こんにちはnicoです。
アリゾナ・ダイヤモンドバックスと3年目のマイナー契約を交わし、2018年の今年を自身最後のメジャー挑戦の年としている 中後悠平投手。
2月13日からダイヤモンドバックスの春のキャンプである「スプリングトレーニング」に招待選手として参加し「今年こそは!」との意気込みでトレーニングに励んでいると思われます。
今回はその最新情報についてチェックしたいと思います。
今シーズン3回の登板
2月13日から始まったメジャーリーグの春のキャンプ「スプリングトレーニング」。
2月23日からはオープン戦が始まって、シーズン開幕に向けて実践的な調整期間へと移っています。
マイナー契約ながら、2年連続で招待選手としてキャンプに参加中の中後悠平投手も、メジャー昇格に向けて首脳陣へアピールする為の実戦登板をこれまで 3試合行ってきました。
先ずはオープン戦開幕前の 2月21日に、キャンプ地アリゾナ州の地元大学の野球チーム「アリゾナ州立大学サンデビルズ」との親善試合で今シーズン初登板を果たしました。
中後悠平投手は、ダイヤモンドバックスが2-0とリードした2回表に2番手投手として登板しましたが、4連打を浴びて2失点と、この日のダイヤモンドバックス投手陣で唯一の失点を喫し、1アウトしか取れずにKOされた形で降板となってしまいました。
この時は中後悠平投手曰く「昨シーズンの3Aでの最終試合以来、始めて打者に対して投げた」との事で、感覚が掴めないままに打ち込まれてしまった感じでした。
正直なところ、この登板が今シーズンの中後悠平投手の評価の第一弾として見られる事になるとしたら少し気の毒な感じがしましたね。
そして2月23日から正式にオープン戦が始まってからの初登板は、オープン戦4試合目となる 2月26日の「コロラド・ロッキーズ」戦でした。
この日はチーム5番手の投手として好投し、 2イニングを投げ、 1安打 2四球 無失点という内容でした。
投球数も2イニングで25球と少なめで、昨シーズン後半に開眼した「三振を無理に狙わずに打たせて取るピッチング」が身を結んできたと思わせる内容でした。
この登板で、前回の悪かった登板内容を消し去り、首脳陣の評価も上がってきたのではないでしょうか。
そして次の登板が、4日後の 3月2日で対戦相手は再び「コロラド・ロッキーズ」で、中後悠平投手はチーム7人目の投手としてマウンドに上がりました。
この日の中後悠平投手は、シーズン初登板の「アリゾナ州立大学サンデビルズ」戦での登板を思わせる様な良くない内容となってしまいました。
出だしからアウトが取れずに連打され、結果的に犠牲フライを挟んで 5連打4失点と打ち込まれてしまい、なんとか1イニングを投げ切ってマウンドを降りる事となりました。
うーん、ここまでの内容を首脳陣はどう評価しているのでしょうか。
本人曰く「展開にのまれてしまった」との事ですが、最初から結果を出していかなければいけない立場でありながら、3度の登板で2度も連打を止められずに失点を重ねてしまったと言うのは、宜しくないですね。
最初の親善試合を除き、オープン戦2試合を投げた時点での、中後悠平投手の投球内容を見てみると、
2試合 3.0回 6安打 4失点 防御率12.00
となっています。
ライバルの好投
今シーズンのダイヤモンドバックスのキャンプには、中後悠平投手が同じポジションを争う、ライバルとなる「左投げの中継ぎ投手」は中後悠平投手を含めて6人が参加しています。
昨シーズンのダイヤモンドバックスは、レギュラーシーズン中のベンチに「左の中継ぎ投手」を「 3名」入れていました。
今年も同じ配分のベンチ入りメンバーになると仮定すると、左の中継ぎ投手6人の中から上位3人の中に入らなければなりません。
もしくは6人の中の上位4人あたりに入って、レギュラーシーズンの開幕ベンチ入りは叶わなかったとしても、先ずは40名枠のメジャー契約を獲得し、マイナーチームで調整しながら、ベンチ入りの声が掛かるのを待つ状態にまで持って行きたいところです。
そこで気になるのが中後悠平投手のライバル達のオープン戦での成績です。
中後悠平投手のライバルは以下の5名となります。
現在メジャー契約を結んでいるのが、アンドリュー・チェイフィン投手、T.J.マクファーランド投手、ジャレッド・ミラー投手の3人。
中後悠平投手と同じマイナー契約を結んでいるのが、ジョージ・デラロサ投手、アントニオ・バスタード投手の2人。
彼らの3月10日現在の成績を見てみましょう。
#40 アンドリュー・チェイフィン
5試合 4.1回 2安打 4失点 防御率8.31
#30 T.J.マクファーランド
4試合 4.1回 4安打 2失点 防御率0.00(自責点0)
#63 ジャレッド・ミラー
4試合 3.2回 4安打 2失点 防御率4.91
#29 ジョージ・デラロサ
4試合 3.1回 5安打 3失点 防御率8.10
#58 アントニオ・バスタード
4試合 3.1回 4安打 1失点 防御率2.70
いずれも中後悠平投手より登板数も多く、成績も上回っている感じです。
中後悠平投手、この時点で出遅れ感が否めませんね。
今年もファーストカットの一人に
ライバル達が着々と登板数を増やして実績を上げている中、中後悠平投手に関しては3月2日のオープン戦2試合目となる登板以来、もう1週間以上もマウンドに上がるチャンスがやって来ていませんでした。
これはもしかして首脳陣に見限られた、良くない兆候かな?と思っていたら・・・
ついにと言いますか、やはりと言いますか、ダイヤモンドバックスの公式Twitterで ファーストカットの選手リストが発表され、残念ながらそのリストに 中後悠平投手の名前も入ってしまっていました。
#Dbacks make the following roster moves:
Option to Triple-A Reno: RHP Jake Barrett, LHP Jared Miller
Reassign to MiLB camp: RHP Ryan Atkinson, RHP Taylor Clarke, INF Kevin Cron, LHP Yuhei Nakaushiro, C Michael Perez, RHP Taylor Widener
51 players remain in #DbacksSpring camp.
— Arizona Diamondbacks (@Dbacks) March 10, 2018
残念ですね。
このツイートによると、中後悠平投手はマイナーキャンプ行きとなった様です。
現在マイナー契約となっている中後悠平投手の所属は、3Aの「リノ・エーシズ」となっていますので、多分そちらに移ってマイナーリーグの開幕を迎える事になると思われます。
また、中後悠平投手のライバルとして一緒にキャンプに参加していたジャレッド・ミラー投手も、中後悠平投手と同じ「リノ・エーシズ」行きが通告された様です。
ただ彼の場合は40人枠のメジャー契約を結んだ状態のままでのマイナー行きなので、レギュラーシーズン開幕後に上から声が掛かれば、直ぐにメジャーのベンチ入りができる立場となっています。
やはりこの立場の差は大きいですね。
中後悠平投手がこれから3Aで良い成績を上げていくとしても、既に埋まっている40人枠のメジャー契約の中に入り込めない限り、メジャーデビューの目標は今年も難しくなりそうです。
目標達成への道のりは厳しそうですね。
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まとめ
残念ながら今シーズンもキャンプ序盤でマイナー行きとなってしまった中後悠平投手。
ただ、今後全くチャンスが無くなったと言う訳ではありません。
同じポジションの選手の不振や怪我、トレードなども考えられますし、もしかしたら 中後悠平投手自身のトレードなんて事があるかも知れません。
どんな所でどんなチャンスが転がり込んでくるか分かりませんから、先ずは自分のピッチングを磨き上げて、マイナーで安定した成績を挙げる事が大切ですね。
メジャー挑戦は今年で最後と公言している中後悠平投手。
残念ながら今シーズンもマイナースタートとなってしまいましたが、何はともあれ悔いのない一年を過ごして欲しいです。
なるへそニュースは今シーズンも中後悠平投手を応援していきたいと思います。
頑張ってください。
という事で、今回は残念ながらマイナーキャンプ行きを通告されてしまった中後悠平投手についてチェックしました。
本日も最後まで読んでいただき有難うございました。
コメント
昨年より、いつも拝見しております。
中後の情報以外の、他の選手の情報もまとめて頂いており、中後を応援している者として
非常にありがたく思っております。
個人的には他球団へのメジャー移籍が、今のところ一番近道じゃないかと思っておりますが。
特にイチローが復帰したマリナーズなど。
ともかく同行を見守りたく、今後も拝見いたしたく存じます。
とたけけ様
コメント有難うございます。
中後投手、頑張ってメジャーに上がってもらいたいですけどね。
ここぞと言う場面でつまずいちゃう感じですね。
去年2Aのジャクソン・ジェネラルズで、チームメイトがマイナー間でトレードされたことがあったので、そんな感じで他のチームに移って、そこからメジャーに上がるなんて事も良さそうですね。