こんにちはnicoです。
MLB アメリカ・メジャーリーグ「アリゾナ・ダイヤモンドバックス」とマイナー契約を交わし、傘下の2Aチーム「ジャクソン・ジェネラルズ」に所属して、今シーズンのメジャー昇格を目指している中後悠平投手。
そんな中後悠平投手が、今シーズン19度目の登板を果たしましたので、今回はその内容と結果についてチェックしてみたいと思います。
延長14回の死闘
6月4日から始まった「チャタヌーガ・ルックアウツ」との5連戦。
中後悠平投手は、その第1戦目に2番手投手として登板し、見事にピンチの火消し役を果たしました。
ただ、中後悠平投手の好投にもかかわらず、チームはサヨナラ負けを喫してしまい、その翌日の第2戦目も破れ、この日の第3戦にも負けると、この5連戦の負け越しが決まってしまいます。
そうでなくても、ここ最近のジェネラルズは負けが込み、現在ジェネラルズが所属する「サザンリーグ北地区」の中の順位が、5チーム中4位と低迷してしまっています。
昨シーズン2016年のサザンリーグ・チャンピオンチームだったジェネラルズにとって、この低迷は受け入れ難いのではないでしょうか。
そんな思いのこもった第3戦目でしたが、5回までに双方が2点づつ得点した後はお互いに得点出来ず、9回まで進んでも決着が付かずに、ついに延長戦突入となりました。
ジェネラルズは先発のジョエル・ペヤンプス投手が5回まで投げて降板後、9回までに3人の中継ぎ投手を注ぎ込んで登板させています。
ただ、ここまで来たら負けるわけには行きません。
9回に1イニング投げたジャレッド・ミラー投手を10回にもう1イニング登板させましたが、それでも決着がつかず、11回からは中継ぎエースのガブリエル・モヤ投手を登板させました。
モヤ投手も11回、12回、13回と3イニングを踏ん張り無失点に抑えたのですが、ジェネラルズも仲良く付き合って無失点。
しかし、14回表にジェネラルズが漸く犠牲フライとヒットで2点を奪い、4-2とリードを奪った14回裏、ゲームを締めるべく中後悠平投手がマウンドに上がりました。
今シーズン19度目のマウンド
14回裏に、2点リードの場面でゲームを締めるべく、クローザーとしてマウンドに上がった中後悠平投手。
時刻は既に夜の11時を回っています。
予想外の中1日での登板でしたが、前回は1回1/3イニングのみだったので問題無いでしょう。
しかし・・・
先ず迎えた9番の左打者、セカンドのライアン・ウォーカー選手に、いきなりフォアボールを与えてしまいノーアウト1塁。
続く1番の左打者、ショートのニック・ゴードン選手に、中後悠平投手のグラブを弾いてセカンドに転がる内野安打を打たれ、ノーアウト1、2塁とピンチに。
う〜ん、ここでもし長打でも打たれて同点にでもされたら、皆んな気落ちして一気にサヨナラ負けしそうです。
中後悠平投手にとっても、ここが踏ん張りどころです。
そして迎えた2番の右打者、ライトのエドガー・コルシノ選手への投球。
上手く引っ掛けさせてサードゴロに打ち取り、3塁をフォースアウトにした後、1塁へ転送し1塁もアウト。
見事にダブルプレーを成立させて、一気に2アウト2塁まで漕ぎ着けました。
そして、続いて迎えた3番の左打者、レフトのラモンデ・ウェイド選手をファーストゴロに打ち取り3アウトでゲームセット!
4-2でジェネラルズが勝利し、4時間17分に及ぶ死闘に幕が下されました。
It took a season-long 14 innings, but the Generals prevailed in Chattanooga tonight! pic.twitter.com/htPALJIPcZ
— Jackson Generals (@jacksongenerals) 2017年6月7日
中後悠平投手のこの日の投球内容は、1イニング 1被安打 1四球 防御率0.00。
この日の投球で、中後悠平投手には4月15日以来となる今シーズン2個目の「セーブ」が付きました。
中後投手、やりましたね!
これで今シーズンの通算成績は、19試合で29イニングを投げ、1勝 1敗 2セーブ 1ホールド 31奪三振 防御率3.41となりました。
しかし、この日の試合終了時刻が23時32分との事でしたが、よりによって翌日の試合がデイゲーム日程となっていて、試合開始時刻が午前11時45分!
これはキツイですね〜。
中後悠平投手も、もちろん翌日もベンチ入りする訳ですから他の選手達と一緒でしょうけど、やはり試合に出ている時間の長い、野手の選手達はもっとキツイでしょうね。
オールスター休暇でリフレッシュ
「ジャクソン・ジェネラルズ」が所属している2Aサザンリーグでは、6月20日に「オールスターゲーム」が開催されます。
ジェネラルズからは、3名の野手と3名の投手の合計6名が「オールスターチーム」に選出されましたが、残念ながら中後悠平投手はその中には選ばれませんでした。
オールスターに選ばれた、ジェネラルズの3名の投手の内、1名は先発のテイラー・クラーク投手で、残りの2名は中継ぎ投手のガブリエル・モヤ投手とジョーイ・クレビエル投手の2人です。
モヤ投手の防御率は1.44、一方のクレビエル投手の防御率は2.25。
これは選ばれるに値する成績ですよね。
中後悠平投手は、4月末から5月上旬に掛けての一時期な不調の時に、失点を重ねて防御率が悪化してしまったのが良くなかったですね。
あの不調の時期が無ければ、防御率も2点台前半どころか1点台だったと思われます。
タラレバの世界の話になりますが、もしそうだったとしたら中後悠平投手もオールスターに選ばれていたかもしれませんね。
まあ、オールスターを挟んで3日間がオフになる訳ですから、そこでリフレッシュして、後半に向けての英気を養ってもらいたいです。
もしかしたらその頃の日程に合わせて、日本から奥様の奥様の「光(ひかる)」さんと長男の「颯人(りゅうと)」君が、中後悠平投手に会いに来るのかも知れませんね。
キャンプに向けて春先に渡米して以来、テレビ電話などで家族の会話は欠かしてはいないでしょうけど、やはり実際に抱っこをしてお子さんの成長を確かめたいですよね。
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次の登板はいつ頃?
今回の試合で実感しましたが、試合内容次第で、中継ぎ投手の登板の機会は変化しますから、次の登板を予測するのは難しいですね。
まあ、今回の様な試合はそうそう無いでしょうから、順当に行けば、次は地元ジャクソンに戻っての「テネシー・スモーキーズ」戦になるでしょうか。
6月9日金曜日の「ザ・ハブシティ・ヒッポーズ」としての登板も期待したいですが、多分6月10日の土曜日か6月11日の日曜のどちらか辺りではないでしょうかね。
因みにおまけ情報として、ジェネラルズ主催となる「テネシー・スモーキーズ」5連戦の内の、6月10日の土曜日の試合は「ウェディング・ナイト」と銘を打ち、花火打上げの他に、1組のカップルをハワイに招待する催しや、先着500名の大人の入場者へガラス製のビールジョッキのプレゼントなども催される様です。
前の週に開催された「スターウォーズ・ナイト」の観客数が6,224名との事でしたから、同程度の観客数と想定すると、結構競争率高そうですね。
機会があれば、メジャーリーには無い、地元密着の雰囲気が漂うマイナーリーグの試合も、いつか観に行ってみたいものです。
と言うわけで、今回は19度目の登板を果たした中後悠平投手の投球内容と結果についてチェックしました。
本日も最後まで読んで頂き有難うございました。