こんにちはnicoです。
今年の日本シリーズ「福岡ソフトバンクホークス」対「東京ヤクルトスワローズ」第5戦のテレビ中継の解説に、現在MLBサンフランシスコ・ジャイアンツ所属の青木宣親選手が出演していましたね。
青木選手といえば、メジャー移籍前は今回日本シリーズに進出した「東京ヤクルト・スワローズ」で球団の顔となる背番号「1」をつけ、ミスターヤクルトとして活躍していたのは有名です。
今回はそんなメジャーリーガーの青木宣親選手についてチェックしてみたいと思います。
災難だらけの2015年シーズン
先ずは青木宣親選手のプロフィールを
国籍:日本
出身地:宮崎県日向市
生年月日:1982年1月5日(33歳)
身長・体重 :175.5cm・81kg
投球・打席: 右投左打
ポジション: 外野手
プロ入り:2003年 ドラフト4巡目
初出場:NPB / 2004年7月17日
年俸:$4,700,000(約5億6400万円)(2015年)
経歴:
早稲田大学
ヤクルトスワローズ
東京ヤクルトスワローズ (2004-2011)
ミルウォーキー・ブルワーズ (2012-2013)
カンザスシティ・ロイヤルズ (2014)
サンフランシスコ・ジャイアンツ (2015- )
青木宣親選手にとって、2015年シーズンは「災難だらけのシーズンだった」と言えるくらい、大きな怪我に見舞われたシーズンとなってしまいました。
6月まで8試合連続安打を記録するなどしてリーグ5位.317の打率を記録していた好調時の6月20日に、右足に死球を受けて右足腓骨を骨折してしまいました。
約1ヶ月で復帰した後、今度は8月9日の試合で頭部に148kmの死球を受け、途中交代してしまいました。
この時、試合後に吐き気などの脳震盪(しんとう)の症状を訴えており心配されましたが、3日後の8月12日に復帰して先発出場しました。
しかしこの復帰した試合で、3回の守備で外野フライを捕球時にフェンスに衝突し、それが原因となったのか4回が終わったところで再び「めまい」の症状を訴えベンチに退きました。
その後8月20日に復帰したものの、成績が振るわず、9月5日に再び脳震盪のような症状が再発し、スタメンを外れ、そのままシーズンを終えてしまいました。
まったく青木選手にとっては、呪われた一年と言って良いのではないかと思えるシーズンでした。
脳震盪の恐ろしさとは?
脳震盪(しんとう)って昔から、その言葉は耳にしていましたが、意外と恐ろしい症状なんだと認識し出したのは最近のことでした。
治療法も特になく、安静にしておく事しか無いようです。
脳震盪で一番怖いのが「2度目の衝撃」を受ける、いわゆる「セカンドインパクト症候群」と言うもので、こうなると頭痛・吐き気・めまいなどの症状が長期にわたって継続する危険性があるとの事です。
ここで青木選手について気になるのが、頭部死球後に復帰出場した8月12日の試合のフェンス衝突です。
その衝突によって「セカンドインパクト症候群」となってしまい症状が長引き、シーズン終了までの長期休養が必要となってしまったのでは無いか?と疑われています。
他のメジャー選手の中で、脳震盪によって成績が低迷した例としては、ミネソタ・ツインズで活躍し、現在コロラド・ロッキーズに所属する強打者のジャスティン・モーノー選手が居ます。
モーノー選手は、2010年に試合中に脳震盪を起こして、2014年に首位打者を取るまで、長期間成績が低迷しました。
青木選手の来シーズンの契約は?
青木選手の2016年については、球団側に契約延長オプションが有りますが、アメリカCBSスポーツ電子版によると、今年2015年前半の活躍が認められ、また脳震盪の回復も順調に進むだろうとの見込みから、1年550万ドル(約6億7000万円)で残留する可能性が高まったようです。
サンフランシスコ・ジャイアンツのブルース・ボウチー監督も青木選手を高く評価していて、残留を希望していたとの事ですので、来シーズンの契約はまとまりそうで一安心ですね。
まとめ
スポーツで鍛えられた選手にとっても脳震盪は危険で恐ろしいものである。
脳震盪後には一定期間の安静が必要。
2度目の衝撃「セカンドインパクト」に注意が必要。
青木選手の症状は回復傾向にあり、来シーズンもサンフランシスコ・ジャイアンツでプレイする見込み。
青木宣親選手が完全復活して来シーズンの活躍とワールドシリーズ制覇を期待したいですね。
追記:サンフランシスコ・ジャイアンツは青木宣親との来期の契約を破棄すると発表しました。来期の$5,500,000(約6億6000万円)の契約年俸を、違約金として$700,000(約8400万円)で買い取るとの事です。
残念ですね。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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