こんにちはnicoです。
昨シーズンオフにFAフリーエージェントとなっていたダルビッシュ有投手(31)が、シカゴ・カブスと契約合意に至った様です。
今回はその内容についてチェックしたいと思います。
遅れに遅れた契約合意
テキサス・レンジャースとの6年契約の最終年となった2017年の7月31日に、ダルビッシュ有投手はマイナー所属選手3名とのトレードでロサンゼルス・ドジャースに移籍し、ワールドシリーズまで活躍しました。
そして2017年シーズン終了をもってフリーエージェントとなりました。
MLBで今オフにフリーエージェントとなった選手達の中で、ナンバーワンの評価を受けながらも、歴史的な停滞と言われるFA市場の影響で中々契約合意の発表がされず、世界中のファンをヤキモキさせていました。
そして、2018年シーズンのメジャーのキャンプ「スプリングトレーニング」で、バッテリー組がキャンプインとなる2月14日まであと4日と迫った2月10日、ダルビッシュ有投手の契約合意がようやく発表されました。
移籍先は「シカゴ・カブス」でした。
日本人選手も多く所属した球団
ダルビッシュ有投手が今シーズンからプレーをするシカゴ・カブスは、イリノイ州シカゴにある「リグリー・フィールド」を本拠地としています。
シカゴ・カブスの本拠地イリノイ州シカゴは、在留邦人も約15,000人程 と多く、そう言った事も影響しているのか、カブスには、これまでにも多くの日本人選手が所属していました。
福留孝介
高津臣吾
田口壮
門倉健
高橋尚成
藤川球児
和田毅
川崎宗則
上原浩治
ダルビッシュ有投手は、カブスにとって10人目の日本人選手となる予定で、今シーズンの先発1番手又は2番手として、カブスにとって2年ぶりのワールドシリーズ制覇を目指す事になります。
下記は、スポーツ・イラストレイテッドによって、早くも公開されたカブスのユニフォーム姿のダルビッシュ有投手の合成画像です。
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— Sports Illustrated (@SInow) 2018年2月10日
カブスと契約合意の理由
元々ダルビッシュ有投手自身は、トレードで移籍したロサンゼルス・ドジャースへの残留を希望していたと言われています。
ただ、2017年のワールドシリーズでの2度の登板で早々にKOされて降板し、ドジャースファンからはワールドシリーズ優勝を逃した戦犯扱いされている上に、ロサンゼルス・ドジャース側も、所属選手の総年俸による贅沢税や、ドジャースの絶対的エース「クレイトン・カーショー」投手のオプトアウト(契約破棄)も考えられる来シーズンのFA市場の絡みで、ダルビッシュ有投手の希望する金額を提示出来ずにいた様です。
ダルビッシュ有投手は、高校卒業に伴いドラフトで北海道日本ハム・ファイターズに入団。
2011年オフにポスティングシステムで最高入札額を提示したテキサス・レンジャーズに移籍。
2017年のレンジャーズとの契約最終年にトレードでロサンゼルス・ドジャースに移籍。
これまで一度も自分の意思でチームを選ぶ事の出来なかったダルビッシュ有投手が、31歳と言う年齢的にも最初で最後となるかも知れない今回のフリーエージェントで、初めて自分の意思で希望する球団を選ぶ権利を得たのですから、とことん交渉して最良の契約先を求める為に時間を掛けたのも理解出来ますね。
かつてのトレード拒否球団の一つ
ただ、契約合意となったシカゴ・カブスは、かつて所属していたレンジャーズとの契約内容で、トレード拒否条項として挙げていた10球団の中の1球団として含まれていた球団でした。
トレード拒否としていた10球団の詳細を見てみると、
ボルチモア・オリオールズ
ボストン・レッドソックス
シカゴ・カブス
クリーブランド・インディアンス
コロラド・ロッキーズ
シカゴ・ホワイトソックス
デトロイト・タイガース
オークランド・アスレチックス
ピッツバーグ・パイレーツ
トロント・ブルージェイズ
となっており、アメリカ北部で冬の寒さの厳しい地域のチーム、投手不利な本拠地を持つチーム、財政的に裕福で無いチームなどの理由が見て取れます。
そんな中、かつて行きたくない球団の一つとして挙げていたカブスは、アメリカ北部に位置するシカゴを本拠地としている事から、暖かい地域のテキサスやロサンゼルスから比べて、冬の寒さを敬遠していたのかと思われます。
ただ、ドジャースからは色よい返事が貰えない中で、希望する6年契約に加えて、出来高込みで総額1億5000万ドル(約162億円=1年平均約27億円)と言われる契約金額、ワールドシリーズ優勝を狙える強豪チーム、と言う条件が揃ったのがシカゴ・カブスだったと言う事だと思われます。
また、ダルビッシュ有投手と言えば、背番号「11」が代名詞です。
現在カブスの「11」は、ドリュー・スマイリー投手が付けていますが、この番号を譲ってもらって、ダルビッシュ有投手が付ける事に内定していると言われています。
これで年俸面で後輩の田中将大投手(年俸約23億円)にようやく追いついたと言うことになりますね。
大谷翔平投手との対決は有る?
ダルビッシュ有投手の移籍先がようやく決まり、シカゴ・カブスとなった事で、やはり気になるのが他の日本人選手の所属するチームとの対戦ですね。
その中でも、今シーズンロサンゼルス・エンゼルスに移籍した大谷翔平投手との対戦は有るのでしょうか。
ダルビッシュ有投手が所属する事になったシカゴ・カブスは、ナショナルリーグ中地区に所属するチームで、一方、大谷翔平投手の所属するロサンゼルス・エンゼルスはアメリカンリーグ西地区所属のチームとなります。
リーグの違うこの両チームは、残念ながら今年のレギュラーシーズン中のインターリーグ(リーグ交流戦)での対戦が組まれていません。
ですので、シーズン中に対戦する為にはワールドシリーズしかない様です。
(あとはオールスター戦で実現するかも知れませんね)
ただ、この2月14日から始まるスプリングトレーニングでは、両チームは同じアリゾナ地区でキャンプを行う事から、オープン戦での対戦が3月2日と3月9日の2回だけ組まれています。
確率は低いでしょうが、この2試合のどちらかでタイミングが合えば、ピッチャー対バッターとしての対戦、又はピッチャー同士としての投げ合いが実現するかも知れませんね。
また田中将大投手の所属するニューヨーク・ヤンキースとはオープン戦、レギュラーシーズンどちらも対戦予定が無く、こちらもワールドシリーズかオールスター戦でしか対戦できる予定は無さそうです。
またその他で現在日本人選手の所属が決まっているチームとのレギュラーシーズンでの対戦は、田澤純一投手の所属する「マイアミ・マーリンズ」、前田健太投手の所属する「ロサンゼルス・ドジャース」、牧田和久投手の所属する「サンディエゴ・パドレス」 、平野佳寿投手の所属する「アリゾナ・ダイヤモンドバックス」の4チームとそれぞれ7試合づつ組まれています。
それぞれの対戦が楽しみですね。
家族はシカゴに引越す?
ダルビッシュ有投手は、奥様の聖子さんと二人のお子さんの4人家族です。
家族は現在もレンジャーズ時代にテキサス州のダラスに購入した家に住んでいると思われます。
下記の記事内で、ダルビッシュ有投手の家についても書いています。
家族はこの家がとても気に入っていると言う理由から、テキサス・レンジャーズ復帰も噂されていたくらいです。
しかし、移籍したシカゴ・カブスの本拠地「リグリー・フィールド」は、その現在の自宅から約930マイル=約1500キロも離れた場所にあり、しかも最長で6年間プレーする事になります。
そう思うと、今の家は「手放す」か「オフシーズン用に残しておく」かは分かりませんが、シーズン中の生活を考えると、家族と共にシカゴに家を購入して移り住むのが有力かと思われます。
どんな家を購入するのか、こちらも興味がありますね。
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まとめ
フリーエージェントとなっていたダルビッシュ有投手が、2月10日にシカゴ・カブスと6年総額1億5000万ドル(約162億円)で契約合意したと発表された。
かつてはトレード拒否先の一つとなっていたカブスであったが、希望するドジャース残留が叶わない中、もっとも好条件であったのがカブスであった。
大谷翔平投手の所属するロサンゼルス・エンゼルスとは、オープン戦の2試合のみの対戦となっているが、タイミングが合えば大谷翔平投手との対戦が見られるかもしれない。
田中将大投手の所属するニューヨーク・ヤンキースとは、お互いワールドシリーズに勝ち進むまで対戦予定はない。
その他、レギュラーシーズンに日本人の所属するチームとの対戦は、マーリンズ(田澤純一)、ドジャース(前田健太)、パドレス(牧田和久) 、ダイヤモンドバックス(平野佳寿)の4チームとそれぞれ7試合づつ組まれている。
家族は、現在のテキサス州ダラスの自宅からシカゴ近郊に新たに住まいを移すと思われる。
ダルビッシュ有投手の契約が決まった事で、その他に停滞していたFA選手達の契約も次々と決まっていくのではと思われます。
日本人選手として現在フリーエージェントとなっているイチロー選手や上原浩治投手も、近いうちに所属先が決まる事を期待したいですね。
何はともあれ、今シーズンからシカゴ・カブスでプレーするダルビッシュ有投手の活躍に期待ですね。
という事で、今回はシカゴ・カブスに移籍が決まったダルビッシュ有投手についてチェックしました。
本日も最後まで読んでいただき有難うございました。