こんにちはnicoです。
現在、日本のプロ野球も、アメリカメジャーリーグも、開幕前のキャンプ(スプリング・トレーニング)の真っ只中ですね。
そんな中、何気なくメジャー選手のキャンプ施設を見る機会があり、その大きさにビックリしてしまいました。
今回は、日本人選手が所属しているメジャー球団のキャンプ地施設をチェックしてみます。
二大キャンプ地はフロリダとアリゾナ
MLBメジャーリーグは、全部で30球団有ります。
それぞれ通常は、アメリカン・リーグとナショナル・リーグに分かれて試合をしてますよね。
現在、メジャーリーグのキャンプ(スプリング・トレーニング)期間中は、それとはまた別の意味で、二つの集団に分かれてキャンプを行っている様です。
その二つとは、キャンプを行っている地域で分かれています。
一つが「フロリダ州」
アメリカの東海岸南部に位置していて、この時期も温暖な気候で、これから一年間を戦う選手たちの体作りに適した場所として、古くから親しまれています。
日本でも人気のある「ニューヨーク・ヤンキース」や「ボストン・レッドソックス」、イチロー選手の「マイアミ・マーリンズ」など15球団がキャンプを行っており、その15球団をフロリダ州の特産品をもじった通称で「グレープフルーツ・リーグ」と呼んでいます。
洒落たリーグ名ですね。
そしてもう一つが「アリゾナ州」
ここ数年で躍進してきた新興のキャンプ地で、フロリダ州と比べてこの時期の雨が少ない事や、広いフロリダ半島に各チームのキャンプ地が離れて点在する「グレープフルーツ・リーグ」と違って、各チームのキャンプ地が地理的に近い距離に点在しているのが利点とされています。
ここアリゾナ州でキャンプを行っている球団も15球団と同じ数で、こちらはアリゾナ州の象徴とも言える植物「カクタス(サボテン)」をもじった通称で「カクタス・リーグ」と呼ばれています。
こちらも洒落たリーグ名ですよね。
ここ最近のメジャーのキャンプは、体作りの為のトレーニングよりも、他球団との対外試合を積極的に行って、実践的なトレーニングを積む事を優先している様です。
なので、各チームのキャンプ地が近いアリゾナ・リーグは、一番遠いチーム同士でもバスで1時間程度の距離で、お互いのキャンプ地を行き来しやすいという事で好まれているようです。
一方のフロリダ「グレープフルーツ・リーグ」は、遠いチーム同士だと、バスで4〜5時間掛かる程離れている為、ベテラン勢は相手チームへの遠征を避けるなど、地理的な影響が多少ある様です。
日本人選手の各キャンプ地
先ずはフロリダ州「グレープフルーツ・リーグ」のチームから見てみましょう。
ニューヨーク・ヤンキース
田中将大投手が所属するニューヨーク・ヤンキースは「ジョージ・M・スタインブレナー・フィールド」でキャンプを行っています。
1996年に開場した施設で、メイングラウンド1面にサブグラウンド2面と、比較的こじんまりした施設の様ですね。
ボストン・レッドソックス
上原浩治投手や田澤純一投手が所属するボストン・レッドソックスは「ジェット・ブルー・パーク」でキャンプを行っています。
2012年開場のあたらしい施設で、メイングラウンド1面にサブグラウンド6面と、充実した広さを誇ってますね。
マイアミ・マーリンズ
イチロー選手が所属するマイアミ・マーリンズは「ロジャー・ディーン・スタジアム」でキャンプを行っています。
1998年開場の施設ですが、メイングラウンド1面にサブグラウンドが何と12面も有りますね。
そんなに必要かな〜?なんて思うほどの広さですね。
次にアリゾナ「カクタス・リーグ」を見てみましょう。
テキサス・レンジャーズ
ダルビッシュ有投手が所属するテキサス・レンジャーズは「サプライズ・スタジアム」でキャンプを行っています。
2003年開場の施設で、メイングラウンド1面とサブグラウンドが何と14面もあります!
はっきり言って使い切れないでしょ!
ロサンゼルス・ドジャース
前田健太投手が所属するロサンゼルス・ドジャースは「キャメルバック・ランチ」でキャンプを行っています。
こちらもメイングラウンド1面とサブグラウンド14面と、広すぎる施設ですね。
後発のアリゾナは、広い土地を活かして巨大な設備でメジャー球団を誘致している様ですね。
シアトル・マリナーズ
岩隈久志投手や青木宣親選手が所属するシアトル・マリナーズは「ピオリア・スポーツ・コンプレックス」でキャンプを行っています。
1994年開場の施設で、メイングラウンド1面にサブグラウンド12面と、こちらも巨大な施設となっていますね。
グラウンド間を移動するだけでも大変そうですね。
シカゴ・カブス
川崎宗則選手が所属するシカゴ・カブスは「ホホカム・スタジアム」でキャンプを行っています。
こちらは、巨大な設備の多いアリゾナにあって、メイングラウンド1面にサブグラウンド2面とこじんまりした施設になってますね。
日本であれば、十分な施設なんですけど、これまでのメジャーの施設の中で比べると、ちょっとショボく感じてしまいます。
アリゾナ・ダイヤモンドバックス
千葉ロッテマリーンズを戦力外となり、BCリーグを経てアリゾナ・ダイヤモンドバックスとマイナー契約した中後悠平投手は、メジャーキャンプ招待選手として「ソルト・リバー・フィールズ・アット・トーキング・スティック」でキャンプを行っていると思われます。
2011年開場の比較的新しい施設で、メイングラウンド1面にサブグラウンドが何と16面も有ります。
中後悠平投手、これだけ広いと首脳陣の目に触れてもらうのも中々大変そうですね。
宿泊先も規格外
メジャーキャンプは、選手の宿泊先も規格外の様です。
日本のプロ野球キャンプは、期間中は選手全員が同じホテルに滞在して、生活を共にしています。
しかし、メジャーのキャンプでは、それぞれの選手が自由に宿泊先を決めているようです。
多くの高額所得選手達は、キャンプの期間中、周辺の一軒家を借り上げて、家族と共に過ごしたり、中には所有したりもしている様です。
キャンプ中に使用する車も、レンタカーも有れば、遠い本宅からわざわざ自家用車をトレーラーに積んで運び込んでくる選手もいる様です。
凄いですね〜
下の写真はイチロー選手の滞在先と思われる家のある地域の入り口です。
門で仕切られて、不審者が入れない様、セキュリティが厳重そうですね。
まとめ
MLBメジャーリーグのキャンプ(スプリング・トレーニング)は、フロリダ州とアリゾナ州の二つの地域に分かれて行われている。
キャンプ期間中、30球団有る各チームは、シーズン中と違う二つの地域のグループに分かれて対外試合を行いながら、実戦経験を積んでいる。
フロリダ州でキャンプを行っている15球団を「グレープフルーツ・リーグ」と呼んでいる。
アリゾナ州でキャンプを行っている15球団を「カクタス・リーグ」と呼んでいる。
施設の規模は巨大で、10面以上のグラウンドが有る施設も多くある。
宿泊先も規格外で、多くの選手が独自に家を借り、家族と共に過ごしている。
如何でしたでしょうか。
やはりメジャーの選手達は凄いですね。
こう言った面を見せられているからこそ、マイナー選手達は夢を持って頑張れるんでしょうね。
以上、今回は規格外の規模を誇るアメリカメジャーリーグのキャンプ(スプリング・トレーニング)についてチェックしてみました。
本日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。