こんにちはnicoです。
アリゾナ・ダイヤモンドバックス傘下の2Aチーム「ジャクソン・ジェネラルズ」で、メジャー昇格を目指して奮闘中の中後悠平投手。
そんな中後悠平投手が、今シーズン9回目の登板を果たしました。
今回はその登板内容についてチェックしてみたいと思います。
前回大量失点の汚名返上を
中後悠平投手が前回登板したのが、2日前の4月26日「ビロクシ・シャッカーズ5連戦」の第5戦目でした。
6-1と5点リードをしている状態で、9回裏に試合を締めるべく、クローザーとしてマウンドに上がりました。
ところが、制球の乱れや味方のエラーにより、あっという間に4失点を喫してしまい、結局1アウトしか取れずにマウンドを降りました。
この時の登板の1/3イニング4失点と言う成績によって、それまで0.79まで下がっていた防御率は、一気に3.09まで跳ね上がってしまいました。
中継ぎ投手は投球イニング数が少ない為、僅か1失点でも防御率が跳ね上がってしまうんですよね。
ですので、今回の登板で、少しでも挽回を期待していました。
幻のチームとして再び登板
そんな中後悠平投手が、今回9度目の登板を果たしたのは、ロサンゼルス・ドジャース傘下の2Aチーム「チャタヌーガ・ルックアウツ」をホームに迎えての5連戦の第1戦目となりました。
そしてこの日は、また「金曜日のホームゲーム」ですので、今シーズンのジェネラルズが戦う全141試合の内、たった12試合しか登場しない、幻の謎チーム「ザ・ハブシティ・ヒッポーズ」として、今シーズン2回目の試合が行われる日でした。
(スケジュール的には3回目ですが、4月21日に予定されていた2回目の試合が雨で中止となってしまったので、実質2回目となります)
中後悠平投手は、今シーズン初登板の時もヒッポーズでしたから、かなりヒッポーズに縁がありますね。
今回はセットアッパーとして登板
前回の汚名返上をするべく中後悠平投手が登板したのは、9-1と大量にリードをした8回表、クローザーへと繋ぐセットアッパーとしてマウンドに上がりました。
先ずは1番の左打者、ショートのニック・ゴードン選手を空振り三振に仕留めて1アウト。
次の2番の右打者、セカンドのエンジェル・ビエルマ選手をショートゴロに打ち取りましたが、ショートのコリン・ウォルシュ選手のエラーで出塁を許し1アウト1塁に。
このエラーをしたショートのコリン・ウォルシュ選手ですが、前回の4月26日の中後悠平投手の登板の時にはサードを守っていました。
その時も、1アウトからダブルプレーでゲームセットに成るはずだった所を、この選手のエラーで1アウト満塁のピンチにされてしまい、ここから中後悠平投手が崩れて4失点を喫するキッカケを作った選手でした。
その選手が、今度はショートを守ってまた中後投手の足を引っ張っています。
何か恨みでも持っているんでしょうか、しっかりしてもらいたいですね。
中後悠平投手も前回のことが頭をよぎって動揺したのでしょうか、次の3番の右打者、ライトのエドガー・コルシノ選手の時に暴投してしまい、ランナーに進塁されて1アウト2塁となってしまいました。
しかし、中後悠平投手は踏ん張りました。
この3番のコルシノ選手も空振り三振に仕留め、2アウト2塁となりました。
下の「忍」さんのTweetでは、ワイルドピッチからコルシノ選手の空振り三振までが観られます。
#Chattanooga lookout @ Jackson generals #中後悠平
4/29/17
3人目右バッター
Wild pitch
strikeout pic.twitter.com/iZuszGKcFQ— 忍 (@shinobu_kb) 2017年4月29日
中後悠平投手は、名前の読み長いからか、テレビのアナウンサーに「NAKA(ナカ)」って呼ばれてるんですね。
あともう一踏ん張りとなった所で、今度は味方のキャッチャーに足をひっぱられてしまいました。
次のバッターは4番の右打者、レフトのトラビス・ハリソン選手でしたが、彼との対戦中にキャッチャーにパスボールをされてしまい、ランナーに3塁まで進まれてしまいました。
ここでヒットを打たれたら、前回の登板に続き、また失点となってしまいます。
しかし、中後悠平投手は踏ん張りました。
味方がエラーをするなら、そのリスクの無い方法でと言うことで、この選手も空振り三振に仕留め、結局3つのアウトを全て空振り三振で奪い、チェンジとなりました。
いや〜頑張って汚名返上を果たせましたね。
これで中後悠平投手の今シーズンの成績は、9試合で12回2/3イニングを投げて、1勝0敗1セーブ1ホールド18奪三振防御率2.84となりました。
防御率も3点台からアッという間に2点台に下がりましたね。
チームは昨日の敗戦から1勝1敗のタイに
結局この日の中後悠平投手は、8回の1イニングを投げた後に交代となり、後続の投手へバトンタッチとなりました。
チームは最終的に10-3で勝利し、チャタヌーガ・ルックアウツとの対戦成績を1勝1敗のタイに持ち込むことが出来ました。
The Hippos hammer Chattanooga behind an eight-run third inning Friday night. #HipHipHooray pic.twitter.com/kRRkFSTpE0
— Jackson Generals (@jacksongenerals) 2017年4月29日
また、チーム「ザ・ハブシティー・ヒッポーズ」としての試合も2連勝という事になります。
この先、今シーズンの「ザ・ハブシティー・ヒッポーズ」としての成績が、もし全勝なんて事になったとしたら、来シーズンは本当に「ヒッポーズ」にチーム名が変わってしまうかも知れませんね(笑)
次の登板は?もしかしたら昇格も?
スケジュール的に見ると、次の登板は中1日だとしたら4月30日に成るでしょうか。
または中2日となって、5月1日に成るでしょうか。
そうなると、もしかしたら月替わりの段階で、3Aやメジャーへの昇格も考えられますね。
ただ、今シーズンの最終的な目標である「アリゾナ・ダイヤモンドバックス」は、現在ナショナルリーグ西地区で、首位から0.5ゲーム差の2位と好調なので、ベンチメンバーの入れ替えは今の所無いのではないでしょうか。
今のところは、中継ぎ陣に怪我人でも出ない限り、まだ昇格のチャンスは無さそうです。
(もしかしたら西地区首位への返り咲きを目指して、中継ぎ陣強化の為に入れ替える可能性が無いとは言えませんけどね。)
まあ取り敢えず、もし昇格が有るとしたら、3Aの「リノ・エーシズ」への昇格でしょうか。
それとも、まだもう1ヶ月は、このまま2A所属で行くのでしょうか。
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まとめ
4月28日、中後悠平投手は今シーズン9回目の登板を果たした。
今回の登板は「金曜日のホームゲーム」という事で、幻の謎チーム「ザ・ハブシティー・ヒッポーズ」の選手としての登板だった。
今回も味方のエラーに足を引っ張られて、失点のピンチを迎えたが、3つのアウトを全て空振り三振で奪い、前回の大量失点の汚名返上を果たすことが出来た。
次の登板は、4月30日又は5月1日と予想されるが、もしかしたら月替わりを期に昇格の可能性も考えられる。
月替わりを迎えるここしばらくの期間は、どの様な事態になるのか、少し注目してみたいと思います。
という事で、今回は中後悠平投手の9回目の登板についてチェックしました。
今回も最後まで読んで頂き有難うございました。