こんにちはnicoです。
2017年の今シーズン、MLB アメリカ・メジャーリーグ「アリゾナ・ダイヤモンドバックス」と2年目となるマイナー契約を交わし、傘下の2Aチーム「ジャクソン・ジェネラルズ」に所属して、メジャー昇格を目指していた中後悠平投手。
そんな中後悠平投手に対し、NPB日本プロ野球セ・リーグの「阪神タイガース」が来シーズンの中継ぎ候補として獲得調査を進めていることが分かりました。
今回はその辺りについてチェックしてみたいと思います。
2年目もメジャー昇格成らず
2016年に続き、2017年の今シーズンもMLB アメリカ・メジャーリーグ「アリゾナ・ダイヤモンドバックス」とマイナー契約を交わし、メジャー昇格を目指した中後悠平投手。
春先の「スプリングトレーニング」では招待選手としてメジャーのキャンプに合流した事で、今シーズンのメジャー昇格に期待を持たれました。
アリゾナ・ダイヤモンドバックスの、かつての大エース「ランディ・ジョンソン」を彷彿とさせる左のサイドスロー投法から「和製ビッグユニット(ビッグユニットとはランディ・ジョンソンのニックネーム)」と呼ばれた中後悠平投手。
ピッチャーマウンドの一塁寄りの方からボールがリリースされる投球は、変化球のスライダーによって横の角度を最大限に利用する事ができ、左バッターにとってはバットの届かない「外へ逃げていく」ボールとなる事から「左打者キラー」としての役割が期待されていました。
キャンプでは、対戦したメジャー選手達からも「とても打ちにくい」と高評価を得ていましたが、「制球の精度をもっと磨いて欲しい」と言う要望と共に、残念ながら傘下の2Aチーム「ジャクソン・ジェネラルズ」へのマイナー行きが通告されてしまいました。
ただ評価が高かった事は事実で、レギュラーシーズンに入ってからの早い時期でのメジャー昇格も期待されていました。
中後悠平投手にとって不運だったのが、ダイヤモンドバックスが「コロラド・ロッキーズ」から新たに獲得した「ジョージ・デラロサ」投手を始めとする、左の中継ぎ投手陣がとても調子良く、中後悠平投手の入り込める隙が無くなってしまった事でした。
そこに来てダイヤモンドバックス自体も成績が好調で、久々のポストシーズン進出の期待がが掛かり、今シーズンのメジャー昇格に向けての最後のチャンスであった、9月のベンチ入り人数枠拡大の「セプテンバーコールアップ」に於いても、来シーズンに向けてのテスト起用などをする余裕が無くなった事も災いしました。
そんな理由から、シーズン終盤には3Aの「リノ・エーシズ」への昇格まで辿り着きましたが、最終目標である「メジャー昇格」までは果たせずに今年の挑戦が終了してしまいました。
来シーズンの挑戦に含みを持たせる発言
マイナーリーグはメジャーよりも1ヶ月早く、9月4日でレギュラーシーズンが終了しました。
中後悠平投手所属の「リノ・エーシズ」は、その後マイナーリーグのポストシーズンに進出しましたが、3連敗で敗退が決まり、その時点で今シーズンのすべての日程が終了。
今シーズンの契約が終了した中後悠平投手は、9月15日に日本へ帰国しました。
帰国後の中後悠平投手はインタビューで来年に向けての抱負を聞かれましたが、「日本で拾ってくれる球団があるなら話を聞きたい。米国でやる(メジャー挑戦する)としても絶対に来年まで(で終わり)」と答えました。
メジャー昇格すれば最低年俸5000万円以上が保証されますが、本音とすれば日本でプロ野球選手としての道が再び開くのであれば、そちらを優先したい気持ちが現れている感じがしましたね。
阪神が獲得調査との報道
中後悠平投手がアメリカから帰国して早ひと月弱、日本でもプロ野球のクライマックスシリーズ進出球団が決まり、これから日本シリーズへ向けてポストシーズンの戦いが始まろうとしています。
そんな中、今シーズンのセ・リーグで2位を確定してクライマックスシリーズ進出を決めた「阪神タイガース」が、来シーズンの中継ぎ投手候補として中後悠平投手をリストアップし、獲得に向けて調査を進めていることが分かりました。
阪神タイガースと言えば、今シーズンはドリス、桑原、マテオの強力なリリーフ陣の活躍でリーグ2位を確保しましたが、それぞれの投手がシーズン60試合以上の登板と、かなり疲労が蓄積している事が考えられます。
これは先発投手陣にも関連する問題ですが、藤浪晋太郎投手のイップス疑惑による不調に代表されるように、簡単に解決できる問題では無さそうです。
そうなると、来シーズンの各投手の負担を減らす為にも、リリーフ陣の補強は必要なのかもしれません。
そこに、メジャー昇格が叶わなかったとは言え、今シーズンマイナーリーグで50試合登板を果たし、防御率も2.53と好成績を残した中後悠平投手がリストアップされた様です。
中後悠平投手自身も大阪出身で、近畿大学卒業までずっと関西に居た訳ですから、阪神タイガースからの獲得オファーが有れば、望み得る最高の形で来シーズンを迎える事になるのではないでしょうか。
また阪神タイガースは、過去のアメリカ帰りの選手には寛大な契約を結んで来ましたので、中後悠平投手はメジャー帰りでは無いですけど、上手く行けば複数年契約の獲得も有るかも知れません。
そうなれば、来シーズンは久し振りに落ち着いた環境で野球を出来る事になり、また奥様の光さん・長男の颯斗君とも、この2年間以上に家族水入らずで過ごせる時間が増える事になります。
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日本人メジャーデビュー記録は大谷翔平にお任せ
今シーズン唯一の望みであった中後悠平投手のメジャー昇格が叶わなかった事で、野茂英雄投手から続いた22年連続の「日本人メジャーデビュー記録」が途絶え、23年連続とはなりませんでしたね。
残念ではありますが、この記録は来シーズンメジャー挑戦が確定的な、北海道日本ハムファイターズの大谷翔平投手からまた始めてもらっても良いのかなと思います。
そして中後悠平投手には、来シーズン縦縞のユニフォームを着て、甲子園球場のマウンドで、この2年間の成長を見せてもらいたいものです。
近々の良い知らせを期待したいですね。
という事で、今回はアメリカマイナー帰りの中後悠平投手を阪神タイガースが獲得調査中というニュースについてチェックしました。
本日も最後まで読んで頂き有難うございました。