こんにちはnicoです。
MLB アメリカ・メジャーリーグ「アリゾナ・ダイヤモンドバックス」とマイナー契約を交わし、傘下の2Aチーム「ジャクソン・ジェネラルズ」に所属して、今シーズンのメジャー昇格を目指している中後悠平投手。
そんな中後悠平投手が、今シーズン33度目の登板を果たしましたので、今回はその内容と結果についてチェックしてみたいと思います。
連日のクローザーとして登板
中後悠平投手の前回の登板は、前日7月9日の「ミシシッピ・ブレーブス」4連戦の第1戦目。
中後悠平投手は、ジェネラルズが5-0と点差を離して迎えた9回裏に、試合を締めくくるクローザーとしてマウンドに上がり、2奪三振を含む三者凡退に抑えてチームの完封勝ちに貢献しました。
中後悠平投手はこの日の登板も無失点に抑えた事で、連続無失点登板記録を二桁の10試合に伸ばしました。
夏になって調子が上がり、昨シーズン8月の3A「リノ・エーシズ」所属時の13試合無失点 防御率0.00と無双していた頃を思い起こさせる調子の良さです。
三振を含む三者凡退で3セーブ目
前回登板の翌日となる7月10日の「ミシシッピ・ブレーブス」4連戦の第2戦目。
この日も、前日に続いてジェネラルズの投手陣が頑張りました。
先発のアレックス・ヤング投手が5イニングを2被安打無失点に抑え、2番手のバド・ジーター投手が2イニングをノーヒットの無失点、3番手のメイソン・マックロウ投手が1イニングをノーヒットの無失点と3人の投手の継投で昨日に続きブレーブスを完封しています。
一方のジェネラルズも2回表に満塁からデッドボールで押し出しの1点を取っただけで、他の回は無得点が続き、1-0と1点差リードのまま9回の最終回を迎えました。
ここで最後の9回を締めるべくクローザーとしてマウンドに上がったのが、昨日に続いて中後悠平投手でした。
出典:twitter.com
首脳陣からの信頼の厚さが伺い知れますね。
9回のマウンドに上がった中後悠平投手。
先ず迎えた4番の右打者、ファーストのジョーイ・メネセス選手を空振り三振に仕留めて1アウト。
次の5番の右打者、サードのトラビス・デメリッテ選手にはレフト前ヒットを打たれてしまい1アウト1塁。
しかし続く6番の右打者、セカンドのエマーソン・ランドニ選手をショートゴロに打ち取り、6-4-3のダブルプレーに仕留めて3アウトチェンジでゲームセットとなりました。
この日の中後悠平投手の投球内容は、1イニング 1被安打 1奪三振 防御率0.00と言うもので、1点差の最終回を抑えた中後悠平投手には今シーズン3個目となる「セーブ」が付きました。
また、この日も無失点に抑えた事で、連続無失点登板記録を「11」に伸ばしました。
中後悠平投手の直近の10試合の登板記録を見ると防御率0.00が並んでいて圧巻ですね。
勝利でチームの勝率も5割に
この日、1-0の投手戦を制したジェネラルズは後期の成績を9勝9敗の勝率5割までようやく戻してきました。
FINAL: Another night, another shutout in Mississippi. This time, it was Alex Young twirling the gem. pic.twitter.com/k10D3KUIAf
— Jackson Generals (@jacksongenerals) 2017年7月11日
昨シーズン、リーグ優勝を果たしているジェネラルズですが、今シーズンは前期が2位、後期が現時点で4位と奮いません。
先日の7月8日に行われた「バーミンガム・バロンズ」とのホームゲームでは、来場した観客の先着1000名に、2016年のチャンピオンリングのレプリカが配られましたが、現在の成績を見ると若干複雑な気持ちではないでしょうか。
出典:twitter.com
これから巻き返しを計りたいところですが、これからの時期は、調子の良い選手は上から声がかかり、昇格してチームを去ってしまうケースが出てくると思われます。
中後悠平投手も今シーズンの通算成績を、33試合で47イニングを投げ、1勝 1敗 3セーブ 5ホールド 50奪三振 防御率2.49となり、防御率も2点台前半まで下げてきました。
この調子だと、中後悠平投手も上から声がかかり、昇格してチームを去る日が近いかもしれませんね。
|
今後の中後悠平投手の動向
既に6月下旬にオールスターゲーム・ブレイクが終了し、後期試合に入っている2Aリーグに対して、3Aリーグはメジャーと同じスケジュールでオールスターゲームが開催されて現在ブレイク中です。
ジャクソン・ジェネラルズと同じく、アリゾナ・ダイヤモンドバックスと提携している3Aチーム「リノ・エーシズ」は、現在所属している「パシフィック・コースト・リーグ」の「パシフィック・カンファレンス・北地区」で首位と好調です。
ここ最近では、2Aのジェネラルズから「ダニエル・ギブソン」「ジャレッド・ミラー」の二人の左の中継ぎ投手が、3Aの「リノ・エーシズ」に昇格しています。
中後悠平投手も、近いうちに昇格が見込まれる成績だと思えます。
3Aリーグも2Aリーグもレギュラー・シーズンのスケジュールは9月4日で終了となります。
出来れば中後悠平投手には、8月には3Aに昇格して「リノ・エーシズ」のポスト・シーズン進出に貢献してもらい、その後9月からメジャーのロースター枠(ベンチ入り枠)が拡大する「セプテンバー・コールアップ」で呼ばれてメジャー昇格と言うパターンで行ってもらえると良いかなと思っています。
是非この後も好調を維持して、昇格を果たしてもらいたいものです。
中後悠平投手頑張ってください、期待しています。
と言う事で、今回は中後悠平投手が3セーブ目を挙げた、今シーズン33度目の登板についてチェックしました。
本日も最後まで読んで頂きありがとうございました。
コメント
2015年11月のトライアウトからテレビで中後選手を見ていました。トライアウトは散々でしたが
、MLBから声がかかり、アメリカに行かれた時から陰ながら応援しています。昨年は惜しいところで大リーグはダメでしたが、今年こそ意気込んでおられたことと思います。残念ながら未だ昇格していませんが、高い契約金で大リーグに行った選手に負けないように頑張ってもらいたいです。お子さんも確か2歳になられていると思います。奥様やお子さんの為にも1日も早い大リーグ昇格をお祈りしています。
小林哲男様、コメントありがとうございます。
中後悠平投手、今年こそはと応援しておりますが、8月に入っても昇格に向けての動きがなく、どうなるのかと心配ですね。
マイナー契約選手がメジャー昇格するには、結構大きな壁があるものだと感じています。
ただ、まだ希望がなくなった訳ではないので、引き続き応援していきましょう。