※内容訂正:年俸の金額を訂正致しました。
こんにちはnicoです。
2022年のMLBメジャーリーグ 開幕に向けて嬉しいニュースが入ってきました!
日本人として長年MLBのマイナーリーグでメジャー昇格に挑戦していた「加藤 豪将」選手が遂にメジャー契約を獲得して開幕戦のベンチ入りが決まりました。
今回は、日本ではまだあまり馴染みのない加藤豪将選手についてチェックしてみたいと思います。
加藤豪将選手のプロフィール
先ずは加藤豪将選手のプロフィールについて見てみましょう。
加藤 豪将(かとう ごうすけ)
国籍
アメリカ合衆国
日本
(二重国籍)
出身地
アメリカ合衆国
カリフォルニア州ポーウェイ
生年月日
1994年10月8日(27歳)
身長・体重
6′ 1″ =約185.4 cm
197 lb =約89.4 kg
選手情報
右投・左打
ポジション
内野手、外野手
プロ入り
2013年:
ランチョ・バーナード高等学校 卒業後
MLBドラフト2巡目・全体66位でニューヨーク・ヤンキースから指名を受ける。
加藤豪将選手は、日本人の両親を持つアメリカ生まれの日本人です。
正確にはアメリカ生まれという事でアメリカ国籍も持つアメリカ人でもあります。
加藤豪将選手の幼少期
日本人の両親を持ちアメリカで生まれた加藤豪将選手は、3歳の時に神奈川へ移り住みますが、5歳の時に両親の仕事の関係で再び再渡米し、サンディエゴに移住しました。
6歳でリトルリーグで野球を始め、7歳の時に家族でシアトル・マリナーズ戦を観戦に行った時に、当時マリナーズに所属していたイチロー選手のプレーに魅了され、それからはマリナーズのファンになったそうです。
幼少期にイチロー選手の名前の入ったマリナーズのユニフォームを着ている加藤豪将の映像を、加藤選手自身がTwitterに投稿しています。
Lockout Story Thread because it was @_mcameron44’s birthday over the weekend. Happy Birthday Mike!
In 2002 I went to Peoria AZ to watch the Mariners/Padres spring training. I was watching batting practice when Mike pointed at me and handed me his bat. You can see how happy I was pic.twitter.com/ynHdWPPPY5
— Gosuke Katoh (加藤豪将) (@GosukeKatoh) January 10, 2022
そして、そのイチロー選手の影響を受けて、右打ちから左打ちに変更したそうです。
子供ってヒーローの真似をしたがりますよね。
その後もカリフォルニア州サンディエゴに住んでいた加藤豪将選手は、地元のランチョ・バーナード高校に進学して野球を続けていました。
ヒーローの真似をして左打ちにしたのが功を奏したのか、高校在学中の野球の成績が「打率
この成績によって、アメリカの野球用具メーカーのルイスビルスラッガー社が選ぶ「全米ファーストチーム」に選ばれました。
要するに全米の高校生の「ベストナイン」って事ですよね。
人生の転機
高校卒業後はカリフォルニア大学ロサンゼルス校、いわゆるUCLAへの推薦入学が決まっていた加藤豪将選手ですが、ここで人生の転機が訪れます。
2013年6月6日に行われたメジャーリーグのドラフト会議で、ニューヨーク・ヤンキースから2巡目(全体66番目)で指名されたのです。
日本国籍を持つ選手がMLBドラフトの全体100番目以内で指名されるのは史上初めての事でした。
ドラフト指名を受けた加藤豪将選手は、大学進学を辞めて同年6月19日に契約金84万5700ドルでニューヨーク・ヤンキースとマイナーリーグ契約をしました。
ニューヨーク・ヤンキース傘下のマイナーリーガーとなった加藤豪将選手は、ルーキーリーグからシングルA、ダブルA、トリプルAと順調に階段を登って行ったのですが、結果的にメジャー昇格を果たす事なく6年間のマイナー期間が過ぎ、2019年11月にマイナーリーグFAとなりました。
FAとなった加藤豪将選手は、2020年はマイアミ・マーリンズと、2021年は地元のサンディエゴ・パドレスとマイナー契約を交わし、スプリングトレーニングでは招待選手として参加しましたが、コロナ禍の影響も有り残念ながらメジャー昇格が叶いませんでした。
そして2022年、加藤豪将選手にとって4球団目となるトロント・ブルージェイズとマイナー契約を交わし、スプリングトレーニングに招待選手として参加していました。
3月末の第一次のマイナー行きへのカットを免れた加藤豪将選手は、その後バッティングが好調でオープン戦第1号の本塁打を放ち、その後は現地時間4月1日の菊池雄星投手が先発したピッツバーグ・パイレーツ戦では、二塁打を含む3打数3安打と大当たりで、メジャー昇格を期待されていました。
そして日本時間の4月5日、1人空いていたメジャー契約40人枠の最後の1人として、加藤豪将選手が選ばれ、28人の開幕戦のベンチ入りも決まった様です。
とうとうやりましたね!
今シーズンの年俸は?
メジャー契約を結んでやはり気になるのは今シーズンの年俸ですね。
昨年までのマイナーリーグ契約では、試合のある期間しか賃金が支給されず、マイナーリーグ最上位のAAA(トリプルA)でも、遠征手当を含めても200万円に届かない金額しか得られていませんでした。
そしてメジャー契約を手にした今シーズンは、先日まで揉めた労使交渉の中でメジャー最低年俸が昨年までの57万5,000ドル(約6,900万円)から増額されたお陰で、71万8,000ドル(約8,616万円)もの年俸を、給料として手にする事が出来るようです。
※1ドル = 120円で計算
これぞ一夜にして夢を掴むアメリカンドリームですね。
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まとめ
2022年、加藤豪将選手がトロント・ブルージェイズでメジャー契約を手にした。
年俸は昨年までの200万円足らずから、70万ドル(約8,400万円)と大きく跳ね上がった。
40人のメジャー契約選手の中でも、28人のベンチ枠に入れたのは更に大変な事です。
そこまで手にした加藤豪将選手、開幕戦からガッツリ活躍してほしいですね。
期待しています。
という事で、今回は緊急企画でメジャーに昇格したトロント・ブルージェイズの加藤豪将選手についてチェックしてみました。
本日も最後まで読んで頂き有難うございました。