについてチェックしてみました。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。