こんにちはnicoです。
昨シーズン「シカゴ・カブス」に移籍し、108年ぶりのワールドシリーズ優勝を、チームの一員として経験した、ムネリンこと「川崎宗則」選手。
注目されていた2017年の動向が見えてきましたので、家族の動向、WBCの参加問題等も含めてチェックして見たいと思います。
我が道を行く野球人生
2016年、地元市民に愛されていた「トロント・ブルージェイズ」から「シカゴ・カブス」に移籍し、新たな挑戦に挑んだ川崎宗則選手。
しかし、前年までのブルージェイズ時代と同じように、マイナー契約からスタートし、シーズン中に他の選手の故障などで発生した欠員を埋めるように時々メジャー昇格をすると言うパターンを、シカゴ・カブスでも繰り返していました。
マイナーの3Aでは、15時間にも及ぶバス移動など、過酷な環境を経験し、メジャー選手とマイナー選手の待遇の違いが嫌という程身にしみた日々。
そんなレギュラーシーズンを送りつつも、プレーオフ時には、出場登録は叶いませんでしたが、チームに帯同し、シカゴ・カブスの、なんと108年ぶりのワールドシリーズ制覇の瞬間をチームの一員としてベンチで迎えると言う、運の強さを発揮しました。
そしてシーズン終了後は、いよいよ日本球界復帰を期待され、2017年の動向が注目されていました。
なるへそニュースでは、川崎選手が昨シーズンオフの2016年1月19日「福岡・博多ライオンズクラブ」の例会に特別講師として招かれた際に「今年(2016年)の秋には必ず日本の野球界に復帰する」と発言した事に加え、ワールドシリーズ制覇を経験し、チャンピオンリングを獲得して、メジャーで誰もが憧れる大きな夢を達成した事などから、この辺りでメジャー挑戦に一区切りをつけ、日本球界に復帰するのではないかと予想していました。
ところが、ここから先が、安定を求めたがる我々一般人とは違う感覚を持っている川崎宗則選手。
メジャー挑戦から6年目となる2017年も、シカゴ・カブスと再びマイナー契約を結び、メジャー昇格を目指すこととなった様です。
気になる年俸は?
MLB挑戦から6年目の2017年も、メジャーの確約なくマイナー契約を結んだ川崎宗則選手。
なるへそニュースも含めて、2016年シーズン終了後は、今シーズンからの日本球界復帰が有力視され、その場合は古巣の「福岡ソフトバンク・ホークス」に3年12億円あたりの契約になるのでは?と予想されていました。
1年あたりに直すと、4億円と言う年俸は日本球界の中でもトップクラスに入ります。
そんな魅力的な契約を捨てて、再び契約したシカゴ・カブスでの年俸はどのくらいになるのでしょうか?
因みに、2016年シーズンの年俸はと言うと、マイナー契約時で50万7500ドル(約6000万円)で、メジャー昇格を果たすと90万ドル(約1億500万円)にアップすると言う「スプリット契約」を結んでいたことが分かりました。
そして、2017年のマイナー再契約も、ほぼ同じ内容と言われている様です。
日本復帰で噂された4億円や、メジャートップクラスの選手達のウン十億円と比べてしまうと見劣りしますが、考えてみれば十分過ぎるほどに良い生活を送れる金額ですよね。
日本復帰時には、年長者としてチームリーダー的な役割も期待されていると言われていましたけれども、本人は、まだまだ野球のプレー自体を追求して楽しみたいのではないでしょうか。
マイナー生活で、再び15時間のバス移動なども有るのでしょうけど、基本的にチームみんながフラットな関係の、アメリカの野球環境が好きなんでしょうね。
長女誕生で家族も増えた
川崎宗則選手の家族は、奥様と、現在3歳の長男「逸将(いっしょう)」君の3人家族でしたが、2016年12月2日に、4人目の家族となる女の子が生まれていたことが分かりました。
名前はまだ不明ですが、息子以上に娘の誕生には、きっと川崎選手もデレデレなんでしょうね。
家族が4人に増えて、幸せもさらに大きく膨らんだ川崎宗則選手ですが、家族を養っていく重圧が増えた事も事実だと思います。
それでも金額的な更なる安定よりも、それなりの安定があれば、野球を楽しむ自分の気持ちを優先する所が、川崎宗則選手らしいですね。
WBC出場の可能性は?
川崎宗則選手に対して、もう一つ期待されているのが「2017 WBC ワールド・ベースボール・クラシック」への出場です。
WBCに出場する日本チーム「侍ジャパン」の選手28名のうち19名は、既に決定発表されています。
そのうち、現役メジャー選手としては、今シーズン「シアトル・マリナーズ」から「ヒューストン・アストロズ」に移籍した「青木宣親」選手のみが登録されています。
川崎宗則選手は、複数の内野ポジションをこなせるユーティリティープレーヤーであると共に、極限の戦いを戦い抜く為の精神的支柱としての役割も含めて参加が期待されています。
ただ、今回再びカブスと「メジャーキャンプ招待選手」としてマイナー契約を結んだことにより、川崎宗則選手は、何よりもメジャー昇格を目指して、春のメジャーキャンプを戦い抜かなければなりません。
メジャーリーグの春のキャンプは「スプリング・トレーニング」と呼ばれ、2月中旬から「アリゾナ」と「フロリダ」の2箇所に分かれてスタートし、2月下旬からは他チームとオープン戦を戦って開幕に向けて調整していきます。
メジャーキャンプ招待選手としてマイナー契約を結んだ川崎宗則選手は、このキャンプの中に好成績を残して「メジャー契約」更には「開幕ロースター(ベンチ入り)」を目指していかなければならず、その辺りは、既にメジャー契約を結んでいる青木宣親選手とは、置かれている立場が違います。
もし、3月7日に開幕するWBCに、侍ジャパンの一員として参加するとなると、最低でも2月下旬には侍ジャパンのチームに合流し、1ヶ月近く拘束される事となります。
そうなると、メジャーキャンプで自身をアピールする事も出来なくなり、メジャー昇格のチャンスは遠のいてしまいます。
これがもし、日本球界に復帰していたとすれば、所属チームでは文句無しに1軍ベンチ入り、もしかしたら先発メンバー入りも確約されていて、余裕を持って侍ジャパンに参加出来ていたんでしょうけどね。
以上の点から、川崎宗則のWBC出場は難しくなったと言わざるを得ないでしょうね。
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まとめ
昨シーズン、シカゴ・カブスでチーム108年ぶりのワールドシリーズ優勝を経験した川崎宗則選手は、今シーズンも再びカブスとマイナー契約を交わし、メジャー昇格を目指すこととなった。
年俸は、マイナーリーガーのままで50万7500ドル(約6000万円)、メジャー昇格で90万ドル(約1億500万円)にアップするとされた、昨シーズン交わされた「スプリット契約」とほぼ同じ内容と予想。
2016年12月2日に第二子となる女の子が生まれ、4人家族となっていたことが分かった。
マイナー契約からスプリング・トレーニングでメジャー昇格を目指す為、2017 WBCへの参加は難しそう。
ここのところ、所属チーム唯一の日本人として孤軍奮闘し人気者となっていた川崎宗則選手ですが、今シーズンはボストン・レッドソックスから移籍して来た上原浩治投手とチームメイトになります。
一刻も早くメジャー昇格を果たし、上原浩治投手と共に、ワールドシリーズ連覇を目指しての活躍を期待したいですね。
という事で、今回は、日本球界復帰が期待されながらも、再びシカゴ・カブスとマイナー契約を交わした川崎宗則選手の最新情報についてチェックしてみました。
本日も最後まで読んで頂き有難うございました。