こんにちはnicoです。
開幕前の予想を、良い意味で裏切って、安定した活躍を続けている「ロサンゼルス・ドジャース」の、マエケンこと「前田健太」投手。
そんな前田健太投手が、9月に入ったこの時期、MLBで毎年恒例のメジャー新人選手に対してイタズラをする「ルーキー・ラギング・デイ」の洗礼を受けました。
今回は前田健太の受けたコスプレの洗礼を始めとして、過去の日本人メジャー選手のコスプレの洗礼をチェックしてみたいと思います。
試合後のロッカーに私服が無い!
9月11日(日本時間9月12日)、前田健太投手の15勝目を掛けた、今シーズン28回目の先発登板は、イチロー選手の所属する「マイアミ・マーリンズ」と、マーリンズの本拠地フロリダ州の「マーリンズ・パーク」で行われました。
前田健太は、6回を3失点と、いわゆる「QS(クオリティスタート)」と呼ばれる投球内容でしたが、残念ながら味方の得点援護を得られずに15勝目とはならず、9敗目を喫していまいました。
そんな前田健太投手が試合終了後にロッカールームに引き上げると、自分のロッカーにあった私服が無くなっていて、代わりに「Dodgers」の胸マークと背中に「MAEDA」と本人の名前の入ったチアガールの衣装が置かれていました。
これが、新人メジャーリーガーの対する恒例のイタズラの日となる「ルーキー・ラギング・デイ」のイタズラでした。
因みに「rookie ragging day(ルーキー・ラギング・デイ)」と言うのは和製英語との事で、アメリカでは「rookie hazing(ルーキー・ヘイジング = 新人イジメ)」と呼ばれているそうです。
前田健太を始めとする新人メジャー選手達は、それぞれ用意されたチアガールの衣装に着替え、手にはポンポンを持って、この格好のままマイアミの球場を出て、そのまま次の遠征先となるニューヨークまで移動したそうです。
Looking good, squad. 👌 #WeLoveLA pic.twitter.com/IZp3xk69qn
— Los Angeles Dodgers (@Dodgers) 2016年9月11日
前田健太投手を始めとして、新人選手の皆さん「とうとうこの日が来たか〜」って感じで、まんざらでも無い様な表情ですね〜。
因みに右端の人は、前田健太投手の通訳を務めている「ウィリー」さんとの事です。
英会話が苦手な日本人選手などは、通訳の人が日常も含めて常に帯同する場合が殆どですが、過去の日本人選手の例を見ても、彼ら通訳の人も、また個人トレーナーさん等も、選手と同じコスプレの洗礼を受けさせられているみたいですね。
こちらは前田健太投手のInstagramからですが、ニューヨークに飛行機が到着後、バスで宿泊先に移動している途中で、新人選手はバスから降ろされて、街中をこの格好のまま歩かされたそうです。
この人数だから、ある意味「ノリ」でいけますが、これが1人とか少人数だと、流石にちょっと恥ずかしさが優先しそうですね。
過去の日本人メジャー選手のコスプレ
今回、前田健太投手が受けたイタズラの洗礼「ルーキー・ヘイジング」、これまで海を渡ってメジャーに挑戦してきた過去の日本人選手の場合はどうだったのでしょうか。
ちょっと見てみましょう。
【 松井 秀喜 】
2003年に読売ジャイアンツからニューヨーク・ヤンキースに移籍した松井秀喜選手。
松井選手が洗礼を受けたイタズラ・コスチュームは「pimp(ピンプ)」と呼ばれる風俗を斡旋する「ポン引き」のスタイルとの事です。
派手派手な柄モノのジャケットやハット、そこにジャラジャラしたアクセサリーがポイントですね。
強面な松井選手にこのスタイル、迫力が有って意外と似合ってますね〜
【 黒田 博樹 】
2008年に広島カープからロサンゼルス・ドジャースに移籍した黒田博樹投手。
黒田投手のコスチュームもやはり「pimp(ピンプ)」と呼ばれる「ポン引き」のスタイルです。
豪快な笑顔で楽しんでますね〜。
因みに隣の方は、当時ドジャースに在籍した黒田博樹投手と齋藤隆投手の通訳を務め、その後黒田投手と共にニューヨーク・ヤンキースに移った「二村健次(にむらけんじ)」さんという方で、現在はテキサス・レンジャーズでダルビッシュ有投手の通訳を務めている様です。
今回の、前田健太投手の通訳「ウィリー」さんに限らず、今までの通訳さんも同じ洗礼を受けてるんですね。
【 田中 将大 】
2014年に東北楽天イーグルスからニューヨーク・ヤンキースに移籍した田中将大投手。
1980年代に人気となったヒップホップグループ「RUN-DMC」を彷彿させるラッパースタイルですね。
今となっては「結構ダサい」スタイルかもしれませんけど、他の選手たちのコスチュームから比べたら、普通の格好に見えて「マシ」な方ですね。
【 川崎 宗則 】
2012年に福岡ソフトバンク・ホークスからシアトル・マリナーズに移籍した川崎宗則選手。
レオタード姿で背中に羽を背負っているこちらの姿は、西洋の神話や伝説に登場する「フェアリー」と呼ばれる妖精のコスチュームですね。
このスタイルで、バスや飛行機に乗るのは、流石に恥ずかしいですね。
と言うか、シートに座るのに羽がかなり邪魔になりそうですね(笑)
【 岩隈 久志 】
川崎選手と同じ2012年に東北楽天イーグルスからシアトル・マリナーズに移籍した岩隈久志投手。
チームメイトの川崎選手と一緒にコスプレ楽しんでました。
このスタイルは何なんでしょうかね〜
「悪役のプロレスラー」って感じのイメージでしょうかね。
田中将大投手のコスチュームから比べると、この年のマリナーズのコスチュームは、かなり恥ずかしさで勝っていますね。
【 ダルビッシュ 有 】
川崎選手や岩隈選手と同じ2012年に北海道日本ハムファイターズからテキサス・レンジャーズに移籍したダルビッシュ有投手。
こちらはシンクロナイズドスイミングをイメージしたコスチュームの様で、スイミングキャップに競泳パンツ、足元はサンダルと言うスタイルで次の遠征先まで飛行機で移動した様です。
後ろの席には、当時ダルビッシュ投手と同じテキサス・レンジャーズに在籍していた上原浩治投手が写っていますね。
周りで真面目に普通の会話をされていると、コスプレした当人は、恥ずかしさが増しそうですね。
【 青木 宣親 】
ダルビッシュ有投手などと同じ2012年に東京ヤクルト・スワローズからミルウォーキー・ブルワーズに移籍した青木宣親選手。
青木選手が受けたイタズラコスチュームは、CGアニメーション映画「シュレック」に登場する「ジンジャーブレッドマン戦士」の着ぐるみの様です。
因みに着ぐるみの元となったアニメのキャラはこんな感じです。
しかしコスプレとは言っても、目しか見えてません(笑)
ここまで着ぐるみで隠れると、恥ずかしさは無いのかもしれませんね。
こう言う着ぐるみを作るのって、アメリカの人は好きですね。
【松坂 大輔】
2007年に西武ライオンズからボストン・レッドソックスに移籍した松坂大輔投手。
松坂投手のコスチュームは、イギリスの幼児向け番組「テレタビーズ」の4人のキャラクターの中の緑色の男の子「ディプシー」
なんか似合ってますね〜(笑)
オリジナルのディプシーと比べても遜色無い感じです。
【岡島 秀樹】
松坂大輔投手の隣に写っているのは、松坂大輔投手と同じく、2007年に北海道日本ハムファイターズからボストン・レッドソックスに移籍した岡島秀樹投手。
こちらはパイレーツのコスチュームで、妙に格好いいですね。
その為か、他の新人選手から「なんでお前だけそんなクールな衣装なんだ?」と恨み節を言われたとか。
【西岡 剛】
2011年に千葉ロッテ・マリーンズからミネソタ・ツインズに移籍した西岡剛選手。
こちらは「日本 = 相撲」のイメージからなのか「相撲取り」のコスチュームですね。
頭髪のイメージがよく分からないのですが、頭頂を剃り上げた、侍のチョンマゲのイメージなんでしょうか。
【藪 恵壹】
2005年に阪神タイガースからオークランド・アスレチックスに移籍した藪恵壹(恵一)投手。
こちらは「芸者」をイメージしたコスチュームの様です。
【田澤 純一】
日本のプロ野球を経由せず、2009年に社会人野球の新日本石油ENEOSからボストン・レッドソックスに入団した田澤純一投手。
田澤投手のコスチュームは「オズの魔法使い」に登場する主人公の少女「ドロシー」のスタイルの様です。
赤毛のお下げ髪に、ギンガムチェックのフリルワンピース、それに白いハイソックスと言う「完璧」な少女スタイル。
「キモい」と言うのが正直な感想でしょうか(笑)
なにか髪型が、お下げ髪と言うよりは、大昔の大和時代の頃の髪型と言った感じに見えます(笑)
何はともあれ、過去の日本人メジャー選手のイタズラ・コスチュームの中で衝撃度はナンバーワンでは無いでしょうかね。
まとめ
日本人の選手がメジャーリーグに移籍するのは、ポステイングシステムやFAなどを利用して30歳前後での移籍が多いと思います。
多くの選手は結婚して奥様やお子さんなどの家庭を持った状態での移籍となる様ですが、そう言った年齢になってこう言った洗礼はキツイのかな?と思いきや、皆さん結構楽しんでいるみたいですね。
過去の日本人メジャー選手の中には、2000年に横浜ベイスターズからシアトル・マリナーズに移籍した佐々木主浩投手や、2005年に福岡ダイエー・ホークスからシカゴ・ホワイトソックスに移籍した井口資仁選手の様に、日本での実績を考慮して、イタズラ・コスチュームを免除された選手も少なからず居る様です。
それはそれで有りだと思いますけど、チームメイトと、こう言ったイベントで一緒にバカ騒ぎをすることで、改めてチームの一員として馴染んで行けると言うのも有りなんでしょうね。
と言うことで、今回はロサンゼルス・ドジャースに移籍したマエケンこと前田健太のルーキー・ドレスアップについてと、その他過去の日本人メジャー選手のルーキー時代のコスプレについてチェックしてみました。
本日も最後まで読んでいただき、有難うございました。