こんにちはnicoです。
MLBアメリカ・メジャーリーグ「アリゾナ・ダイヤモンドバックス」とマイナー契約を結び、傘下の2Aチーム「ジャクソン・ジェネラルズ」に所属して、今シーズンのメジャー昇格を目指している中後悠平投手。
そんな中後悠平投手が、シーズン16度目の登板を果たしましたので、その内容と結果についてチェックしたいと思います。
今回も雨でスライド登板
中後悠平投手の前回の登板は、5月21日の「モンゴメリー・ビスケッツ」戦。
ダブルヘッダーの第1試合で5回裏2アウトから、1回1/3イニングを投げて無被安打・無失点と好投し、3登板連続で無失点と復調してきました。
そして迎えた今回の登板は、マイアミ・マーリンズ傘下の2Aチーム「ジャクソンビル・ジャンボシュリンプ」との5連戦の第1戦目となりました。
今回の5連戦は、本来であれば前日の5月24日からとなっていたのですが、24日がまたもや雨で中止となった為、この25日が第1戦目となりました。
(その影響で、対戦3日目となる5月26日が、またもやダブルヘッダーとなった様です。)
対戦相手のユニークなチーム名
今シーズン初対戦となる「ジャクソンビル・ジャンボシュリンプ」。
随分とユニークでインパクトの強いチーム名ですよね。
余談になりますが、このチームは昨年までは「ジャクソンビル・サンズ」と言う、ごく普通にどこにでも有りそうなチーム名でした。
中後悠平投手が所属する「ジャクソン・ジェネラルズ」が加盟している2A(ダブルエー)リーグには「チャタヌーガ・ルックアウツ」「ペンサコーラ・ブルーワフーズ」「モンゴメリー・ビスケッツ」など、ユニークでインパクトの強いチーム名が多く存在します。
2年前に「ジャクソンビル・サンズ」のチームオーナーとなった「ケン・バビー」氏は、それらに習ってユニークでインパクトの強いチーム名に変更する事で、地元ファンにもっと愛着を持ってもらいたいと考え、一部の反対意見もある中、今年から「ジャクソンビル・ジャンボシュリンプ」に変更したそうです。
このチームオーナーの「ケン・バビー」氏は、年齢が36歳とまだとても若いのに、「クリーブランド・インディアンズ」傘下の2Aチーム「アクロン・ラバーダックス」と共に2球団を所有する、遣り手のオーナーの様です。
36歳には見えない貫禄ですね(笑)
「アクロン・ラバーダックス」と言うチーム名もまたユニークでインパクトが大きいですが、こちらも3年前に「アクロン・エアロズ」から変更し、その影響もあってなのか、チーム名変更後の3年間で観客動員数が27%も増えたそうです。
そう言った経験も有って、ジャクソンビルのチーム名も今年から変更したものと思われます。
ただ、チーム名と一言で言ってもそう簡単では無い様で、チームロゴやチームカラーのデザイン変更などに始まり、球場施設の看板変更などには既に2億円以上の費用が掛かっていて、その額はユニフォームなどのグッズの売り上げだけでは賄いきれないそうです。
それでも、より地元に愛される球団にしたいとの思いからチーム名変更に踏み切ったとの事で、ビジネス的なものもありますが、それと共にオーナー自身のチームに注ぐ愛情や熱意を非常に感じますね。
2番手として登板
話を中後悠平投手に戻しましょう。
ここのところ「ジャクソン・ジェネラルズ」は、負け試合の時は先発投手が打たれて失点し、中継ぎ投手が踏ん張るも、味方の得点が追いつけずに敗戦というパターンが多い様な気がします。
この日も先発のブラッド・ケラー投手が4回までに5点を失うも、ジェネラルズは得点出来ず、0-5と点差の開いた状態で、5回裏から2番手として中後悠平投手がシーズン16度目のマウンドに上がりました。
先ず6番の左打者、レフトのアレックス・グレン選手を空振り三振に仕留めて1アウト。
「忍」さんのtweetから空振り三振の映像。
5/25/2017 ①#JacksonGenerals@ #JacksonvilleJumboShrimp #中後悠平
Bottom of 5 th
この球場お客様さん沢山で楽しそう!#MemorialDayWeekend
なのもあるかな⚾️ pic.twitter.com/TkTVDO0kHt— 忍 (@shinobu_kb) 2017年5月26日
次の7番の右打者、キャッチャーのオースティン・ノラ選手をライトライナーに打ち取り2アウト。
続く8番の右打者、センターのイェフリー・ペレス選手をセンターフライに打ち取り3アウトチェンジ。
テンポよく三者凡退に打ち取りました。
この日の中後悠平投手、調子が良さそうです。
そして次の6回裏も中後悠平投手はマウンドに上がりました。
先ず9番の右打者、ピンチヒッターで打席に入ったジェレミアス・ピネダ選手をセカンドゴロに打ち取り1アウト。
次の1番の右打者、ショートのアレックス・ヤーブラフ選手を空振り三振に仕留めて2アウト。
そして続く2番の右打者、セカンドのKC・サーナ選手をショートゴロで3アウトチェンジと、なんとこの回も三者凡退に打ち取りました。
「忍」さんのtweetからショートゴロの映像。
#5/25/2017 ⑥#JacksonGenerals@#JacksonvilleJumboShrimp #中後悠平
Bottom of 6th#MemorialDayWeekend
2イニングを投げて6人で終わりました🇯🇵🇺🇸😀 pic.twitter.com/LcYOzOZmPT— 忍 (@shinobu_kb) 2017年5月26日
この日の中後悠平は、この回でマウンドを降りましたが、今回はフォアボールも無く、とても安定したピッチングで、ここ最近4試合連続で無失点ピッチングを続けていて、一時期の失点が続いた不調の時期から完全に脱したと言って良いのではないかと思います。
この日の投球をまとめると、2イニングを投げて無被安打 無失点 2奪三振 防御率0.00と完璧な内容で、2試合続けての無安打ピッチングとなりました。
いや〜中後悠平投手、調子が上がってきましたね。
これで今シーズンの通算成績は、16試合で23回2/3イニングを投げ、1勝 1敗 1セーブ 1ホールド 28奪三振 防御率3.80と、防御率も3点台まで下げてきました。
チームは破れる
5回、6回の2イニングを中後悠平投手が相手チームを完璧に抑え、その後にマウンドに上がったミラー・ディアズ投手も2イニングを無失点に抑えたのですが、ジェネラルズの攻撃陣が振るわずに得点を奪えず、結局0-5のまま試合終了となり、ジェネラルズはジャンボシュリンプとの初戦を落としてしまいました。
Bullpen threw four hitless innings, but there would be no shrimp cocktail tonight. Jacksonville takes the opener. pic.twitter.com/2BVPKu6Ti3
— Jackson Generals (@jacksongenerals) 2017年5月26日
中後悠平投手が登板した試合は、これで6試合連続でチームが敗戦となっています。
ここ最近の折角の好投に、攻撃陣が応えてくれずチームの成績が振るわないのは、何か歯痒いですね。
まあ所属チームが調子良く勝ち続けるに越した事はありませんが、中後悠平投手には、メジャー昇格と言う大きな目標に向けて、自身の結果をしっかりと出して行ってもらえれば良いかなとも思います。
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次の登板はいつ頃?そして昇格は?
中後悠平投手の次の登板はいつ頃になるでしょうか。
5月26日が、雨天中止となった24日の試合の振替でダブルヘッダーとなる為、中3日と言うか中3試合空けた、5月28日のジャンボシュリンプとのこの5連戦の最終戦辺りに登板しそうな感じでしょうか。
多分、その登板が5月最後の登板になると思われます。
そして月が変わる6月に入り、昇格などの動きが有るのでしょうか。
前回検証した様に、現時点でのメジャー昇格は難しいのではと思いますが、このまま2Aでのプレーが続くのか、それとも1ランク昇格して3Aの「リノ・エーシズ」に移動になるのか。
ただ、これまで見聞きした情報からは、メジャー昇格に関しては、3A、2Aのどちらに所属していてもあまり関係無い感じがします。
イメージ的には、2Aリーグの方が伸び盛りの若手有望選手が多く感じ、こちらの中で揉まれる方が、中後悠平投手も力が付くのかもしれないですね。
何はともあれ、次の登板にも好投を期待したいですね。
中後悠平投手、頑張ってください。
という事で、今回は中後悠平投手の16度目の登板についてチェックしました。
本日も最後まで読んで頂き有難うございました。