こんにちはnicoです。
アリゾナ・ダイヤモンドバックス傘下の2Aチーム「ジャクソン・ジェネラルズ」に所属して、今シーズンのメジャー昇格を目指している中後悠平投手。
そんな中後悠平投手が5月7日の「モービル・ベイベアーズ」戦に今シーズン11度目の登板を果たしましたので、今回はそこをチェックしてみたいと思います。
1点ビハインドで2番手として登板
対戦相手チームの「モービル・ベイベアーズ」の本拠地、アメリカ南部メキシコ湾に面する町、アラバマ州モービルの「ハンクアーロン・スタジアム」で、5月3日から行われていた5連戦。
中後悠平投手は、その最終戦となる5戦目、5月7日の日曜日の試合の7回裏、0-1と1点差で負けている状況で先発投手から引き継ぎ、2番手投手として登板を果たしました。
前回の登板は5月1日の「チャタヌーガ・ルックアウツ」戦だったので、中5日と中継ぎ投手としてはかなり間隔が空いての登板でしたね。
登板間隔が空いた理由として考えられるのが、5月1日以降、移動日があったり、初戦が雨天中止となり、翌日、日程消化の為に1試合7回制のダブルヘッダーを行ったりと、変則的な日程が続いたことによるものがあると思います。
ただ、前回の登板で、1アウトしか取れない中でワイルドピッチや被安打により、今シーズン初の「負け投手」となってしまった事から、中後悠平投手の精神的な立ち直りの時間を与えられた、と言う事があったのかもしれません。
または、単純にベンチからの信頼感が揺らぎ、勝っている状況で投げさせて貰えなくなったのでしょうか。
まあ、何はともあれ、現状与えられた場面でベストを尽くすしかないですね。
1イニング4被安打で3失点
7回裏、0-1と1点ビハインドの状況でマウンドに上がった中後悠平投手。
僅か1点差ですから、この回をうまく無失点に抑えれば、もしかしたら次の回にジェネラルズが得点でもすれば勝ち投手になれる可能性もある状況です。
先ず迎えたバッター、8番の左打者、キャッチャーのフランシスコ・アルシア選手に、いきなりセンター前ヒットを打たれてしまいノーアウト1塁。
次の9番の右打者、センターのザック・ウェルツ選手にもセンター前ヒットを連打され、ノーアウト1、2塁と失点のピンチに。
「忍」さんのtweetより。
5/7/2017
2人目右バッター#中後悠平
Jackson generals @ mobile bears pic.twitter.com/JMrbRqsXQR— 忍 (@shinobu_kb) 2017年5月8日
続く1番の右打者、レフトのマイケル・ハーモシロ選手をセンターフライに打ち取り1アウト1、2塁。
次の2番の右打者、ショートのデビッド・フレッチャー選手をショートゴロに打ち取りましたが、セカンドをフォースアウトに取っただけで2アウト1、3塁。
ここでダブルプレーが取れていれば、3アウトチェンジで終わっていたんですけど残念でしたね。
また少し守備陣に足を引っ張られましたね。
そして次の3番の左打者、ライトのフォレスト・オールデイ選手の時に、1塁ランナーのデビッド・フレッチャー選手に盗塁を決められ、2アウト2、3塁とピンチは広がります。
ここでフォレスト・オールデイ選手にライト前へタイムリーヒットを打たれてしまい、2塁ランナーまで一気に生還して2失点し、0-3となってしまいました。
状況は未だに2アウト1塁。
続く4番の右打者、サードのザック・ホーチン選手にはライトへの2塁打を打たれてしまい、1塁ランナーが一気に生還して3失点目で0-4となってしまいました。
状況は2アウト2塁と未だにピンチ。
ここでコーチがマウンドに上がってきたので、もしかしたら交代かな?とも思いましたが、続投でした。
そして次の5番の右打者、DHのウェイド・ワス選手を空振り三振に打ち取り、やっと3アウトチェンジ。
「忍」さんのtweetより。
5/7/2017
7人目右バッター#中後悠平#Jackson generals@ mobile bears
中後投手前回投げたのは5/1でした。今日の7回裏は本当にstruggleしていたように思えました。7回最後迄投げましたね。 pic.twitter.com/muFNoZYqUJ— 忍 (@shinobu_kb) 2017年5月8日
中後悠平投手はこの回の1イニングだけでマウンドを降りることになり、今回の登板は4被安打 3失点 1奪三振 防御率27.00と言う内容でした。
チームは4連勝の後の敗戦
0-4となってしまった後のジェネラルズですが、結局最後まで点を取れずにそのまま完封負けとなってしまい、この5連戦4連勝してきましたが、中後悠平投手の登板したこの試合だけ敗戦となってしまいました。
Brooks Hall dealt today, but it wasn't enough as Jackson dropped the finale in Mobile. pic.twitter.com/607RXpnRHB
— Jackson Generals (@jacksongenerals) 2017年5月7日
ただ、完封負けでしたので、敗戦投手は最初の1失点をした先発のブルックス・ホールズ投手になりました。
たた印象的には、点差を広げられてしまった中後悠平投手が負け試合への流れを作ってしまった感がありますね。
これで今シーズンの中後悠平投手の通算成績は、11試合で14イニングを投げ、1勝 1敗 1セーブ 1ホールド 20奪三振 防御率5.14となりました。
4月下旬あたりの登板から、結構失点が続いていますね。
前回の登板時にも書きましたが、こうなってくると不調の原因は、技術的な事に加えて、精神的な要因が大きいのかも知れませんね。
言葉の壁もまだ大きいでしょうから、出来れば日本語の出来るメンタルトレーナーとかに付いて貰うと良いのかも知れませんね。
メジャー昇格の可能性は?
そもそも中後悠平投手は、メジャー昇格を目指しているわけですから、ここで燻っている訳には行かないので、頑張って貰いたいところです。
中後悠平投手がメジャーに昇格する為には、本人の調子の他にも、現在メジャーでベンチ入りしているライバル達の調子が大きく影響してきますよね。
現在中後悠平投手がマイナー契約をしている「アリゾナ・ダイヤモンドバックス」は、シーズン開幕当初は絶好調でナショナルリーグ西地区の首位を走っていましたが、その後負けが続いてズルズルと順位が落ち、現在は西地区5チーム中3位となっている状態です。
ベンチ入りしている投手陣の中で、中後悠平のライバルとなる左投げの中継ぎ投手を見てみると3人居ます。
T.Jマクファーランド投手 防御率1.69
ジョージ・デラロサ投手 防御率2.31
アンドリュー・チェイフィン投手 防御率2.89
とかなり好調です。
これでは、誰かが怪我でもしない限り、左の中継ぎ投手枠は空きそうもないですね。
こうなると、昇格のチャンスは9月のベンチ枠が拡大する「セプテンバー・コールアップ」まで待つしか無さそうです。
中後悠平投手には、それまでに首脳陣からの信頼を再びアップさせて、お呼びが掛かるのを待つしかないのでしょうかね。
|
次回の登板は?
ジャクソン・ジェネラルズは、5月8日から、シカゴ・カブス傘下の2Aチーム「テネシー・スモーキーズ」をホームに迎えての5連戦が始まります。
テネシー・スモーキーズとは、今シーズン初対戦ですね。
中後悠平投手もこの5連戦の内の3戦目あたりで登板が有るのではと思われます。
中後悠平投手は、ホームゲームでは防御率2.84と比較的調子が良いので、是非復活の投球をして貰いたいところですね。
と言う事で、今回は中後悠平投手の11度目の登板についてを中心にチェックして見ました。
本日も最後まで読んで頂き有難うございました。