こんにちはnicoです。
MLBアメリカ・メジャーリーグ「ロサンゼルス・ドジャース」に所属する、マエケンこと前田健太投手。
アメリカ現地時間の8月20日に「デトロイト・タイガース」とのビジター戦に先発出場しました。
今回はその内容とそれに伴う出来高について、そしてその後についてもチェックしたいと思います。
5回までパーフェクトピッチング
前田健太投手は、アメリカ現地時間の8月20日に、ミシガン州デトロイトにあるコメリカ・パークで、「デトロイト・タイガース」とのビジター戦に今シーズン20回目となる先発登板を果たしました。
この日の前田健太投手は、ストレートが冴えて5回まで6奪三振で、1人もランナーを出さないパーフェクトピッチングを披露していました。
5回終了時点での投球数も61球と、上手くいけば完封完投も出来るペースとも言えそうでした。
マエケン、5回までパーフェクト!
しかし残念なことに、6回には4失点5安打を許してしまう。#日本人選手情報
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そして6回のマウンドに上がったわけですが、何故かこの回から配給パターンがスライダー中心に変わり、一気に5安打4失点を喫してしまいました。
結局6回を終了した時点でマウンドを降りることとなり、その後もチームは得点出来ずに1-6で負けてしまい、前田健太投手も負け投手となってしまいました。
いつも5回平均でマウンドを降りていた前田健太投手でしたが、この日はもっと先の回まで行けるのではないかと思ったんですけど、自らそのチャンスを潰してしまいました。
残念です。
出来高は順調に獲得中
この日の登板で、今シーズンの前田健太投手の通算成績は、22試合で20回の先発登板を果たし、111回1/3イニングを投げて11勝5敗1セーブとなりました。
出来高収入が総収入の大きな割合を占めている前田健太投手の、現時点での獲得金額は幾らになっているのか見てみましょう。
前田健太投手の出来高契約の内容のメインは「先発回数」と「投球回(イニング数)」の2つとなっています。
「先発回数」の出来高は、15回達成時から発生し、15回・20回・25回・30回・32回をそれぞれクリアした時点で、それぞれ100万ドル(約1億1000万円)がボーナスとして加算されます。
「投球回(イニング数)」の出来高は、90回達成時から発生し、90回〜200回まで10回毎に25万ドル(約2750万円)がボーナスとして加算されます。
前田健太投手は8月20日の先発登板を終えた時点で、先発回数20回をクリアして200万ドル(100万ドル×2)と、投球回数110回をクリアして75万ドル(25万ドル×3)の、合計275万ドルの出来高を獲得しました。
今シーズンの総収入金額は?
では今シーズンの総収入金額はいくらになっているでしょうか。
前田健太投手の基本年俸は300万ドルとなっていて、これは8年間の契約期間中は、確実に獲得出来るベース金額となっています。
その他、細かい出来高としては、レギュラーシーズン開幕時に25人のアクティブロースター入りを果たすと15万ドルのボーナスが加わることになっており、前田健太投手は昨シーズンに続き、今シーズンもこのボーナスも獲得しています。
と言うことで、今シーズン確定した収入金額がいくらになっているかと言うと、
300万ドル(基本契約)
12万5千ドル(契約早期サインボーナス100万ドルを8年で分割)
15万ドル(開幕ロースター入り)
100万ドル(先発登板15回達成)
100万ドル(先発登板20回達成)
25万ドル(投球回数90回達成)
25万ドル(投球回数100回達成)
25万ドル(投球回数110回達成)
の合計602万5千ドル(約6億5800万円)となりました。
昨シーズンと比べてどうなる?
昨シーズンはどうだったかと言いますと、昨シーズンの8月20日時点では、24回先発・136回2/3投球回となっていて、獲得合計金額は652万5千ドル(約7億1300万円)となっていました。
しかし昨シーズンは、その4日後となる8月24日の先発で25回先発・141回2/3投球回となり、先発回数ボーナス100万ドルと投球回数ボーナス25万ドルの合計125万ドルを更に獲得し、獲得合計金額が777万5千ドル(約8億5000万円)となっていましたので、実質昨シーズンより同時期で収入が175万ドル(約2億円)少ない状況となっています。
前田健太投手の場合、1回の先発で5イニング投げるのが平均となっていますので、1ヶ月に5回先発したとして25イニングとなり、その分で出来高が150万ドル発生となります。
そう考えると、昨シーズンより約1ヶ月以上獲得ペースが遅れている計算になりますね。
ドジャースのレギュラーシーズンは10月1日で終了となりますので、ここから予想すると、この遅れの分、今シーズンの最終獲得金額は昨シーズンよりも約2億円程度少なくなると予想されます。
ただ本来であれば、ダルビッシュ有投手の加入などもあって「先発回数がもう少し減ってしまうのではないか?」と言う懸念もありました。
しかし、チームのエースであるクレイトン・カーショウ投手に続き、ダルビッシュ有投手も腰の張りで10日間のDL(故障者リスト)入りするなどベストなローテーションが組めない中で、故障のない前田健太投手がその穴を埋めるように重宝されているのは良いことですね。
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課題はポストシーズンのローテーション枠
今シーズンの予想獲得金額は、昨シーズンから約2億円程度少ない額で終わりそうな前田健太投手ですが、気になるのが、ポストシーズンに入ってからの先発ローテーション枠に入れるかどうかでしょうか。
ポストシーズンは、先発ローテーションの枠が4人になると言われています。
今の所、エースのクレイトン・カーショウ投手、ダルビッシュ有投手、アレックス・ウッド投手の3人は確定と言われており、残りの1枠に前田健太投手が入れるかどうかと言うところです。
現在、このひと枠を前田健太投手、柳賢振(リュ・ヒョンジン)投手、リッチ・ヒル投手の3人で争っている状況と言われています。
「もしかしたら前田健太投手はリリーフに回されるかも?」と言う説が有力と言われています。
昨シーズンのポストシーズンでは、地区シリーズ、リーグ優勝決定シリーズ合わせて3回先発しましたが、3イニング4失点、4イニング3失点、3回2/3イニング1失点と全く振るわず、先発した3試合の全てが負け試合となってしまいました。
データ重視のメジャーリーグですから、昨シーズンのこう言ったデータも先発ローテーション選びに大きく影響してくると思われます。
このポストシーズンの先発回数や投球回数が、前田健太投手の出来高の計算に算入されるのかどうか詳しいところが分からないのですが、それは別にしても、出来ればダルビッシュ有投手と共に、日本人選手として先発を務めてもらいですね。
何はともあれ、今シーズン最強と言われているロサンゼルス・ドジャース。
その一員として、ダルビッシュ有投手と共にワールドシリーズに優勝を目指し、昨年の広島カープで経験出来なかったシャンパンファイトを沢山浴びて、是非チャンピオンリングを獲得してもらいたいものです。
可能であれば、田中将大投手の所属する「ニューヨーク・ヤンキース」とのワールドシリーズなんて事になったら最高ですね。
そうなったらどっちを応援して良いのやら、嬉しい悩みになりそうですね。
前田健太投手、そこまでの活躍を期待しています。
残りのレギュラーシーズンもあと少し、頑張って下さいね。
と言う事で、今回は8月20日時点での前田健太投手の出来高獲得額についてと、今後のポストシーズンについてチェックしてみました。
本日も最後まで読んでいただき有難うございました。