山田哲人!怪我で登録抹消!2年連続トリプルスリー達成は難しくなった?

こんにちはnicoです。

東京ヤクルト・スワローズの山田哲人選手。

今シーズンも快調に打撃成績を伸ばしていましたが、なんと8月9日の試合中に背中の痛みを訴えて途中交代し、翌日10日登録抹消となってしまいました。

山田哲人選手に何があったのでしょうか。

期待されていた2年連続トリプルスリーをはじめとする、数々の打撃タイトルはどうなってしまうのでしょうか。

今回はそのあたりをチェックしてみたいと思います。

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登録抹消の原因は?

8月9日の試合中に背中の痛みを訴えて途中交代した山田哲人選手。

その後、MRIによる精密検査を行ったところ、「左第八肋骨骨挫傷」との診断を受け、全治期間は未定とのことでした。

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※ちょうど画像の向かって右側の「8」と書かれている場所ですね。

骨挫傷(こつざしょう)」と言うのは骨折やヒビまでは行かないものの、骨にミクロの傷が付いて炎症を起こしている状態を言うそうです。

そう言えば、昨シーズンの終盤に、山田哲人選手と共にトリプルスリーを達成した福岡ソフトバンク・ホークスの「柳田悠岐」選手も、左膝下のスネの部分の骨「脛骨(けいこつ)」の骨挫傷との診断を受け「WBSCプレミア12」の出場を辞退しましたね。

骨挫傷の原因は?

今回の山田哲人選手の「左第八肋骨骨挫傷」の直接的な原因と考えられるのは、途中交代した8月9日から、さかのぼること10日前、7月30日の読売ジャイアンツ戦で、8回表にジャイアンツの#37田原誠次投手から左脇腹上部にデッドボールを受けた事だと思われます。

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いや〜痛そうですね〜。

脇腹上部って、骨が筋肉に覆われていない場所なので、直接骨にデッドボールの衝撃を受けてしまったのでしょうね。

しかし、デッドボールを受けて痛みを感じていながらも、その後の登録抹消までにホームランを3本打っていた訳ですから、大したものですね。

そう言えば、昨シーズンの柳田悠岐選手の「脛骨骨挫傷」も、9月26日に千葉ロッテマリーンズ戦で、左膝にデッドボールを受けたのが原因とされています。

こう見ると、プロ野球選手が骨挫傷を起こす原因は「デッドボール」が多い様ですね。

骨挫傷は基本的には自然治癒で治すそうで、出来るだけ安静にする事で、人によって差はありますが、大体3週間程度で治る様です。

ただ、山田哲人選手はデッドボールを受けた後も、痛みをこらえて試合に出場していましたから、もしかしたら、更に悪化させてしまっているかもしれず、長引く可能性もありそうですね。

今シーズン中の復帰は?

単純に登録抹消の8月10日から3週間で治ると考えると、ちょうど8月いっぱいまで欠場して、9月から復帰と言うパターンがまず考えられますね。

ただ、ずっと安静にしていて、直ぐに試合に出場出来るのかと言うと、それも微妙ですよね。

因みに、今シーズンのペナントレースも終盤となる9月には、残り17試合が予定されています。

所属するチームである「東京ヤクルトスワローズ」の順位が低迷している現状では、チームの順位の為に、無理をして今シーズン中の復帰をさせる必要も無さそうと思われます。

打撃タイトルと2年連続トリプルスリーは?

ここに来て、3週間前後の欠場を考えると、ホームラン打点安打数など「積み重ねて行く記録」の多くのタイトル獲得は、今シーズンは難しくなってしまいそうですね。

その中で、今シーズンまだタイトル獲得の可能性が残りそうなのが「首位打者(打率)」と「盗塁王」でしょうか。

そして、それらの記録と絡んで、あともう少しで大記録達成となるのが「2年連続トリプルスリー」でしょう。

1シーズンで、打率3割、ホームラン30本30盗塁を記録するのが「トリプルスリー」です。

昨シーズンにトリプルスリーを達成した山田哲人選手の、今シーズンの現時点での成績が、打率.329ホームラン33本27盗塁となっています。

打率とホームランはすでに条件を満たしているので、あとは盗塁3回成功させれば、NPB史上初の「2年連続トリプルスリー」を達成できる訳です。

因みに、トリプルスリーとは公式なタイトルではないため、打率に関してはいわゆる「規定打席数」の縛りは決められていない様です。

規定打席数とは、「首位打者」を決める「打率」などの変動する記録に対して、公平を期するために一定数以上の打席に立たないとそのタイトルの対象とならない為の基準となる打席数の事です。

現在は「チームの1年間の試合数×3.1」と言う計算で算出しています。

2016年は1チームの年間試合数が143試合となっているので「143×3.1」=「443打席」が「規定打席数」となっています。

山田哲人選手は、8月10日の登録抹消時点で「474打席」に立っているので、このままシーズン終了まで復帰しなかったとしても「規定打席数」を超えており、「首位打者」タイトルの対象者となります。

ですので、トリプルスリーに関しても、盗塁数30に到達すれば、文句なく2年連続達成が可能な訳です。

首位打者にしても、山田哲人選手は現在セ・リーグ3位となっていますが、打率変動するため、上位の2選手が打率を落とせば、首位打者タイトル獲得不可能ではなさそうです。

トリプルスリー達成の条件まで、あと3本となっている「盗塁」に関しては「積み重ねの記録」ではありますが、現在2位の選手の記録が、27盗塁山田哲人選手と7本差の20盗塁と開いているので、こちらも2位以下の選手の記録の伸びによってはタイトル獲得も可能性がありそうです。

ただ、大袈裟かもしれませんが、今後の山田哲人選手の選手生命を考えれば、今シーズン急いで復帰して、無理をする必要も無いのかなとも思います。

しかしそれを踏まえた上で、個人的な希望として言わせて貰えば、可能であれば、NPB史上初となる「2年連続トリプルスリー」だけは、代走として出場するなどしてでも良いので、あと3盗塁だけ決めてもらって、是非達成してもらいたいものです。

2年連続トリプルスリーの希少性

30ホームランの「パワー」と、3割打者の「堅実性」と、30盗塁の「スピード」を全て併せ持たないと達成出来ない「トリプルスリー」は、過去に何人達成しているのでしょうか。

先ずはNPBプロ野球では、昨年の山田哲人選手と柳田悠岐選手を入れて10人10回達成しています。

もし今シーズン、山田哲人選手が2年連続で達成すれば、NPB史上初となり、10人11回達成となります。

では、更に歴史のあるアメリカMLBではと言うと、これまでに23人26回達成しています。

最多達成者となるのが、あのホームランバッターとして有名な「バリー・ボンズ」氏で、2年連続を含む3回達成しています。

筋肉隆々の巨体で、盗塁のスピードも併せ持っていたとは意外ですね。

とは言いつつも、トリプルスリーを達成していた「ピッツバーグ・パイレーツ時代」のバリー・ボンズ選手は、随分スリムだったんですね。

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この画像くらいの体型なら30盗塁も納得ですね。

その次が「ウラジミール・ゲレーロ」氏で、2年連続で2回達成しています。

と言うことで、歴史の長いメジャーリーグでさえも、2年連続トリプルスリー2人しか達成していません。

もし、山田哲人選手が今シーズンここを通過できれば、来シーズンは世界初の「3年連続トリプルスリー」に、唯一挑戦する資格を持つことができる訳です。

そう思うと、やはり今シーズンは何がなんでも「あと3盗塁」決めて欲しいですね。

まとめ

山田哲人選手の登録抹消の原因は、7月30日のジャイアンツ戦で受けたデッドボールによる「左第八肋骨骨挫傷」

全治は未定となっているが、通常は3週間程度の安静による自然治癒で治るとされている。

チームの順位次第では、今シーズン無理に復帰を急ぐ必要は無いと思われる。

しかし、欠場によって打撃タイトル獲得は遠ざかると思われるが、首位打者と盗塁王は可能性がありそう。

公式なタイトルでは無いが、NPB史上初となる「2年連続トリプルスリー」まではあと「3盗塁」と迫っているので、代走でも良いので、それだけでも達成してもらいたい。

目の前に迫っている大記録ですが、もし達成したとしたら、気の早い話ですが、今シーズンオフの契約更改ではどの位まで年俸が上がるんでしょうね。

この調子で行くと、ヤクルトスワローズにとって、本当にあと数年で、年俸面で抱えきれない選手になってしまいそうですね。

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チームにとっては、選手が球界を代表する程に活躍するのは喜ばしい反面、それによってその選手を将来手放さなければならなくなるとすれば皮肉なものですね。

何はともあれ、山田哲人選手の今後の動静に注目ですね。

と言う事で、今回は怪我により登録抹消となってしまった、東京ヤクルトスワローズの山田哲人選手の、残りの今シーズンについてチェックしてみました。

本日も最後まで読んで頂きありがとうございました。

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