前田健太マエケン!今シーズンの収入いくらになる?年俸総額を予想!出来高満額ゲットは可能か?

10月3日追記しました。

こんにちはnicoです。

今シーズン、広島カープからMLBメジャーリーグの「ロサンゼルス・ドジャース」に移籍した前田健太投手。

戦前の予想とは裏腹に、着実に登板を重ね、定期的に出来高ゲットのニュースが流れて来ています。

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シーズンも終盤に入ってきた今、果たして前田健太投手は、今シーズンどれだけの年俸をゲット出来るのか予想してみました。

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出来高契約の内容とは

契約前の身体検査で「右肘にイレギュラーな部分」が見つかった事で、通常と比べると不利な内容で契約を結びました。

その内容を改めて確認してみたいと思います。

先ず、毎年確実に保証されるのは「基本年俸」のみとなっています。

【基本年俸】

300万ドル(約3億1200万円)

これだけだと、広島カープ時代と変わらず、収入の面から言ったら、折角メジャーリーグに移籍した意味が無いですよね。

そこにシーズン中の働き具合によってプラスされて支払われるのが「出来高」という事になります。

出来高契約の内容は、大きく分けて「先発登板回数」と「投球イニング数」の二つに分かれています。

先ずは「先発登板回数」についての出来高契約の内容について見てみましょう。

【先発登板回数】

赤字は9月4日時点で獲得済

15回先発で +100万ドル(約1億400万円)

20回先発で +100万ドル(約1億400万円)

25回先発で +150万ドル(約1億5600万円)

30回先発で +150万ドル(約1億5600万円)

32回先発で +150万ドル(約1億5600万円)

全てクリアすると満額で650万ドル(約6億7600万円)!

次に「投球イニング数」についての出来高契約の内容について見てみましょう。

【投球イニング数】

赤字は9月4日時点で獲得済

90回到達で +25万ドル(約2600万円)

100回到達で +25万ドル(約2600万円)

110回到達で +25万ドル(約2600万円)

120回到達で +25万ドル(約2600万円)

130回到達で +25万ドル(約2600万円)

140回到達で +25万ドル(約2600万円)

150回到達で +25万ドル(約2600万円)

160回到達で +25万ドル(約2600万円)

170回到達で +25万ドル(約2600万円)

180回到達で +25万ドル(約2600万円)

190回到達で +25万ドル(約2600万円)

200回到達で +75万ドル(約7800万円)

全てクリアすると満額で350万ドル(約3億6400万円)!

その他に

【開幕時25人枠のロースター入り】

15万ドル(約1560万円)

(全ての日本円換算額は、9月時点の為替レート「1ドル = 104円」として計算しています)

基本年俸が低く抑えられ、怪我なくコンスタントに出場すれば、その分だけ報酬が加算されて行くと言う、良く言えば「選手にとっては仕事のモチベーションを維持し続けられる」契約と言えるでしょう。

反面悪く言えば、働き続けなければ収入が増えず「球団側にとっては、働いた分だけ払えば良く、無駄な支出を抑えられる」契約となり、言わば「日給月給」的な内容と言って良いでしょう。
(とは言っても、一つ一つの金額の大きさが桁違いですけどね)

着実に出来高をゲット中

前田健太投手は、契約当初は「途中で怪我をしてリタイアするのではないか」とか「せいぜい先発の5番手あたり、もしくは6番手か」などと低い評価で見られていましたが、スプリングキャンプやオープン戦を通じてシーズン開幕時には「先発3番手」と言われるまで信頼を上げてきました。

そしてその後、当初の予想とは裏腹に、チームの大エース「クレイトン・カーショウ」投手を始めとするチームの主力投手が次々と怪我で戦列を離れる中、前田健太投手は怪我も無く、また一度もローテーションを外れること無く、コンスタントに登板を重ねています。

今となっては、カーショウ投手を怪我で欠いているドジャースの「代役エース」としてチームを牽引し、チームはナショナル・リーグ西地区の首位を維持し、ポストシーズン進出も有力となっていますね。

その結果、前田健太投手は出来高契約の条件を着実にクリアして行っており、特に投球イニング数に関しては、2試合に1回のペースで出来高をゲットしている状況です。

現在の出来高を含めた収入総額は

この記事を書いている9月4日時点での、今シーズンの前田健太投手の出来高を含めた収入総額はいくらになっているのでしょうか。

現時点での前田健太投手の成績を見てみましょう。

試合数:26試合(26先発)

勝敗数:13勝8敗

投球回:146回2/3

防御率:3.38

出来高に関係するのは、先発回数と投球回数(イニング数)だけになります。

始めに書いた出来高契約内容で計算してみましょう。

基本年俸:300万ドル

開幕ロースター:15万ドル

先発回数:350万ドル(25回クリア)

投球回数:150万ドル(140回クリア)

以上合計で815万ドル(約8億4760万円)を獲得しています。

※別途、契約初年度となる今年だけの収入として契約金100万ドル(約1億400万円)も手にしています。

出来高を満額ゲット出来るか

シーズンも終盤となって来ている現在、前田健太投手は、果たして残りの出来高契約を満額ゲット出来るのでしょうか。

現在、未獲得となっている出来高契約の総額は、先発回数で300万ドル、投球回数で200万ドルの総額500万ドル(約5億2000万円)となっています。

ドジャースは現在、レギュラーシーズン162試合のうち134試合を消化しており、残りの試合数は28試合となっています。

この試合数を5人の先発投手で割ると、残りの登板数は一人当たり5試合または6試合となります。

前田健太投手に置き換えて考えてみますと、この後5試合先発したとすると、合計で31先発となり、30回先発の出来高150万ドルの獲得は濃厚な感じですが、先発回数の出来高満額ゲットの条件となる32先発に1回足らなくなり、最後の150万ドルの獲得には至らなさそうです。

球団としても、ポストシーズン進出決定がギリギリまでモツれない限りは無理に6試合目の先発をさせず、ビジネス的に150万ドルの支払いをセーブしようとする可能性が高いのではないでしょうか。

次に、投球回数の出来高を見てみましょう。

ここまでの前田健太投手の1試合辺りの投球回数を見てみると、平均6回(イニング)未満と、あまりイニング数を稼げていません。

今後5試合を5回平均で投げたとして25イニング、6回平均で投げたとして30イニングとなります。

前田健太投手の現在の投球回数は146回2/3ですから、25回を加えたとして171回2/3、30回を加えたとしても176回2/3となり、どちらにしても170回クリアまでの残り75万ドルの獲得は濃厚な感じですが、それ以降の180投球回以上の残りの出来高の合計125万ドルの獲得は難しいかもしれません。

仮に7回平均で投げられれば180投球回を超えてプラス25万ドル獲得という事になりますが、どうなるでしょうかね。

という事で、レギュラーシーズン終了時点での前田健太投手の年俸総額の予想を計算してみます。

基本年俸:300万ドル

開幕ロースター:15万ドル

先発回数:500万ドル(30回クリア)

投球回数:225万ドル(170回クリア)

合計1040万ドル(約10億8160万円)となりそうです。

そして、残りの出来高275万ドル(2億8600万円)は獲得できずに終わりそうです。

なかなか32回の先発回数をクリアすると言うのは、厳しいものがありますね。

追記:前田健太投手、なんと最終戦で32回目の先発登板を行いました。
という事で、先発回数の最後の出来高150万ドルも無事ゲットすることが出来ました。
という事で、今シーズンの最終的な収入は1,190万ドル(約12億3000万円)となりました。
※早期契約締結条項の100万ドルは含まず計算。
そちらをプラスして計算すると合計1,290万ドルとなります。

一部報道では、選手の健康面から、今後レギュラーシーズンの試合数を減らすかもと言う様な話も出てきており、そうなると尚更この部分の満額ゲットは難しくなりそうです。

また、投球回数200回と言うのも、例えば32先発したとしても1試合当たり6回1/3以上、31先発では6回2/3以上の投球回でやっとクリアとなります。

現在の前田健太投手から見ると、投球回数を平均であと1回増やしていかないと、投球回数の出来高満額ゲットも難しいという事になりますので、その辺りが来シーズン以降の課題になりそうですね。

まとめ

前田健太投手、今シーズンの出来高契約の満額ゲットは難しそう。

今シーズンの年俸総額は1040万ドル(約10億8160万円)になりそう。

メジャー1年目の先発投手としては妥当な金額と思えますが、8年後までこの辺りの金額が獲得出来る上限金額となると思うと、どうなんでしょうか。

この契約が8年間、物価上昇を考慮せずに出来高金額が変わらず、途中の契約見直しも無く継続されると思うと、一部、口の悪い人達の中でで言われた「奴隷契約」と言う言葉が当てはまる様な気がしてきました。

レベルが全然違う話で例えは悪いですが、アルバイトの時給が8年間上がらず、しかも病気や怪我で休んだらその分の収入の保証がいつも無い状態で、条件の見直しもしてもらえないとしたら、数年後に今と同じモチベーションを保って仕事出来るのでしょうか。

せめて成績の内容によっては、条件の見直しやオプトアウト(契約破棄条項)辺りを契約内容に盛り込んでおくべきだったのでは?と思います。

まあ、どう思うかは前田健太投手次第なので、外野があまり騒ぐ事ではありませんけどね。

兎も角、チームがナショナル・リーグ西地区首位でポストシーズン進出も濃厚な現在、このままの勢いでワールドシリーズまで突っ走ってもらいたいものです。

そして日本の古巣である広島カープが日本一、ドジャースが世界一になんてなったら最高でしょうね。

前田健太投手頑張ってくださいね。

と言う事で、今回は前田健太投手の今シーズンの獲得年俸総額を予想してみました。

本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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