こんにちはnicoです。
千葉ロッテマリーンズの、今やエースと言っても良い佐々木朗希投手。
4月10日の完全試合に続き、4月17日にも8回までパーフェクトピッチングで、ほぼ2試合連続の完全試合と言う驚異的な結果を残しました。
次に予想される4月24日の登板はどの様な内容になるのか期待されますね。
そして楽しみであると共に、将来的なメジャーリーグへの移籍はいつになるのか。
今回はその辺りをチェックしてみたいと思います。
アメリカでも話題となっている完全試合
2022年4月10日、ZOZOマリンスタジアムで開催された「ロッテ・マリーンズvsオリックス・バファローズ」第3戦。
試合前はロッテ・マリーンズは佐々木朗希(ささき ろうき)投手20歳、オリックス・バファローズは宮城大弥(みやぎ ひろや)投手両名の20歳同年齢対決で話題となりました。
しかし試合が始まると、佐々木投手のライバルと目されていたオリックスの宮城投手は5回2/3で6失点と崩れて降板。
終わってみれば、ロッテ・マリーンズの佐々木朗希投手が20歳5ヶ月の最年少記録、13連続奪三振の日本プロ野球新記録、且つ1試合19奪三振の日本プロ野球タイ記録と言う「記録尽くめ」の完全試合達成と言う歴史的な試合となりました。
続く4月17日の西武ライオンズ戦でも佐々木朗希投手は周囲の期待に応えて8回まで完全試合を期待させるパーフェクトピッチング。
しかしこの試合ではロッテ・マリーンズも得点をあげる事が出来ず0対0のまま試合が進み、勝ち投手になれない限り完全試合の記録とならない不条理な状態の中、マリーンズ井口監督の決断で佐々木投手は8回登板後に降板となり、日米プロ野球交えて史上初となる2試合連続完全試合と言う偉業は果たされる事なく潰えてしまいました。
それでも17イニングパーフェクトピッチングと言う大偉業は、メジャーリーグの地であるアメリカでもかなり話題となっている様です。
アメリカにはいつ移籍する?
そんな驚異的な偉業を達成した佐々木朗希投手。
ファン達によって期待するのは「もう日本でやる事は無くなった。いつアメリカMLBメジャーリーグに移籍するのか?」という事ではないでしょうか。
今の日本プロ野球界で無双状態を続ける佐々木朗希投手には、出来るだけ今のフレッシュな状態で、アメリカMLBメジャーリーグでどの位通用するのかを見てみたいと思うのは、皆さんの期待する所ですよね。
そこで皆さんの希望と期待、所属球団の事情、アメリカMLBメジャーリーグへの移籍の現実を踏まえて、佐々木朗希投手のアメリカ移籍時期を予想してみたいと思います。
ファンの期待度
20歳5ヶ月と言う史上最年少で、1994年の槙原寛己投手(読売ジャイアンツ)以来となる28年ぶりの完全試合を達成した佐々木朗希投手。
野球ファンならば、今すぐにでも佐々木朗希投手にアメリカMLBメジャーリーグに移籍してもらい、バッタバッタと三振を奪ってもらいたいと言う思いは少なからず有るかと思います。
また千葉ロッテ・マリーンズのファンにとっては、これ迄のダルビッシュ有投手や田中将大投手、菊池雄星投手やオリックスの山本由伸投手の様に、ようやく自チームにスーパーエースが出現した訳ですから、これから暫くはチームのエースとして活躍して欲しいでしょうし、出来れば佐々木朗希投手を擁して優勝を手にしてから移籍してくれるのが理想ではないでしょうか。
そしてそこには思いや理想の上にある現実として、メジャー移籍に向けて考慮すべき様々な条件が有り、それらをクリアする事でいつメジャー移籍が可能となるのかを予測することが出来そうです。
ロッテマリーンズの投資額
2018年秋のドラフト会議で千葉ロッテ・マリーンズに指名された佐々木朗希投手。
契約金1億円で2020年の年俸は1,600万円という事で契約を交わしました。
プロ1年目の2020年は一軍登録は無く、基礎体力強化の一年となりました。
プロ2年目は現状維持の年俸1,600万円で契約更改し、中10日と言う長い登板間隔で一軍登板を開始し、シーズントータル11試合の先発登板で63.1イニングを投げ、3勝2敗・防御率2.27と言う成績を残しました。
プロ3年目となる今年2022年は年俸3,000万円で契約更改し、日本プロ野球投手として標準となっている中6日での登板をようやく始めた所でした。
そんな2022年シーズンの佐々木朗希投手は現在4度の先発登板で2勝0敗防御率1.16となっています。
ロッテ・マリーンズにとっては今のところ、純粋な登板成績のみで考えますと、佐々木朗希投手に対する1億6,200万円(契約金+年俸合計)の投資で一軍登板15戦で5勝2敗と言う見返りとなっています。
完全試合も含めた佐々木朗希投手人気による入場者増やグッズ販売、マスコミへの露出度による広告効果を考えると、もう十分に元が取れているとも思われますが、まだまだ投資額に対しての回収度はこれからと言っても良いかもしれません。
マリーンズ球団サイドの佐々木朗希投手の海外移籍に対する考えとしては、やはりこれまでのプロ野球界で一般的に行われて来た、海外FA権を獲得する前年でのポスティングシステムによるメジャー移籍が有力ではないかと思われます。
ここで佐々木朗希投手の海外FA権取得の予定日ですが、これまでのダルビッシュ有投手や田中将大投手、大谷翔平選手の様にプロ野球入団1年目から1軍登録されて活躍して来た選手達と違い、佐々木朗希投手はプロ2年目から1軍登録されています。
国内国外共にFA権獲得は1軍登録日数×年数によるので、最初の1年を2軍で過ごした佐々木朗希投手はこれまでポスティングシステムでメジャーに移籍した選手達と比べると、海外FA権獲得が1年遅れることになり、そうなると自然とポスティングシステムによる海外移籍のタイミングも1年遅れる事と予想されます。
2022年開幕時での佐々木朗希投手の1軍登録日数はプロ3年目で有りながら、まだ81日のみで有り、145日で1年と計算する今のシステムで計算すると、海外FA権を獲得するのは2030年オフとなるので、計算ではポスティングシステムによるメジャー移籍は、その前年の2029年オフ、佐々木朗希投手が27歳の時になると見られます。
メジャーリーグの現実
一方、アメリカMLBメジャーリーグ側の外国人選手獲得の条件としては、現ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手が日本ハム・ファイターズからメジャー移籍を決意した2017年オフに労使協定が改定された内容が適用されます。
その内容とは、ポスティングシステムによる移籍も含めて、日本人選手が移籍時にメジャー契約を結べるのは「25歳以上で且つNPB(日本プロ野球)在籍6年以上」でなければならず、その条件未満の状態で移籍する場合は、通常のアメリカの新人選手と同じくマイナー契約から始まり、年俸調停やFA権取得によって巨額契約を結べるのは移籍6年後からとなります。
24歳でメジャー移籍した大谷翔平選手は、ちょうど改定されたばかりのこの規約に則り、メジャー移籍1年目は契約金が約2億円ではありましたが、年俸はメジャーリーガーの当時の最低年俸である54万5,000ドル(約6,600万円)から始まり、2021年アメリカンリーグMVPを獲得した翌年の2022年の今年も年俸550万ドル(約6億6,000万円)と言う、メジャーリーグの世界では「格安」と言われる年俸でプレーを続けています。
ですので、佐々木朗希投手自身の獲得する年俸や、千葉ロッテ・マリーンズへ支払われる移籍金等を考えると、佐々木朗希投手が25歳となる5年後の2027年オフ迄は移籍する事は無いのではないかと思われます。
結論としていつ移籍する?
ここ迄「佐々木朗希ファンの思い」「球団の事情」「メジャーリーグの事情」の三つを検討して来ました。
千葉ロッテ・マリーンズにとっては、システム上の権利として佐々木投手が海外FA権を獲得する1年前となる2029年オフ迄は佐々木朗希投手を保有する事が出来るのですが、選手の思いを後押しする球団気質も有り、またファンの思いや将来のメジャー移籍希望を公言している佐々木朗希投手の思いを出来るだけ早期に叶える方向で動いてくれる事になるのではないかと予想します。
また佐々木朗希投手としても、25歳以上での大型メジャー契約に伴って支払われるロッテマリーンズ球団への巨額な移籍金を残す事によって、自身を育ててもらった球団への恩を最大限に返す事が出来る事になります。
以上を鑑みた現実路線として一番考えられるのは
《2027年佐々木朗希投手25歳のシーズン終わりのオフに、アメリカMLBメジャーリーグにポスティングシステムによって移籍》
と言うのが一番有力ではないかと考えられます。
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まとめ
今や日本球界のエースと目されるまでになった千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希投手。
本人も将来の希望を公言しているアメリカMLBメジャーリーグへの移籍は「ファンの思い」「球団の事情》「メジャーリーグの事情》の三つによって移籍予想時期が絞られる。
それぞれの事情を鑑みた結果、佐々木朗木投手が25歳で迎える2027年のシーズン終了後、ポスティングシステムを利用してメジャーリーグに移籍すると予想される。
今シーズンを含めて2027年までの6シーズン、その間に佐々木朗木投手はどの様な大記録を打ち立ててくれるのでしょうか。
ノーヒットノーラン、完全試合、優勝とこれからも沢山のファンの願いを叶えて更なるスーパーエースへと覚醒してくれる事を期待したいですね。
佐々木朗希投手、この先も健康で素晴らしい活躍を期待しています。
と言う事で、今回は千葉ロッテマリーンズのエース佐々木朗希投手の将来のメジャーリーグ移籍についてチェックしてみました。
今回も最後まで読んで頂き有難うございました。