こんにちはnicoです。
2017年シーズンも、MLB アメリカ・メジャーリーグ「アリゾナ・ダイヤモンドバックス」とマイナー契約を交わし、2Aリーグ「ジャクソン・ジェネラルズ」で登板を重ね、3Aに昇格した中後悠平投手。
9月1日に3Aに昇格し、即初登板を果たした中後悠平投手が、3Aで2度目の登板を果たしましたので、今回はその内容と結果についてチェックしてみたいと思います。
突然の昇格による長距離移動
中後悠平投手が前回登板したのは、9月1日「アルバカーキ・アイソトープス」とのホーム4連戦の初戦でした。
前日まで2Aリーグの「ジャクソン・ジェネラルズ」に所属して、テネシー州ノックスビルに滞在していた中後悠平投手。
昇格の通達を受けて急遽、翌朝に約3700kmの距離を移動して3Aのチーム「リノ・エーシズ」に合流し、その日のうちに即初登板して2イニングを投げると言う、非常にハードな1日を過ごしました。
マイナーリーグの世界では、最高のパフォーマンスを発揮する為に、快適な移動手段とスケジュールでコンディションを維持するなんて事は念頭に置いてない様ですね。
まあ、スケジュールのハードさに関してはメジャーリーグも似た様なものでしょうけど、マイナーリーグではバスで10時間以上の長距離移動など、更に輪をかけたハードな移動スケジュールが組まれているので体力的に厳しそうです。
実際に中後悠平投手自身も、成績不振の時は、慣れないバスの長距離移動による体力的なコンディション不良も原因の一つとして有ったと本人が答えています。
オールスター前の時には13時間バス移動もあったので、あの時は死ぬかと思いました(笑)。次の日からオールスター休みで3日間オフだったのでなんとかかなりましたけどね…。調子の悪い時は力んでしまっているのもあったと思うんですけど、正直身体も疲れていました。バス移動での疲れも影響していたのかなというのもありますね。
出典:Yahooニュース
前回の登板から中2日
そんなハードな1日を過ごした中後悠平投手は、9月1日から中2日となった9月4日に「リノ・エーシズ」にとって、今年のレギュラーシーズン最終戦となる「アルバカーキ・アイソトープス」とのホーム4連戦の第4戦目に、今シーズン3Aでの2度目となる登板を果たしました。
この日の試合は、エーシズの打線が爆発し、7回を終了した時点で13-0と一方的にリードした試合となりました。
中後悠平投手は、7回まで相手を0点に抑えでの降板したマット・コック投手の後を継いで、エーシズの2番手として8回表のマウンドに上がりました。
13-0とリードした8回表のアイソトープスの攻撃。
先ず迎えた1番の右打者、レフトのロセール・ヘレーラ選手にレフトへの2塁打を打たれてしまい、いきなりノーアウト2塁のピンチ。
次の2番の左打者、ピンチヒッターのディロン・トーマス選手をサードのファウルフライに打ち取り1アウト2塁。
しかし続く3番の右打者、センターのノエル・クエバス選手にレフトへの2塁打を打たれてしまい1点を失い、更に1アウト2塁とピンチが続きます。
続く4番の左打者、ファーストのライアン・ハワード選手を空振り三振に仕留めて2アウト2塁と、何とか2アウトまで漕ぎ着けました。
そして次の5番の右打者、サードのデリック・ギブソン選手を迎える場面でエーシズのベンチが動き、中後悠平投手はここで次のピッチャーと交代となってしまいました。
「忍」さんのtweetより、三振を奪った後に投手交代の様子の映像。
9/4/2017❹#中後悠平 #AlbuquerqueIsotopes@#RenoAce
8回表
AAA2回目の登板。
残り後5試合 pic.twitter.com/1qWLgG3lUl— 忍 (@shinobu_kb) 2017年9月5日
うーん、先発投手の後を継いでマウンドに上がりましたが、2塁打を2本打たれて、この試合のエーシズ側の唯一の失点を喫して途中降板と、あまり印象が良くなかったですね。
この日の中後悠平投手の投球内容を改めて見ると、2/3イニング2被安打1失点1奪三振防御率13.50と言うものでした。
シーズン50登板を達成
レギュラーシーズン最終戦となるこの日、中後悠平投手は今シーズンの3Aリーグ2度目の登板を果たしました。
中後悠平投手は、3A昇格前の2Aで48回の登板を果たしていましたので、合わせてシーズン50登板を達成しました。
4月から約5ヶ月で140試合を行うハードスケジュールの中で、全試合の1/3以上となる50登板を果たしたと言うのは、もの凄い事だと思います。
もうすぐ28歳になる中後悠平投手にとって、年齢的にもメジャーに挑戦出来る期間はそう長くないだけに、馬車馬の様に働けるタフネスさもアピールポイントとして示さなくてはいけないのでしょうね。
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チームは最終戦を勝利で締める
話を戻して、9月4日のこの日の試合、中後悠平投手の降板後、エーシズは投手の細かな継投策で相手打線を抑え、13-1でシーズン最終戦を大差で勝利しました。
The #Aces close the 2017 regular season with their 80th win. Matt Koch dealt seven innings of shutout, six-hit ball as Aces get 13 runs. pic.twitter.com/LVUpw4tUy9
— Reno Aces (@Aces) 2017年9月4日
また、この日でレギュラーシーズンを終えたと言うことで、中後悠平投手の3Aのレギュラーシーズンの通算成績は2試合で2回2/3イニング投げて、1ホールド2奪三振防御率6.75と言う内容で終了しました。
急な長距離移動から新しいリーグに慣れる間も無くシーズン終了となってしまって、ちょっと不完全燃焼な感じですね。
この後、チームは9月6日からポストシーズンに入り、「パシフィック・カンファレンス南地区」優勝の「エルパソ・チフアフアス」と「パシフィック・カンファレンス優勝決定戦」を行います。
5試合制で3勝で勝ち上がりとなり、勝ち進めばその後は「パシフィック・コーストリーグ優勝決定戦」に進むことになります。
中後悠平投手がレギュラーシーズン終了間際に3Aに昇格した理由は、今後のポストシーズンに向けての戦力補強と言うものが大きいと思われますので、是非その期待に応えて来シーズンに繋がる様な活躍を見せて貰いたいものですね。
中後悠平投手、今シーズン残り後わずか、頑張ってくださいね。
と言うことで、今回は3Aに昇格して2度目の登板を果たした中後悠平投手についてチェックしました。
本日も最後まで読んで頂き有難うございました。