6月24日追記しました。
6月26日追記しました。
6月28日追記しました。
こんにちはnicoです。
昨シーズン終了後に、当時の所属球団の千葉ロッテマリーンズから「戦力外通告」を受けた中後悠平(Yuhei Nakaushiro)投手。
戦力外通告を受けたプロ野球選手の、最後の復活チャンスとなる「12球団合同トライアウト」では全く良いところを見せられずじまいでしたが、運良くBCリーグ・武蔵ヒートベアーズに誘われて入団。
その一部始終が、2004年からTBSテレビ系列で毎年放映され人気を博した番組「プロ野球戦力外通告・クビを宣告された男」の2015年版で取り上げられ、話題となりました。
そしてその番組が、あろう事かアメリカメジャーリーグのスカウトの目に止まり、何と3球団からテストの依頼。
そして見事アリゾナ・ダイヤモンドバックスとマイナー契約を結ぶまでに至り「まさかのアメリカンドリーム」の入り口に立つ事となりました。
「なるへそニュース」では、その後メディアでも全く報じられない中後悠平投手の状況を注視して、度々ブログに取り上げてきましたが、なかなか実戦デビューの話が聞かれませんでした。
そして「やっと」嬉しい話が流れてきました。
完璧なデビュー!
メジャーキャンプ招待選手として、アリゾナ・ダイヤモンドバックスとマイナー契約したにも拘らず、ビザの取得遅れで3月末からの「メジャーキャンプ」参加できなかった中後悠平投手。
その後、ダイヤモンドバックス傘下のマイナーリーグ球団の中でも、最下層のリーグとなる「ルーキーリーグ」である「アリゾナリーグ」に所属する球団「アリゾナリーグ・ダイヤモンドバックス」に配属され、6月からのオンシーズンに向け、地道にキャンプ練習を重ねていました。
ようやく6月に入り、ルーキーリーグも試合が始まりましたが、中後悠平投手の登板は無く、活躍をなかなか聞くことができませんでした。
そんな中、アリゾナ州スコッツデールに位置する、アリゾナ・ダイヤモンドバックスのスプリングキャンプ地となっていた球場施設「ソルト・リバー・フィールズ・アット・トーキング・スティック」に於いて、遂にアメリカ実践デビューとなりました。
デビュー戦となった試合は、アリゾナ現地時間の6月22日午後7時(日本時間の6月23日午前11時:日本との時差16時間)から始まった「AZL D-backs 対 AZL Cubs」の試合で、4番手投手として得点0対5、8回表、2アウト、ランナー2塁の場面からの登板となりました。
8回2アウト2塁、一打追加点となる場面で、いきなり最初のバッターを空振り三振として、ピンチを切り抜けました。
そしてその次の9回で、シングルヒットを1本打たれはしましたが、3つのアウトを《見逃し三振》《空振り三振》《見逃し三振》と、全て三振で奪い、トータルの成績として、1回1/3を打者5人に対して1被安打4三振と言う「完璧」と言って良い内容でのデビュー戦となりました。
9回の裏には、味方チームの攻撃が息を吹き返し、4対5の1点差まで追い付き、もう少しで中後悠平投手の「アメリカ公式戦・初勝利」の期待もかかる所まで行きましたが、残念ながらそこで試合終了となってしまいました。
抑えて当たり前?
完璧に近い実践デビューとなった中後悠平投手ですが、現在所属しているルーキーリーグは、チームメイトも、対戦相手も、それこそ18歳から21,2歳位までの若いルーキーばかりなので、抑えて当たり前と言わないといけないでしょう。
千葉ロッテマリーンズの1軍でプレーし、メジャーを目指してわざわざ海を渡ってきた、27歳の中後悠平投手が、この場所で不甲斐ない成績を挙げていては、メジャーリーガーと言う大きな目標まで辿り着くことは難しいと言えるでしょう。
「和製ランディ・ジョンソン」「千手観音投法」と言われ、メジャーのスカウトからその変則投法に期待されて契約を持ち掛けられた訳ですから、これから数試合を経て、上のリーグへ上がって活躍して行ってもらいたいものですね。
追記:6月22日の好投により、翌日からシングルAの「ケーン・カントリー・クーガーズ」の所属になった様です。
追記2:6月25日の「クリントン・ランバーキングス」戦で、7回2アウトから登板し、8回まで1回1/3を打者5人、ノーヒット1四球3奪三振とほぼ完璧に抑えました!
これでまた、上のクラスに上がれそうですね!
次の昇格があったら、またおしらせします。
追記3:6月26日のカンザスシティ・ロイヤルズ傘下の1A「バーリントン・ビーズ」戦で、8回表、1アウトランナー1塁の場面で登板し、0回2/3を打者4人に対して、1安打 1暴投 1死球 1奪三振でこの回を見事0点に抑えました!
これでまた、昇格ですかね。
メジャーリーガーまでの長い道程
現在マイナーリーグの中でも最下層となる「ルーキーリーグ」に属している中後悠平投手。
メジャーリーグ球団である目標の「アリゾナ・ダイヤモンドバックス」まで辿り着くには、幾つのの球団、幾つのリーグを乗り越えていけば良いのでしょうか。
ダイヤモンドバックスの傘下球団を挙げてみましょう。
アリゾナ・ダイヤモンドバックス〈MLB〉
リノ・エーシズ〈AAA〉
モバイル・ベイベアーズ〈AA〉
バイセリア・ロウハイド〈A Adv.〉
ケーン・カントリー・クーガーズ〈A〉
ヒルズボロ・ポップス〈SS〉
AZL・ダイヤモンドバックス〈ROOK〉
長い道程ですね。
メジャーリーガーになる為には、6段階ステップアップしないといけないんですね。
中後悠平投手の武器である、左サイドハンドからのクロスファイアのストレートと、切れ味鋭いスライダーで実績を残し、着実にメジャーまで階段を上っていって欲しいですね。
そして、遠く日本に残って離れて暮らしている奥様の光(ひかる)さんと、一人息子の颯人(りゅうと)君を早くアメリカに呼べる様になると良いですね。
まとめ
アメリカのマイナーリーグで奮闘中の中後悠平投手が遂に公式戦デビュー。
中後悠平投手の武器は、切れ味鋭いストレートとスライダー。
打者5人に対して1被安打4奪三振と完璧に近い成績。
メジャーリーグに到達する為には、6つの段階をステップアップしなければならない。
着実にステップアップして、安定した収入を獲得し、早く、光さん・颯人くんと家族3人で暮らせる様になると良いですね。
頑張ってくださいね。
「なるへそニュース」は、これからも中後悠平投手に注目していきたいと思います。
という事で、今回はアメリカマイナーリーグで奮闘中、中後悠平投手のアメリカ・マイナーリーグ公式戦での実践デビュー登板についてチェックしてみました。
本日も最後まで読んで頂きありがとうございました。