こんにちはnicoです。
MLB アメリカ・メジャーリーグ「アリゾナ・ダイヤモンドバックス」とマイナー契約を交わし、傘下の2Aチーム「ジャクソン・ジェネラルズ」に所属して、今シーズンのメジャー昇格を目指している中後悠平投手。
そんな中後悠平投手が、今シーズン37度目の登板を果たしましたので、今回はその内容と結果、そしてメジャー昇格への展望についてチェックしてみたいと思います。
前回の登板から中4日
中後悠平投手の前回の登板は、7月21日の「バーミンガム・バロンズ」5連戦の第3戦目でした。
2-0とジェネラルズがリードした状態での9回裏に、2番手のガブリエル・モヤ投手から引き継ぎ、クローザーとしてマウンドに上がりました。
この時は立ち上がりが乱れてヒットを連打され、その後の内野ゴロの間に点を取られてしまい、1点差と迫られましたが、その後はキッチリと打ち取り試合を締め、中後悠平投手には今シーズン4個目となる「セーブ」が付きました。
しかし、13試合連続で続いていた「自責点0」の成績は、残念ながらここで途絶えてしまいました。
2試合続けてクローザーとして登板
そして今回の中後悠平投手は、それから5日後となる7月26日の「モービル・ベイベアーズ」ホーム5連戦の第2戦目、ジェネラルズが5-1とリードした状態の9回表、ベイベアーズ最後の攻撃に対し、今回もクローザーとして今シーズン37度目のマウンドに上がりました。
先ず迎えた5番の左打者、セカンドのホセ・ロジャス選手を空振り三振に仕留めて1アウト。
次の6番の右打者、キャッチャーのホセ・ブリセノ選手をライトフライに打ち取り2アウト。
続く7番の右打者、サードのザック・ハウンチンズ選手をショートゴロに打ち取り3アウト。
「忍」さんのTweetより、ショートゴロでゲームセットの映像。
7/26/2017 ❹#中後悠平#MobileBayBears @#JacksonGenerals
9回表馴染んでる笑
楽しそう笑 pic.twitter.com/yjg750NJ3u— 忍 (@shinobu_kb) 2017年7月28日
アッサリと三者凡退としてゲームを締め試合終了となりました。
いや〜この日の中後悠平投手、良かったですね。
投球内容も1イニングを無失点 1奪三振 防御率0.00と言うものでした。
また、この日の全投球数18球の内、13球がストライクと、コントロールも安定していました。
ただ、試合としては4点差の状況での登板という事で、3点差以内の登板時に付く「セーブ」は残念ながら付きませんでしたね。
これで今シーズンの中後悠平投手の通算成績は、37試合で52回1/3イニングを投げ、1勝 2敗 4セーブ 5ホールド 53奪三振 防御率2.41となりました。
チームは5連勝で同率3位浮上
この日のジェネラルズは、相手打線を1失点に抑えて5-1と快勝しました。
FINAL: Travis Denker homers, drives in four runs as the Generals make it 🖐️ in a row! pic.twitter.com/gq9liuJFQf
— Jackson Generals (@jacksongenerals) 2017年7月27日
これで前のカードの「バーミンガム・バロンズ」戦の第3戦目から5連勝となり、サザンリーグ北地区の3位まで浮上してきました。
失点が多い時は、さらに得点を重ねて勝利するなど、投打がかみ合ってきた感じですね。
このまま2位まで浮上すれば、後期ワイルドカードの資格で9月のポストシーズンに進めそうです。
ただ、中後悠平投手にはその時期にその場には居てもらいたくは無いですけどね。
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勝負の1ヶ月
もう直ぐ8月となり、メジャーのアクティブロースター枠(ベンチ入り人数枠)が拡大する「セプテンバー・コールアップ」まで残り1ヶ月となります。
メジャー昇格を目指している中後悠平投手には、そろそろ何かしらの動きが有ってもらいたいところです。
メジャー昇格の前準備として、3Aへの昇格が有るのでしょうか。
2Aから直接メジャー昇格という事も有るのでしょうが、順当な流れから行ったら8月には3Aに居てもらいたいですね。
中後悠平投手がマイナー契約をしている「アリゾナ・ダイヤモンドバックス」は、現在もナショナル・リーグ西地区の2位をキープしていて、ポストシーズンへのワイルドカード争いで1位となっています。
となると、9月の「セプテンバー・コールアップ」でどの様な選手を昇格させるかが気になるところです。
「セプテンバー・コールアップ」で昇格した選手は、その後のポストシーズンには出場資格がありません。
となると、そこで昇格する選手は、純粋に残りのレギュラーシーズンを戦い抜くための戦力補強の意味合いと、来シーズンに向けてのテスト的な意味合いのどちらかでの昇格になると思われます。
現在、中後悠平投手が目指している「左の中継ぎ投手」という枠は、チェイフィン、マクファーランド、デラロサの3投手が、それぞれ防御率2.38、2.56、4.26、と比較的安定しています。
なので中後悠平投手が昇格するとすれば戦力補強と言うよりは来シーズンへのテスト的な意味合いでとなるのではないでしょうか。
そうなるとやはり問題は「契約の壁」でしょうか。
中後悠平投手が「セプテンバー・コールアップ」でメジャー昇格する為には、現在の「マイナー契約」を「メジャー契約」に変更しないといけません。
メジャー契約選手は40人に限られていて、ダイヤモンドバックスも、現在その枠いっぱいのメジャー契約選手がいます。
中後悠平投手がメジャー契約を結ぶ為には、現在のメジャー契約選手の誰かを外さなければいけません。
または誰かが60日のDL(故障者リスト)に入るとか。
先日3Aからメジャーに昇格したアンソニー・バンダ投手は、既に40人枠のメジャー契約を結んでいた為、特に難しい障害無く昇格出来た訳です。
ですから中後悠平投手にとって、この「契約問題」こそが、昨シーズンに引き続き、今シーズンのメジャー昇格に向けて「最後にして最大の壁」となる事は間違いないでしょう。
何れにしても中後悠平投手にとっては、チームが契約を変更してでもメジャーに上げたいと思わせる様な成績を上げ続ける事が、何よりも重要ですね。
チャンスは残り1ヶ月。
中後悠平投手の活躍にこれからも期待したいですね。
と言う事で、今回は中後悠平投手の今シーズン37度目の登板とメジャー昇格の展望についてチェックして見ました。
本日も最後まで読んで頂き有難うございました。